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シカゴ証券取引所が中国資本に買収される

アメリカのシカゴ証券取引所が、中国の不動産系投資会社「重慶財信」に買収される様です。
重慶財信は国有資産売却の為に設立されたそうで、中国政府とは繋がりがありそうですな。

米国で最も長い歴史を持つシカゴ証券取引所CHXが、中国の投資会社、重慶財信企業集団によって買収される。CHXが発表した。…(中略)…重慶財信企業集団のジョン・ケリン会長は、「CHXの立て直しに全力を注ぐと同時に、将来的にノウハウを中国金融市場の開発に役立て、米投資家が喜ぶような投資のチャンスを提供したい」とコメントしている。
>>米国最古のシカゴ証券取引所、中国投資会社が買収へ

重慶財信は国有資産の民営化に伴い、1990年代に設立された。…(中略)…盧生挙会長は中国企業の米上場を支援したいとの意向を示している。
>>中国の正体不明の企業、シカゴ証取買収で合意-2580兆円市場に登場か

世界四季報:シカゴ証券取引所、中国資本が買収 実現すれば米国初:日本経済新聞

Chicago Stock Exchange

Wikipedia:Chicago Stock Exchange

ちなみにCMEではありません。

この重慶財信ですが、一部の報道によると國興地産と言う、国有不動産を扱う上場企業(多分本土株、コード:000838)の大株主だそうです。
また、元国有と思しき企業の株主としても、屡名前が掲載されている様で、中国政府とは一定の繋がりがあると見てまず間違いないでしょう。

Chongqing Rural Commercial Bank Co., Ltd:FIRST Quart erly Report 2015 PDF
東洋証券:重慶農村商業銀行

狙いとしては、CEOが発言している中国企業の米国上場に加え、人民元での決済を推し進め、元の国際的価値を押し上げたいのだと思います。
CEOの意思と言うより、中国政府の意向が混ざっている様に思います。

AIIBでも人民元の基軸通貨化が狙いとの話が出ていますが、これもそれと同じ線上にある様に思います。
人民元のごり押しも、徐々に強まってきている様です。

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