« フリスクの危険な使用法 | トップページ | 私設取引所のIEXが通常の取引所に転換 »

ハイアールがGEの家電部門を買収 - パナソニックを超えて世界企業に

ハイアールと言えば、パナソニックから三洋電機を買収した事で有名な、中国の家電メーカーですが、今度はGE家電部門を買い受ける事になった様です。
これにより、世界市場で5位の大企業になった上、世界的な販売網を手に入れる事となりました

GEは15日、同社の家電事業をハイアールの子会社で上海証券取引所に上場する青島ハイアールに54億ドル(約6318億円)で売却すると発表した。…(中略)…米国の家電市場はこの3年、平均で6.1%という伸び率を確保。安定した市場シェアを持つGE買収によって、ハイアールは米国最大のメーカーの一角を占めることになるだろう
>>中国ハイアール、GE家電買収で世界的メーカーに

ハイアールの市場シェア

日本経済新聞:中国・ハイアール、米GE家電事業を買収 6370億円

パナソニック越えとはすごいですな。
これによりパナソニックのランクは世界第6位に後退しました。

ハイアールの視点で見ると、シェアの拡大による規模効果が得られる事もメリットですが、米国での販売網が得られるのはそれ以上に大きなメリットでしょう。
元々中国内の比率が高かった様ですし、単純に加算とはならないでしょうが、加速がつくと見てまず間違いありません。

また彼らはIOTに力を入れているらしく、日本のコインランドリーも彼らの影響力が強くなっている様です。
なんでも、乾燥機等の空いている時間がわかったり、時間帯別の稼働率がわかったりするのだとか。

ハイアールのIOT

ITpro:ハイアール アジア--洗濯・乾燥機1万2000台をIoT化
ダイアモンド:IoTデータで武装したコインランドリーは 土地活用の有力な選択肢になるか

そのうち、コインランドリーでも時間帯別料金とか設定されそうですね。
インターネットにつながっているのならそういう事も可能でしょうし。
成熟しており、発展の余地がなさそうな業界でしたが、ここに来てまだ上を目指せる様です。
ハイアールは早々に目を付けたと言うわけですね。

一方、株価で見た場合、買収への評価は限定的な模様。
長期軸で見ても、業績の割りに株価は軟調です。

増収増益を達成し、ROEは20%超となっています。
パナソニックの10%を考えると、かなり高い数値と言えます。
しかし、株価は中国(香港)の指数に引き摺られて冴えません。

ハイアールの株価

サーチナファイナンス:海爾電器(01169)

ハイアール株は割安なのか、それとも妥当なラインなのか、今後の米国の売上次第で随分変わってくるでしょう。

今回の買収も、経済紙では高いという声が優勢な感があり、ペイするまでに時間がかかりそうですから、株価も気長に待たないと実りはなさそうです。
5年位持つ気があるのなら随分儲けさせてくれそうなのですが。

|

« フリスクの危険な使用法 | トップページ | 私設取引所のIEXが通常の取引所に転換 »

企業」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528305/63082470

この記事へのトラックバック一覧です: ハイアールがGEの家電部門を買収 - パナソニックを超えて世界企業に:

« フリスクの危険な使用法 | トップページ | 私設取引所のIEXが通常の取引所に転換 »