ファーストカジュアルが面白そう
米国ではファストカジュアルという外食分野が流行っているそうです。
日本にも2010年頃からジリジリと波が来ているものの、まだシェアは小さ目な様ですが、今後の伸びが見込めそうな分野です。
コンサルティング会社の米ブランド・キーズが7月と8月に米国の消費者3000人を対象に実施した調査から、あらゆる年代層の人がファストフード店からファストカジュアル店に乗り換えていることが明らかになった。この調査は、ベビーブーマー(おおむね1946年から50年代生まれ)、ジェネレーションX(60年代から70年代生まれ)、ミレニアル世代(80年代から2000年代生まれ)の、それぞれ1000人を対象とした。乗り換えの理由はさまざまで、家計に余裕のあるベビーブーマーは健康と「食の品質」を重視。ジェネレーションXは、ベーカリーカフェのパネラ・ブレッドなどファストカジュアル店が今やスピーディーなサービスを提供できていると感じている。
>>マクドナルドのジレンマ、全年代の客足がファストカジュアルへ
各世代の人気について、ファーストフード組が落ち込む中、ファストカジュアル組が伸びています。
特にミレニアム世代と言われる米国の若年層の人気が大幅に伸びています。
曰く「おいしくて健康的で、よりカスタマイズされている」だそうです。
そもそもFastCasualとは何かという事ですが、ファミレスとファーストフードの中間に位置する飲食店達です。
サブウェイやフレッシュネスバーガーがその代表で、マクドナルドよりは高価格帯ですがファミレスよりは安いお店です。
メニューも野菜が多めでヘルシーな感じ。
日経トレンディネット:“本格×低価格”レストラン「新ファストカジュアル」ついにブレイクか?
日本経営合理化協会:第2号 「業態を探る ~ファストカジュアル編(1)~」
どんな会社があるのかという事で知らべてみたところ、過去のランキングがありました。
チポトル・メキシカン・グリルやパネラブレッド等が有名だそうです。
アメリカで奮闘中、はみ出し女社長のブログ:ファーストカジュアルの躍進止まらない米国外食業界
TECHNOMIC:How the Fastest of the Fast-Casual Chains Sustain Growth
日本には来ていませんが、その内波が来そうですね。
チポドル・メキシカンはかなりおいしそうです。
ちなみにこの2社はNYSE及びNASDAQに上場しているそうです。
まったく知りませんでしたが、チポドル・メキシカンは時価総額2兆円越えの大企業でした。
日本にも来て欲しいものです。
Yahoo! Finance:Chipotle Mexican Grill, Inc. (CMG)
Yahoo! Finance:Panera Bread Company (PNRA)
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コメント
和製ファストカジュアルをお忘れではないでしょうか?
モスバーガーが既に頑張ってますよヽ(´▽`)/
投稿: きゃのん | 2016年6月20日 (月) 19時57分
きゃのんさん
コメントありがとうございます
モスバーガーは、元はアメリカから来た安売バーガーでしたが、
今では「高くても良い物を」に変わって頑張っていますね。
思えばモスが変わったのも、マックがちょい高バーガーから
安値競争に移ったあたりから。
強者に押し出されたものの、
踏ん張る事で逆に良くなることもあるわけですな。
このファストカジュアル組の攻めに打ち勝って、
もっといいものになってくれたらうれしいですね。
投稿: なる | 2016年6月21日 (火) 00時04分