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アマゾンのドラえもんBOX - 廃れないフリーミアム

アマゾンがドラえもんとコラボした様です。
通常のダンボールに紛れ、稀にドラえもんの漫画が描かれた「ドラえもんBOX」が送られて来るそうです。

いつものダンボールが、ランダムでドラえもん仕様の箱でお届けされちゃうのだ! 実物を受け取ったところ、何これ素敵!! 最高に可愛いダンボールなのである!…(中略)…この箱は「ドラえもんラッキーBOX」と銘打たれている。Amazonで買い物をした人のなかから、ランダムに送られているようだ。2016年2月23日頃からTwitterで「届いた」という報告があり、最近始まったサプライズであるもよう。
>>Amazonで買い物したら『ドラえもんBOX』で届いた! ドラえもんだらけの箱で荷物が届いたよ!! めちゃめちゃ可愛いぞ~っ!

ドラえもんラッキーBOX1 ドラえもんラッキーBOX2

私も結構アマゾンで買い物をしている筈なのですが、全然来ませんね。
少し羨ましいです。

こういったものを見ていると、アマゾンは本当に話題作りがうまいなと感じます。
商品やサービスの拡張もさる事ながら、口コミによる自社宣伝をしてもらえる様なネタ提供が頻繁に、しかも巧妙に仕掛けていると思います。
全員に送らないのも巧妙で、費用とかではなく狙ってやったのでしょう。

以前も、自動車(本物)ダンボールで運んだ事から、ツイッター等で話題になりました。
あの会社はいつでも規格外ですな。
そういう文化が根付いているのでしょう。

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さて、一見するとこれらはただの話題づくりにも見えますが、経営的にも広告宣伝費の面でかなり有利に働くでしょう。
薄利多売の上に配送料もとられる為、彼らのお財布はいつでもカツカツ。
広告宣伝費を少しでも浮かそうと考えるのは必然です。

理経済:海運業界の不況と新興企業の参入② - アマゾンの参入

車を送ったり、漫画の著作権を払ったとしても、1回あたり精々2、3000万円そこらでしょう。
トヨタやアップルの様に、世界中のテレビでCMを流す事を考えれば明らかに安上がりです。
費用対効果は相当大きいのではないでしょうか。

以前、フリーミアムというビジネス用語がありましたが、まさにそういう戦略です。
あの用語もすぐに廃れてしまいましたが、あるいは取り立てるまでも無い程社会に浸透したからなのかもしれません。

アマゾンはこれからも色々コラボすると思いますが、どんなものが出てくるのか楽しみです。

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