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2016年8月

京都市がFCVをレンタル

半年程前に、京都市が市民に向けてFCVをカーシェアしていましたが、モニター期間が終わったらしく、今度はレンタカーとして一般に貸し出す様です。

京都市は昨年、4人乗りFCV(燃料電池車)のトヨタ・ミライを3台導入しました。…(中略)…同市は今回、水素エネルギーの更なる普及拡大に向け,「タイムズ」と共同で全国初となるFCVを活用した本格的な有料カーシェアリング事業をスタートさせました。
>>京都市がFCV・ミライを活用したカーシェアリング事業をスタート!

京都市のFCVレンタカー 京都のFCVレンタル料金

京都市:燃料電池自動車「ミライ」を活用した有料カーシェアリング事業について

時が経つにつれてFCVも少しずつ普及している様です。
相変わらず個人の手元には届きませんが・・・。

豊田市のふるさと納税でもMIRAIに乗れましたが、あの時は実質半日位しか乗れませんでした。
それと比べると丸一日使えるこちらのサービスはうれしいです
平日しか使えないそうですが、機会を見つけて生きたいですな。

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銀行外しが着々と進む① - 債権補償の充実化

その昔、本ブログにて信用創造についての記事を書きました。
そこでの主張としては、経済危機時において「銀行を救う必要はない」と言う事でした。

理経済:何故銀行を救うのか?④ - 銀行なんて放っておけ

最近の新サービスを見ていると、これを後押しする様なものがしばしば見られる様になりました。

企業格付け会社のリスクモンスターは取引先企業が倒産した際の焦げ付きを補償するサービスを29日に始める。月1万円の利用料で、倒産企業の格付けに応じて最大500万円を支払う。格付け会社による同様のサービスは珍しいという。3年以内に1千社の利用を目指す。
>>リスクモンスター、取引先の倒産時の焦げ付き補償

債権保全サービス「Secured Monster」のスキーム

リスクモンスター:Secured Monster

格付会社以外では時々ありますが、裏で格付もセットで行ってくれるのは良いですね。
A格から遠いほど補償額が小さくなる為、補償金の期待値はコントロールされている様ですが、使い方次第でメリットがありそうです。
個々の会社同士の掛けや手形決済が増えそうです。

さて、こういったサービスが流行ってくると困るのが銀行です。
彼らは貸付により信用創造を行っているわけで、経済的に重要な位置にある事から守られています。

しかし、個々の企業間で掛取引等が活発化し、さらに電子化が進んで、特定の場所で差額決済をされ出したら、銀行の地位は相対的に低下します
直にどうにかなるというわけではないでしょうが、影響力の低下は避けられないでしょう。
経済危機の際に救済もされる確率も低下します。

電子化によるコストカットも手伝って、リスクモンスターの様な補償する側は薄利多売でもやっていける様になりますし、今後の新規参入も多くなるでしょう。
銀行への逆風は早々収まりそうにありません。

尤も、このサービスにしても、補償を行う会社の後ろには保険会社や銀行が付いているはずです。

昨今では低金利化のあおりで貸出等の間接金融からの利益が減ってしまい、格付の低い社債や証券化商品がかなり売れています。
保険や信金はもとより、当の銀行までも債券等直接金融に傾倒しています。

見方にもよりますが、自分で自分の首を絞めている様に思います。
低金利が続く限りこの構造は変わらないでしょう。

続く…

理経済:銀行外しが着々と進む② - 証券化ビジネスのネット化

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飲酒は程ほどに - アルコールに適量なし

海外ではアルコールには「適量がある」という考え方について、疑問符が付いている様です。

英当局は今年1月、適量のアルコール摂取は心臓に良い可能性があるとしてきた20年来の指針をトーンダウンさせた。健康面への利点は従来考えられていたものより少なく、むしろ特定のがんの発症リスクを高めるとする新たなガイドラインを発表した。英政府の主席医務官サリー・デイビス氏はテレビのインタビューで、「飲酒に安全な量というものはない」と述べた。
>>アルコールに「適量」なし-崩れる健康神話

主要国が推奨する飲酒量(青:男性、紫:女性)
主要国が推奨する1日の飲酒量(青:男性、紫:女性)
1杯=アルコール14g相当

日本の場合は、厚生労働省から1日平均純アルコールで20g以内が推奨されています。
具体的な例で言うとこちら↓の様になります。

アルコール20gの目安量

医療法人社団 こころとからだの元気プラザ:肝臓をいたわるお酒の飲み方
厚生労働省:健康日本21(アルコール)

WSJの図と照らし合わせると、グラス1.4杯分に相当しますから、イタリアと同じ位です。
飲まなければ繰り越せるみたいなので、飲み会の前は控えた方が健康に良いかもしれませんね。

実際の所、あれだけ脳や体に影響があるものですから、そこまで良いものでは無い様に思います。
100%害になるとは思いませんが、少ない位が調度良いのではないでしょうか

なお、世界のアルコール消費量は人口の増加に伴い増加しそうです。

成人1人あたりのアルコール消費量の推計

WHO:Global status report on alcohol and health 2014 PDF

成人一人当たりの消費量は横ばいですが、人口が増えているので全体としては増加しています。
アジアで増えそうなのだとか。

いくら健康に悪いと言っても、そうそう止められない様です。
酒造メーカーにはそこまで逆風ではなさそうです。

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シティバンク・シンガポールの値上げ

皆様お久しぶりです。
体が溶けそうな気温の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今日のネタは情報共有です。

先日連絡が来て驚いたのですが、シティ・シンガポールのネットバンク口座(IPB)の料金が改定されるそうです。
2017年3月31日から残高10万ドル以下の口座に対し、$50の口座管理維持費を取るとのこと。

こちら↓が原文の抜粋。

To ensure that our clients continue to enjoy the benefits of a Citi relationship, we will be revising our monthly account service fee structure next year. This revised monthly account service fee of US$50 will only be charged for accounts with a Total Relationship Balance falling below US$100,000 from March 31, 2017.

日本では馴染みが無いのですが、海外では口座を持つ人に対し維持費を取るのが普通です。
ただし口座維持費が免除される口座残高が決まっており、それ以上の残高があればお金はかかりません。
日本のシティでもありましたね。

私が作った当時は5千ドルだったのですが、いつの頃から1万ドルになり、今度は10万ドルに・・・。
ハードル高くなりすぎでは?
なお、ネットの場合は上記の通りですが、通常の口座はもっとハードルが上がるようです。

Photo

シティバンクインターナショナル・パーソナル・バンク シンガポール

マネロン対策のため、最近ではネットでの口座開設を断っているそうで、小口顧客の締め出しが続いているという印象です。

Blog of FireFOX:Citibank Singapore IPB口座開設

以前は英語、中国語のみの対応でしたが、いつの頃からか日本語に対応するようになりましたし、担当が日本の方だったのでとても有難く重宝していたのですが、維持は難しいかも知れませんね。

資金のお引越しは面倒な上に慎重にやらねばならず、大変なので出来れば避けたいところなのですが、仕方なさそうです(涙)

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