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エタノールの燃料電池 - 日産の技術力停滞が露呈

日産がエタノールを使った燃料電池を作るそうです。

日産自動車は6月14日、バイオエタノールで発電した電気で走行する燃料電池システムの技術発表を行った。希少金属や高圧の水素タンクが不要なため既存の燃料電池車よりも低コスト化が可能で、2020年頃の実用化を目指すとしている。
>>日産、エタノール燃料のFCV技術「バッテリーEVの苦手領域をカバー」

日産のバイオエタノール型FCV

Response:日産、バイオエタノールから発電した電気で走行する新燃料電池システムを発表

これは日産のFCVに対する技術的な遅れが露骨に出ている発表だと思います。

そもそも何故FCVが水素やメタンなどを利用しているのでしょうか
いくつか理由はあるでしょうが、一つは食料との競合があるからでしょう。

2007年~2008年頃、原油が高騰した事を背景にガソリンより割安なエタノールに需要が集中しました。
その結果、エタノールの原料であるサトウキビやとうもろこしの価格が高騰しました

さらにとうもろこし等が高値で売れる様になった事から、大豆農家など、別の作物を育てていた人々もとうもろこし等を作る様になってしまいました
この為、エタノールの材料だけでなく、その他の食料品にまで価格高騰が波及してしまったのです。

その後、アラブの春などの抗議デモや暴動が新興国に蔓延する事となります。
この余波はイスラミックステート等のテロ行為にも派生しています。

食料品価格高騰を一因とする各国の抗議運動や暴動

農林水産省:国際的な食料需給をめぐる動向

もちろん、エタノールを使う事がすぐさま世界情勢を不安定化させるとは言いませんが、大きな影響を及ぼ事はまず間違いないでしょう。

またエタノールを使うと、上述の理由から世界の人口や食糧需要次第で燃料価格が振り回される事になり、ガソリンの二の舞になります。
水素だと、食べられないのである程度安定するでしょうが、エタノールはそうは行きません。

テロの助長をした挙句燃料価格が安定しないのでは、使う意味がありません
各社がエタノールを使わない理由の一つはここにあるのではないでしょうか。

そして、日産がこれを進めるのは技術力の遅れを叫んでいる様にしか見えません。
これだと、開発しない方が世の為人の為になってしまいます。
遅れてはいても、水素系の燃料電池の開発に注力するか、撤退をすべきだと考えます。

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