会社を辞める理由 - 日本と海外
監査法人のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が、各国にて会社を辞める理由を調査しました。
全体として賃金など一般的な理由に加えチームワークや在宅勤務について指摘をしています。
調査は米国、ブラジル、メキシコ、英国、ドイツ、イタリア、中国、日本の世界経済上位8カ国で、フルタイムの従業員9700人を対象に監査法人のEYが実施した。その結果、会社をやめる理由として給料や昇進のほか、チームワークが尊重されない(71%)、在宅勤務などの柔軟な働き方や勤務時間を上司が認めない(65%)、職場に柔軟な働き方を認めない雰囲気がある(67%)、泊まりがけの出張が多過ぎる(62%)などの回答も多数を占めた。
>>会社をやめたくなる理由、筆頭は?
これは日本も含まれていますが、欧米の影響力が大きいと思われる内容ですし、フルタイム限定なので労働者全般に言えることではありませんが、興味深いですね。
在宅勤務は日本ではあまりないので、統計には反映されなそうです。
また、海外だと休みや長期連休を取り易いイメージもあるのですが、柔軟な働き方を認めない雰囲気というものはやはりあるんですね。
さて、これらは海外がメインの統計ですが、日本にもいくつか統計があります。
まずは厚生労働省の統計です。
グラフは取り合えず正規労働者を続けている男女の値をグラフ化しています。
より詳細な情報はリンクのサイトでご確認ください。
給料や労働時間だけでなく、事業や経営方針についても挙がっています。
EYの統計でこの部分が記載されていないようですが、海外では経営に不満があれば辞めるというのが、ある種の常識なのでしょうか。
また、こちらは転職サイトのヴォーカーズの統計で、社会人になって間もない方々を対象としています。
統計の詳細にもよるでしょうが、キャリアや拘束時間が上位に有ることも特徴な一方、そもそも不満をあまり発していないというのも特徴です。
国は違えど、考えている事は概ね似ているようですが、海外勢の方がチームワークであるとか働き方であるとかの理由を挙げているところを見ると、過程より結果に重みを置いているという事なのかもしれません。
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