祝日の経済効果① - ゴールデンウィークが増えていた
皆様、今年の連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は旅行をしたのですが、どこも人だらけでゲンナリでした。
態々ネットで人の少ない場所を選んだのですが、残念です。
幸い渋滞は概ね回避できたのですが…。
さてそんな今年のGWですが、カレンダーを見ていてある疑問が。
なんで5月6日は休日なのでしょうか?
祝日(正しくは国民の祝日)は法律で厳格に定められており、休日の振替も規則的に定められています。
第1条
自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。第2条
「国民の祝日」を次のように定める。(略)第3条
1.「国民の祝日」は、休日とする。
2.「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
3.その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。
>>「国民の祝日」について
従来5月4日は憲法記念日とこどもの日に挟まれた"休日"なのですが、今年は5月3日が日曜のため、5月4日に憲法記念日分が振替り、"休日"が無くなるはずでした。
しかし2007年から5月4日がみどりの日として、定まった祝日となった為、今年は上述の第3条第2項に従い、一番近い平日である5月6日に祝日が移動したわけです。
調べてみると、去年もそうだったみたいですね。
Yahoo!知恵袋:2014年の5月6日火曜日は振替休日になっていますが…
また、5月1日は"May Day"として世界的に労働者の為の祝日である事から、日本でも導入すべきとの話が従来からありました。
この場合、4月30日や5月2日が祝日の谷間として休日になりますので、GWは安定的に1週間の休みとなります。
連休が増えるのはありがたいですね。
もっとも、課題も多いですし、公的な連休が増えたところで、渋滞や人混みで辟易とするのは変わらないのでしょうが。
世の中的には、会社によって取れる日数が大きく変わるそうです。
怨嗟の声の中には後ろ倒しゴールデンウィークを増やして欲しいという意見もあるとか。
実際渋滞や人混みによる諦め等を考えると、経済効果的にはその方が良さそうですね。
尤も、そもそも論として有給消化率を上げさせる事が大事なはずなのですが。
キャリコネニュース:就活生も社会人も「GW休めない!」 ネットで「連休格差」に怨嗟の声渦巻く
ニコニコニュース:「完全週休2日制」なのに祝日出勤? GW休めない新入社員に転職勧める声
さて、そんなGWですが、今回のように祝日が増える事は経済にとってどのような影響があるのでしょうか。
続く…
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 配慮のしすぎも考え物 - 人吉市の取り組み(2016.10.06)
- 日銀の総括検証 - 手のひら返しが酷い(2016.09.21)
- 銀行外しが着々と進む② - 証券化ビジネスのネット化(2016.09.02)
- 銀行外しが着々と進む① - 債権補償の充実化(2016.08.30)
- 日本の10年国債がマイナス利回りに - 低金利の弊害(2016.03.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント