マッハ24で飛ぶ飛行機
超音速旅客機と言えばコンコルドは有名ですが、それを遥かに超える超音速旅客機のコンセプトが提示されました。
工業デザイナーのチャールズ・ボンバルディア氏は、マッハ24で空を飛ぶ超音速旅客機のコンセプトを発表した。地球の真裏を意味する「アンティポード」と名付けられたこの旅客機。10人の乗客を乗せ、英ロンドン―米ニューヨーク間を11分で結ぶという。
>>NY―ロンドン間を11分 夢の超音速旅客機誕生か
IMAGINACTIVE:Antipode : A supersonic business jet
ニューヨーク-ロンドンで11分はすごいですね。
ヒースローの入国審査の方が長い位でしょう。
前に行った時は1時間半待たされましたし…。
ちなみにビジネスとかファーストで行くと、10分で通れるそうです。
マッハ24と言うと、第一宇宙速度となりますから、飛行機と言うよりスペースシャトル的なものと言えます。
人を乗せるより衛星を乗せて、大気圏ぎりぎりで放り出す方が人類に貢献しそうです。
これをデザインしたのはチャールズ・ボンバルディアさんだそうですが、航空機メーカーのボンバルディア創業者の孫なのだとか。
一族で航空機をやっているのですね。
この機体で最も気になるのは動力です。
スクラムジェットエンジンという、大気中の酸素を通りこむ事で、必要最低限の燃料を最大限に活かして速度を保つ仕組みの様です。
以前、スペースプレーンの話でありましたね。
酸素を消費する事から、ロケットと異なり大気圏外には出られません。
日本でも開発していましたが、ジェットが意図せず逆噴射したりして開発が難航していたと記憶しています。
現在も開発は続けている様ですが、細々と言った状態の様です。
他の所にも使えそうな技術なので、国内で作れると良いのですが、完成自体、当分先になりそうです。
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