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弁護士の就職難が報道されているが・・・

若手弁護士就職難について、日経が再度報道しています。

弁護士の就職難が続くなか、政府の有識者会議は司法試験の合格者数を「年1500人以上」と従来から半減する案をまとめた。背景にあるのが弁護士の働く場の不足や待遇悪化だ。ある新人弁護士は小さな法律事務所に職を得たが、不可解な勤務条件などに疑問を感じ早々に退職。奨学金の返済などを抱えたまま無職状態に陥り「1500人でもまだ多い」とこぼす。
>>新人弁護士、かすむ未来 事務所入っても少ない仕事

Schulze BLOG:新人弁護士、かすむ未来 事務所入っても少ない仕事(日本経済新聞)
武本夕香子:弁護士の就職難って「都市伝説」?!

弁護士過剰問題は2011年頃からじわじわと浸透して来ましたが、まだまだ高所得者のイメージがあり、浸透はしていない様です。
この手の問題は報道されるよりもずっと前から問題の芽が出ているのですが、意外と気付かない様です。
後手後手なのは相変わらずですな。

こういっては何ですが、"普通の"弁護案件は日に日にパイが少なくなっており、全体としては斜陽産業です。
パイが減っているのに、上の人達がおいしい所を押さえてしまっている為、若手にはあまり回ってこないという構図です。

こちら↓は新規に発生した裁判件数の推移で、過去に掲載したものと新規のものを並べています。
なお、統計の関係で若干数値の食い違いが概ね一致しています。

基本的には右肩下がりと見てお分かりでしょう。
2003年をピークに減少傾向となっており、ブランドに反して斜陽なのです。

全新受事件の最近5年間の推移 【全裁判所】 裁判件数の推移(2007~2013)

理経済:弁護士も大変そう - 電車の広告を見て
理経済:弁護士も大変そう② - 時代の逆風
理経済:弁護士も大変そう③ - 少子高齢化と法曹
裁判所:司法統計

新規の裁判件数は2004年に600万件近くの新規案件があったのに、今では361万件と、この10年で4割も減少しています。
増えているのは家事事件だけ。
おそらく相続や年金がらみでしょう。

データを見ればパイの減少は明らか。
弁護士なら安定と言うのも、最早幻想になっていると言う事です。

longlowの日記:司法統計から見る新受の訴訟件数の推移

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