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京都大学が水素生成触媒の開発に成功

京都大学で、メタノールから水素を高効率で生成出来る触媒を発明したそうです。

京都大学大学院人間・環境学研究科の藤田健一教授と山口良平名誉教授らの研究グループは有機溶媒を使わず、従来手法に比べ低温の約88度Cでメタノール水溶液から水素を生成する触媒を開発した。研究グループが以前開発した「イリジウム錯体触媒」に水酸化ナトリウムを加えてアルカリ性にし、触媒活性を高めた。
>>京大、低温88℃でメタノール水溶液から水素を生成する触媒開発-有機溶媒使わず

メタノールと言うと、日本だとメタンハイドレートが真っ先に思いつきますが、こちらは技術的に暫く無理そうです。
ゴミ山からも出来たりしますが、こちらも量が足りないでしょう。

ゴミは宝だ:燃えるゴミからメタノールを作る

※このサイト、2002年に書かれています。
分っている人はずっと前から分っているんですね。

工業的に考えれば天然ガスからの生成が無難でしょう。
大量に作ることも可能ですし。
BPがBGを買収したのも、将来的にこういう話が出てくると思ったからかもしれませんね。

メタノールの生成

Web版 化学プロセス集成:メタノールプロセス

この触媒もこういった生成法に応用できると、かなり便利そうです。

また、水素は他の化石燃料からも生成できるので、似た様な触媒が他でも見つかるかもしれません
メカニズムの詳細な解析に期待です。

水素製造法

JX日鉱日石エネルギー:第8節 水素製造とガス化

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