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ジム・ロジャーズの見方 - ギリシャは余興

世界三大投資家の一人、ジム・ロジャーズが市場について語っています。

ジョージ・ソロス氏とクォンタム・ファンドを共同設立し、オートバイで世界を旅した体験記に投資的な視点を加味されたベストセラー「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」を著したロジャーズ氏。最近インタビューに応じ、世界の金融市場などについて語った。…(中略)(国債市場は)バブル状態かどうかはいずれ判明するが、おそらくその状態にある。…(中略)ギリシャは余興に過ぎないが、政治家たちが過ちを犯し続けているので、メーンの出し物にもなり得る。…(中略)…そうした国々にとって株式相場を押し上げる手段は増刷した紙幣しかない。次回の金融危機はわれわれ全員にとってかなり苛酷なものになるだろう。
>>J・ロジャーズ氏が不人気な資産を買っている理由

ジム・ロジャーズ

この投稿では紹介しきれない程示唆に富んだ記事なので、是非本文を見ていただきたいのですが、彼の懸念は各国の債務残高が積み上がっているにも関わらず、中央銀行による通貨の印刷で凌いでおり、しかもそれが常態化している事にある様です。

また、世間で注目されているギリシャ問題ですが、彼は「余興」としています。
私もそう思います。

最も悪影響を与える問題は、本当にどうにもならなくなるまで問題視されないものです。
ギリシャのデフォルト問題は話題にはなっていますが、最初にIMFや欧州の銀行勢がお金を出してしまった時点で、足払い的な支援打ち切りはまずなくなります。

突然打ち切ったら銀行陣はみな突然の損金計上をしないといけなくなります。
損失がどの様に波及するか不透明になり、市場の混乱はギリシャ以上になるでしょう。
政治家も企業家もその事はわかっていますから、兎に角問題を引き伸ばし、軟着陸できるよう時間をかけて処理しようとするわけです。

最初の段階で甘い事を言わずにさっさとデフォルトさせ、火の粉が飛んで来た所にお金を入れればいいのですが、最初にやり方を誤ってしまった時点でこの問題は、大筋が決まってしまいました。
AIGもGMも東電も長銀も、毎回先延ばしと軟着陸をさせようとして、同じミスをしているように思います。

皆が注目している以上、話題の中心にはなっても、本質的な問題にはならないのです。
むしろ、この問題に目が行ってしまい、もっと重要な事が抜け落ちているのではないかと危惧しています

ちなみに、彼が投資しているのは日中露だそうです。
これは彼が結構前から話していたと記憶しています。
皆さんも動きを見てみてはいかがでしょうか。
特にロシアは為替の関係もあってかなり下げていますから、ファンダメンタル重視の人にはいいかもしれませんね。

余談ですが、私がロシアの個別株で気になっているのは、資源株でかつロシア最大級の企業であるガスプロムです。
ロンドン上場の為売買し難い事に加え、あまり割安感が無いのでパスしていますが、注目株です。

ガスプロムGDR

London Stock Exchange:OGZDOAO GAZPROMLEVEL 1 ADS (REPR 2 ORD)

ガスプロムはシンガポールでも上場しています。
売買高はどうなんですかね。

ロイター:Gazprom OAO (JSCG.SI) (Stock Exchange of Singapore)

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