欧州車の攻勢① - 不可解なCM増
最近欧州車のCMをやたらと見ます。
VOLVOも回数が増えた様な気がしますし、ジャガーのCMも見ました。
統計が無いのでわからないのですが、前からこんなにやっていたでしょうか?
また、新車の発表会も活発な様で、今日も今日とて新型PHVの発表が行われています。
ドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン」と「BMW」がそれぞれ、家庭用電源で充電可能なプラグイン・ハイブリッドカーを発表しました。
>>VWとBMW、それぞれハイブリッド車発表 競争激化へ
順当に考えると、この様な日本への攻勢は不自然です。
少し考えただけで下記の様なマイナス要因がザクザク出てきます。
- 人口減少・経済低迷による需要減
- 過疎化と都市への人口集中により電車などに交通手段がシフト
- カーシェアなどの保有意欲の低減
- 円安でも人件費が高めなので、日本での生産が困難。利益率も下がりやすい
経済や人口の地盤沈下は致命的で、自動車に限らずすべての購買力を押し下げています。
自動車会社の予想を見ると、日本市場については若干下落、世界的な購買車数のシェアは低下と見ている様です。
BMW GROUP:INVESTOR PRESENTATION 2015 PDF
自動車野郎の独り言:高級車ビジネス~中国市場で雌雄決す
BMWの予測によれば、日本は現時点と比べ2020年時点で1%減少との事です。
世界中が増えているのに日本だけ減少って…。
尤も、個人的には少し甘い予測な気もしています。
人口が1割減なのに車だけ1%減というのは甘めの予想に思えます。
まあ2桁減にはならないとは思いますが、5%減程度はありそうです。
いずれにせよ明るい話ではありません。
また若者に支持をされたのか、カーシェアも絶賛普及中。
いつの間にはドイツやアメリカを超え、さらに伸びも加速している様です。
交通エコロジー・モビリティ財団:わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移
ドイツではBMWがカーシェアを推していたはずなのですが、あまり普及していないんですね。
会員数も倍々とはいかないものの、急激な伸びを示しています。
時代は確実に所有から共有の時代に移っています。
この様に、少し考えただけでデメリットがボロボロ出てきます。
マーケティングも北米にシフトしているみたいですし、日本で盛んにプロモーションをする理由が今一つわかりません。
なぜこれ程力を入れて宣伝するのでしょうか?
長くなったので続く…
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