配慮のしすぎも考え物 - 人吉市の取り組み
熊本県の人吉市にある、くま川鉄道がアニメキャラとコラボ(?)した様です。
問題は成人向けゲームとのコラボ(?)である事です。
熊本県南部の人吉市と湯前町を結ぶくま川鉄道は、2016年10月8日に発売を予定していた「くま川鉄道特別応援切符」の発売が4日、正式に中止となった。…(中略)…似ているとされるのは、デジタルノベルブランドLoseのゲーム「まいてつ」。くま川鉄道と人吉市を舞台にしている。その登場人物「ハチロク」と「れいな」、さらにロゴがそっくりなのだ。…(中略)…「ゲーム会社(Lose)は以前からくま川鉄道の現状を気にかけてくれており、キャラクターを使って応援したいと、無償で協力をしてくれた」
>>「『なぜ』はこちらが聞きたい」...美少女キャラ切符発売中止のくま川鉄道、ショック隠せず 市議会指摘に苦渋判断
人吉市といえば、ハラル認証の取得に力を入れていた自治体ですね。
挑戦をしている自治体でのニュースだけに残念です。
日本は人口減少とあいまって、地方自治体はおろか東京ですら縮小傾向です。
少々毛並みが変わっていても、アレコレ挑戦して人を呼び込まないと首が絞まるはずなのですが、なかなか理解してもらえない様です。
ややこしいのは、著作会社が絡んでおり絵もそっくりなのにも拘らず、コラボでないと主張している点です。
こういった場合、権利侵害には当たらないのでしょうか。
当たらないにせよ、行政として大丈夫なのかも疑問で、将来的に週刊誌とかで叩かれそうです。
また、九州鉄道はOKしていながら、発売直前で中止になったのも問題です。
聖地巡礼で人吉旅行を考えていた人はがっくりですし、公的機関である役所がドタキャンと言うのも頂けないですな。
あまり売れたゲームではないと言う認識ですが、結構巡礼している人も多い様ですし。
ドタキャンが可能なら、もっとドタキャンした方が良い案件が結構ある様な…。
まあ、考え方は色々ありますが、エニックスやスクウェアだって成人向けゲームを作っていた訳ですし、多少はいいと思うのですが、時代の流れなのですかね。
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