米国で、恋愛関係の持続性とクレジットスコアの関係について調査が行われました。
やはり世の中カネか…。
FRBの消費者金融部門の他の研究員2人とともにクレジットスコアと恋愛関係の関連性を調べたジェシカ・ヘイズ氏は「クレジットスコアが高い人は決まった恋人がいて、恋人との同居期間も長い傾向が強い」と語る。…(中略)…また、クレジットスコアが同じぐらいの場合にプラス効果が生まれることも分かった。
>>恋愛の持続性はクレジットスコアと関連?
クレジットスコアが低いカップルの方が別れる確率が高い。
横軸:付き合い始めた時のクレジットスコアの平均値。
縦軸:カップルの別れる確率(推定)。青:付き合い始めてから2年、赤:同3~4年、黄:同5~6年
クレジットスコアが高い人は、恋愛関係が破綻する確率が低くなっています。
クレジットスコアとは、要するに信用力で、借金の有無や返済履歴(遅延が無いか等)、年齢や職種、収入等で判断されます。
AllAbout:クレジットスコアを知っていますか?
本来借入の返済能力を見る為の指標のはずなのですが、いつの間にか金持ちや社会的信頼度に置き換わっています。
まあ住宅ローンや自動車ローンに影響しますから、無関係ではないのですが。
日本では、点数としてはありませんが、カードやローンの時に似た様な審査が行われます。
こちらのサイト↓等で、点数として算出できます。
myscore:信用力診断
それらの前提を念頭に置いた上で元のグラフを見ると、信用力のある人程、関係が長続きしています。
記事では「クレジットスコアは信用力と責任の果たし方を示すものになり得る。これが恋愛関係、特に信頼し合える恋人関係につながる」とフォローしていますが、どうなのでしょう。
また、この統計にはスコアに対する時間の概念がありません。
付き合った時はスコアが高いものの、その後色々あって上下した場合、どういう結果になるのかは気になるところ。
格付会社の格付遷移行列みたいなのがあるといいのですが、時間もかかる事なので、難しいですな。
まあ、反論もあるところでしょうが、人間食べていかないといけない訳ですから、自然な選択とも言えます。
口や感情論では何とでも言えますが、言い換えたところで本質は変わらなそうです。
ついでに言えば、男性も女性も人間である事には変わりないわけで、餌を貢ぎたがるオスと、餌をくれないオスの子供は産まないメスの遺伝子が受け継がれています。
この統計結果は動物として当然の帰結とも言えます。
やはりカネか…、う~ん。
スコアが同程度の時に生まれるプラス効果は救いですが、この習性は高々数百年、数千年そこらでは変わらない様です。
ナショナルジオグラフィック:ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷
理経済:「理想の彼氏」はハードルが高い模様
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