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インドのトイレ事情 - トイレ市場のポテンシャル

タイトルからもわかるとおり、本日の投稿については、お食事中の方は見ない方がいいかもしれません。
その昔、ウォシュレットのCMを食事時に流して相当批判されたみたいですし、事前に断っておきます。

さて本題に入ります。
リセッションが叫ばれている昨今ですが、新興国のトイレ事情は逼迫している様です。
特にインドは、約8億人が自宅にトイレがないとか。

自宅にトイレのないインド人7億7400万人が一つのトイレの列に並べば、その長さは地球から月への距離に等しいか、それ以上になるかもしれない。これは19日の「世界トイレの日」を記念して同日に発表されたリポート「これは冗談ではない:世界のトイレ事情2015(It’s No Joke: The State of the World’s Toilets 2015)」が示したものだ。
>>トイレのないインド人、列の長さは月にまで

自宅にトイレのない人口が多い国の比較

WaterAid:It's No Joke: The State of the World's Toilets 2015

私も、前に中国に行った時、トイレがなくて非常に困った記憶があります。
(※私のハンドルネーム「よくおなかが なる」は、お腹を下しやすいというところから来ています。色々ごめんなさい)

ランキング上位を見てみると、人口の多い国か暑い国が多い気がします。
風化が早いからでしょうか。
また、上位10ヶ国だけで17億人、つまり世界人口の約25%が自宅にトイレを持たない計算になります。

インドのトイレ事情は旅行者の間でも汚い事で有名だそうですが、そもそもトイレがないんですね。
病原菌の温床となる為、決して良い事ではありません。

一方で、こうなる理由としては、文化や慣習的な部分が大きいらしく、お金がないわけではない様です。

なんでも、「トイレを持たない多くの世帯がオートバイやカラーテレビを保有していることが判明した」のだとか。
携帯電話の保有台数も既に9億台近いですから、トイレの普及率より携帯の普及率の方が高い計算です。

携帯電話加入者数及び普及率(2009-2013年)

総務省:世界情報通信事情 インド
WSJ:インドの「野外排便パトロール」、見せしめ写真掲示も

さて、ここまでで話が終わってしまうと、インドは汚いみたいな話で終わってしまうのですが、注目すべきはトイレ市場のポテンシャルです。
世界のトイレの市場規模はなんと10兆円(2012年時点)

トイレの市場規模

左)世界のトイレ売上高(単位:100億ドル)
右)2012年売上高を基準にした世界の上位トイレメーカー(単位:10億ドル)

WSJ:復活遂げる「米国製」トイレ、TOTOやLIXILも北米生産強化

太陽光発電の市場規模(約7兆円)より大きい状況です。
人間の根幹に関わる部分の為か、スケールが大きいですね。
自宅にトイレがない人が、上位10ヶ国だけで17億人である事を踏まえれば、トイレ市場の潜在的なポテンシャルは25~30兆円位はあるでしょう。

しかも、世界一のTOTOでさえ売上が2000億円程度である事を考えると、トイレ市場は寡占が進んでおらず、新規参入が容易な分野となります。
法規制も、どちらかと言えば技術力を要する規制ですから、日本勢の得意とする所であり、チャンスがあります。

日経トレンディネット:水消費量が半減! 続々登場する節水型トイレの実力を問う

トイレは水インフラとセットなので、その辺はフォローが必要かも知れませんが、逆転劇も他業界と比べると起こり易そうです。
トイレ市場、特に新興国のメーカーの動向は、意外と注目ですな。

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