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米国の社債は企業が買い手

米国社債市場で、ちょっとした構造変化が起きている様です。
現金を余らせた企業が、他社の社債を買っています。

投資利益率の改善を目指す米企業が、投資先として新たに他社の債券を選好し、持ち高を増やしつつある。…(中略)…投資ソフト会社クリアウォーター・アナリティクスによると、米企業の保有現金は8月、半分以上が投資適格級の社債に投じられ、過去最高を記録した。
>>米社債市場、企業が最大の買い手に

現金に対する社債保有比率

アップルの場合、全現金・現金同等物に対して約50%が社債となっています。
金額にして10兆円超となっており、投資先に苦慮している事がわかります。
本来企業は、事業によってより高い利益を得ることを命題としているはずなのですが、よほど投資先がないのでしょう。

投資家視点で言えば、自分達のお金を事業ではなく社債に投資するのであれば、自分達で社債に投資すれば良いわけで、態々企業を中継する必要はありません。

米企業は投資家の目が厳しい為か、その辺りをよく理解しているはずなのですが、それらがこの状態という事は余程の状態なのでしょう。
あまり良い状態とは言えませんね。
あるいは次の不況が近いと踏んでいるのか…。

ちなみに日本の一般企業ではまだこの様な傾向は見られません。
ただ、日銀の現金ばら撒き政策によって、投資先が細っている銀行勢(特に地銀)は社債に群っている様です。

これはこれで良い状態ではないのですが、日本の場合(スチュワードシップコードとかありますが)相変わらずサラリーマン投資なので、経済危機が来るまで現状は変わらないでしょう。
気付いた時には手遅れになってそうですが。
いい加減、隣りに迎合する投資姿勢は何とかならないものなのでしょうか。

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