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LGが丸められるディスプレイの商品化に成功 - 丸まるディスプレイの活用法

韓国LG電子が、丸められる有機ELディスプレイの開発に成功した様です。
今度行われるディスプレイの展示会で展示を出来る程、完成した物だそうです。

The Vergeは3日(現地時間)、米国で間もなく開幕を迎える「CES 2016」において、韓国LGが紙のように丸められる18インチ有機ELディスプレイを展示すると報じています。同様のコンセプトを採用する試作品のデモ展示は昨年にも行われていましたが、今回はより完成版に近い製品が展示されることになる模様です。
>>LG、丸められる18インチ有機ELディスプレイを展示へ ―CES 2016

丸まる有機ELディスプレイ

動画で見るとそのしなやかさに驚きます。
激しく丸めたり伸ばしたりする事には、まだ耐えられないのでしょうが、これだけ曲げられれば十分です。

問題は、曲がる事でどんなメリットがあるのかという需要側の話ですが、これは売り方や使い方の工夫でかなりあると思います。
一般的には「臨場感のあるテレビが作れる」という話だけですが、私はもっと可能性があると考えています。

一つ目は携帯電話。
約10年前にノキアが見せた、折りたたんだり柄を好きに変えたりできる、未来の携帯電話の完成に近づく事となります。

理経済:LG電子が時計型携帯を発表

ノキアは競争に負けて、携帯事業から撤退してしまいましたが、彼らの夢や予想は決して誤りではありませんでした。
実物はここ数年で見る事が出来そうです。

もう一つは自動車。
ディスプレイとして模様を映し出せるのであれば、自動車全体を覆う様なディスプレイを作れば、自動車の模様や色を好きな時に好きな様に変える事ができます

今まではディスプレイの発光を維持する為の、大量の電力を確保できなかったので、特に動力面で実現は難しかったでしょうが、ここは燃料電池でカバーできるでしょう
1枚のディスプレイで覆えない場合は、複数枚をつなげ、画像処理で継目がなくなる様にすれば擬似的に対処可能でしょう。

燃費は下がりますが、今日は赤がいいかなとか、暑いから青系で川の流れをイメージした柄にしようとか、運転手の好きに変えられるのは結構魅力だと思います
電源がオフの時は黒い自動車に見えると、映していない時の不自然さも消えます。

画面が内側に向いていれば、中も外も気分次第というのも良いですね。
速度があがると色が変わるとか、音楽に合わせて変わるとか、応用範囲も広そうです。

問題としては耐久性がどの程度なのかという事や、公然わいせつとか逃走用とか犯罪に使われる可能性があると言う事でしょうか。
耐久性はコーティングで対処できそうな気もしますが、どうなのでしょう。

とはいえ、実現できれば需要創出に繋げられるでしょう。
価格競争の激しいディスプレイ市場とは一線を隔した高付加価値商品が作れそうです。
今後が楽しみですな。

そして、LGの対抗馬だったソニーは有機ELから撤退してしまいましたが、日本勢はこの分野で巻き返せるのか心配になります。

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