BPが石油類の統計を発表 - 中南米の台頭
BPが石油の統計を発表しています。
なんでも、米国が生産国首位に躍り出たそうです。
原油の需要構造も大きく変わっていきそうですね。
米国は昨年、ロシアを抜いて世界最大の石油・天然ガス生産国となった。シェール層開発が世界のエネルギー勢力図に劇的な変化をもたらした状況を浮き彫りにした。 英石油会社BP が10日発表した世界のエネルギーに関する報告によると、米国の石油生産は昨年に過去最高となり、日量160万バレル増えた。ガス生産も増え、石油とガスを合わせてロシアを追い抜いた。
>>米国、ロシア抜き世界最大の石油・天然ガス生産国に-BP報告
アメリカやシェールガスの動向にも注目ですが、もとの資料を見てみると、他にも色々面白い事がわかります。
また、石油だけでなく天然ガスや石炭についても結構書いてあるので、興味深いです。
BP:BP Statistical Review of World Energy June 2015 PDF
BP:Statistical Review of World Energy 2015
石油の生産量を見ると、現在こんな↓感じになっています。
1994年から比べてみると、中東の生産比が低下しており、逆に中南米やアフリカが伸びています。
特に中南米ですね。
巨大油田も大量に発見されていますから、その辺りが聞いているのでしょう。
また、原油の輸出入についてはこんな↓感じ。
日本の石油輸入の多くが中東であることがわかります
また、米国は中南米や中東から石油を輸入していますが、国内での生産量が増えてくれば、この流れも変わってくるでしょう。
国際政治も動きそうですな。
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