東証の新システムが稼動
本日から東証で新システムが稼動するそうです。
現在の処理速度を2倍に高めており、アローヘッドが導入された2010年のそれに比べ4倍の速度と、シャアザクもビックリの性能アップです。
東京証券取引所が24日、現物株の売買システム「アローヘッド」を5年ぶりに更新する。株式の超高速取引が台頭し、注文件数が急増しているためだ。1日あたりの処理能力を2倍に高め、注文を受け付ける時間も半分以下に縮める。
>>東証、注文処理スピード2倍へ 超高速取引の急増に対応
さて、処理件数が多くなるのはいいのですが、東証、というか日本の金融規制当局は個人投資家に厳しいので、このシステムが完成したといっても恩恵はなさそうです。
国内機関投資家の売買代金シェアは細ってますから、メリットが大きいのは外国人投資家でしょう。
野村資本市場研究所:東証部門別売買代金シェアの推移 PDF
理経済:個人に厳しい日本市場
処理スピードを上げ、海外市場に追いつきたいのでしょうが、そこだけ上げてもあまり意味がないのですが、その辺りはどう考えているのでしょう?
日本市場がイマイチなのは、どちらかというと成長期待が乏しいからな訳で、インフラが重要となるステージではないはずなのですが、そこを何とかしないと進展はなさそうです。
| 固定リンク
「投資」カテゴリの記事
- ミセス・メアリーの誕生か?(2016.10.04)
- 最近注目の指数(2016.09.23)
- 日本の起業環境の悪さはVCにも一因があるのかも(2016.09.01)
- シティバンク・シンガポールの値上げ(2016.08.26)
- 水素ステーションの保険が登場(2016.02.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント