正義のハッカーの育成
政府が「正義のハッカー」を雇うそうです。
今後のITセキュリティ強化に力を入れるのでしょうか。
政府は、サイバー攻撃対策の一環で、2015年度からコンピューターや通信ネットワークに関して高度な技術を持つ専門家、いわゆる「正義のハッカー(ホワイトハットハッカー)」を登用する。初年度は民間から数人を公募で採用し、段階的に10人程度に増やす方針だ。
>>「正義のハッカー」登用へ=サイバー攻撃対策強化-政府
NAVERまとめ:悪者だけじゃない、みんなが知らない「正義のハッカー」
日本でのホワイトハッカーの地位は極めて低く、また日本の情報セキュリティレベルの低さは世界的に見ても笑いもの状態です。
ホットな話題は年金の個人情報流出ですが、このレベルはまだかわいいものです。
2007年には国防に関わるイージスシステムが流出した事件がありましたね。
イージスシステムはイージス艦に搭載されている防衛システムで、アメリカから貸与された軍事機密です。
アメリカ政府も、水面下では穏やかでしたが、本音では相当頭にきていたみたいで、日本に重要なシステム情報は渡さなくなったなんて話もチラホラ聞きます。
これでは笑われても仕方ありません。
【日本再生への道】藤沢一郎:イージス艦情報漏えい_初公判_情報セキュリティ_全く弱し_素人考
岸田徹:イージス艦情報漏洩事件
また、最近のウィルスの感染経路として、普通のホームページがあるそうです。
例えば普通の企業のホームページのセキュリティホールを見つけ、ウィルスをばら撒くページに改ざんしてしまうんだとか。
企業のホームページの管理に、ITの専門家を置いていないのが普通でしょうから、結構穴だらけなんだとか。
親切な専門家が穴を見つけて、その企業に教えてあげたりするそうですが、無視されることが多いそうです。
その情報を悪い人に売られたらどうするんですかね。
やさしいハッカーばかりで良かったですな。
まあ、痛い目見ないとわからないのが世の常なのでしょうが。
あまりに酷い状況なので国の組織であるIPAが仲介して、ホワイトハッカーからの通報をもとに企業へ通知を行っているそうです。
ちなみに、報告してくれた人は、こんな↓感じで名前を載せてもらえます(非掲載も選択可)。
IPA:JVN#98447310
IPA:脆弱性関連情報の届出
この様に、ホワイトハッカーが注目されるのは、とても良い事だと思います。
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