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次の景気後退はいつ? - ジム・ロジャーズの見立

世界三大投資家ジム・ロジャーズが、現代ビジネスのインタビューに答えています。
彼の見立では、次の景気後退入りは2016年、17年辺りだとの事です。

建国以来の歴史を振り返ってみると、アメリカ経済は4~7年おきに減速している。それが現在、リーマン・ショックから6年以上も拡大を続けています。つまり次の経済後退は、この数年のうちに起こるだろうということです。…(中略)2016年か'17年には、アメリカに何かしらの経済的な危機が起こると予測されます。そしてアメリカに訪れた危機が、世界第2位の経済大国にのし上がった中国を巻き込んでいくことは間違いありません。
>>投資の神様ジム・ロジャーズ「日経平均は3万円まで上がる。私も日本株を買い増したばかりだ。ただし…」

ロジャーズ氏の予想もそうですが、個人的にも経済は10年を区切りに流転している様に思えます。

1988年はバブルの頂点ですし、1999年はITバブル、2008年頃は米国の不動産市場に引きずられて好景気でした。
経済なのできっちり10年ではありませんが、概ねこの程度の期間で動いていると考えています。
2008年にリーマンショックがありましたから、次の不況局面は2017、8年位でしょうか

この様な景気循環の波はいくつか提唱されており、10年1サイクルのものをジュグラー・サイクル(ジュグラー循環)と言われています。

景気循環

嶋中雄二の月例景気報告:2017年まで続く、日本経済の「シルバー・サイクル」 PDF
金融大学:ジュグラーの波/ジュグラー循環

日銀や日本政府の緩和もかなり限界に近付いていますから、本当に世界的不況が来たら、まず耐えられないでしょう。
アメリカも利上げをしているでしょうが、精々2、3%程度でしょうから、リーマンショック前は5%超の金利があったので色々出来ましたが、さて今回はどうなるのでしょうか。

過去の政策金利の推移

AFPBB:【図解】米FRB、欧州主要中銀の政策金利の推移

まあ、所詮はアノマリーなのです、実際にどうなるのかはよくわかりません。
私は怪しいと思っているのでアレコレ模索していますが、最終的には個人の裁量ですな。

ちなみにこの記事は他の内容もおもしろいので、是非ご一読あれ。

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