触媒の高耐久化に成功
また九州大学が燃料電池の改良技術を開発したそうです。
毎週の様に新しい技術が生まれるあたり、日進月歩という言葉が良くあいます。
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)の研究グループは、低温加湿下で発電する固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)の電極触媒の作製法を工夫することで、耐久性の飛躍的な向上に成功したと発表した。…(中略)…市販の触媒を用いた場合では起電力が5000サイクル程度で半減するのに対し、開発した電極では120倍となる60万サイクル後でもほとんど起電力の減少が見られなかったという。
>>燃料電池の耐久性を120倍に、実用化が近づく触媒技術
九州大学:固体高分子燃料電池の飛躍的な超高耐久性実現-「不死身化」に向けて-
理経済:九州大学が白金の代替触媒を開発
触媒はFCVの高コストの原因な様で、コスト低減の為の技術開発が進んでいます。
120倍もの耐久度があるのでしたら、車自体の寿命にも繋がり、FCVの低コスト化だけでなく、中古車市場の活性化にも貢献しそうです。
中古車市場の活性化、すなわち流動性の向上は、新車の実質的価値も高まりますから、市場全体にも好影響でしょう。
エネファームの様な自宅用発電機にも応用がききそうです。
FCVの次のモデルが出る頃には、もっとお手軽に、お安く購入出来る事に期待が高まりますな。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 記憶と運動の関係についての疑問② - 運動は記憶に良いのか悪いのか(2016.03.23)
- 記憶と運動の関係についての疑問① - 海馬と大脳皮質(2016.03.15)
- 触媒の高耐久化に成功(2015.11.27)
- 二項分布の利用法② - 確率分布に分散投資(2015.11.12)
- 九州大学が白金の代替触媒を開発(2015.11.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント