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米国では個人投資家が意外と優遇されているらしい

先日、日本の個人投資家が不遇な扱いを受けていると書きました。

理経済:個人に厳しい日本市場

ちょうどバロンズにて、米国の個人投資家事情が載っていたので記載します。

HFTトレーダーが個人投資家を犠牲にしていると主張して以来、多くの個人投資家が動揺している。しかし、話のその部分は単に間違いだ。個人投資家は株式の注文において市場の最良の価格を獲得しているという証拠がある。そして驚くべきことに、その優位性は過去数年間で拡大している。…(中略)マーケットメーカーにとって、特定の機関投資家からの矢継ぎ早の注文は、株価を動かして損失につながる可能性がある。従って、注文執行市場は、小口注文の方が大口注文よりも価格面で優遇されるという経済的パラドクス状態にある。
>>意外と優遇されている個人投資家の注文執行

最良執行方針によるペイバック

米国では日本と異なり、株の売買が証券取引所だけではなく、巨大投資銀行等のマーケットメーカーでも行える為、気配根はどうするかやどの注文から約定させるかと言う事が重要になって来るようです。

なお、マーケットメーカーとは下記の様な人たちです。
日本では特にFXでよく出てきます。

マーケットメーカー(market maker)とは、特定の銘柄に関して一定量の在庫をもち、売り値と買い値をほぼ日常的に参加者に提示して実際にその価格で参加者との売買に応じる証券業者のこと。
>>マーケットメーカーとは

日本の場合、ほぼ東証だけで株価が決まりますので、特定投資家の注文が多くとも何とかなりますが、米国のように複数の場所で株価が決まる仕組みの場合、まったく違う株価がつく可能性があります
例えばNYSEでは10$の株がUBSでは20$の値がつく等です。

マーケットメーカーは、顧客の注文の相手方として売買を行う事となる為、変な値段がつくのは望ましくありません。
また、市場の混乱が発生し得ます。

この為、自分が多少損してでも、個人投資家にちょっといい値段で約定させてくれると言うわけです。
日本では中々見ない光景ですね。

こういうおまけがついているので、米国では個人投資家もHFTに押されてばかりではないと言うわけです。
国が違うと制度も物事の捉え方も違うんですね。

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