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2015年3月

群馬にお邪魔しました - 1日目

前々から行きたかった群馬旅行へ行ってきました。
近隣に住んでいるのに、あるいは近隣だからか、なぜか今まで行っていなかったのですが、調べてみると2泊で結構周れる事が判明したのでイソイソと行ってまいりました。
今回はそんなお話。

群馬への移動は電車。
本当は1日休みたかったのですが、残念ながら取得できなかったので、仕事終了後高崎へ。
9時前だった為か、煌々としています。

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自動車は自前のものがないので現地で借りる予定でしたが、時間が遅いので夜中はカーシェアで移動。
B級スポットで有名な自販機食堂へ。
こちらは24時間営業となっていますので、売り切れていない限り食事ができます(たまに完売しているそうです)

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NAVERまとめ:【定番からB級まで】群馬おすすめ観光スポットまとめ

ここは、食べ物の自販機がおかれている食堂(スペース?)なのですが、その自販機がまたえらく古く、50年前のモノを使っています(もちろん中身は新しいものです)

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1000円札ばかりか500円玉すら使えません。
ばかりか、商品が250円なのに50円玉が使えないというトンデモ仕様です。
入れると機械が止まるんだとか。

店内には両替機が無い為、店内にある自販機で飲みたくもないコーヒーを購入しようとしました。
しかし皆同じ事を考えていた様で、10円玉切れランプが点いています(笑)。
仕方が無いので向かいのファミマまでダッシュし、100円玉を大量ゲット。
なんとまあ緩い感じですが、個人的にはこういう緩さが好きなのでOK。

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早速ハンバーガーを購入しようと300円を入れたところ、いきなりお釣が出る音が。
100円玉が認識されなかったのかと思い、お釣の所に手を入れると、なんと50円が出ていました。
注文ボタンを押す前にお釣が出るんですね。
しかも商品ボタンが点灯しないので押して良いのか良くないのか悩みました。
取り合えずボタンを押したところ動き出し、時間を表す数字ランプが点灯。

ちゃんと動いたかと思いきや、今度は時間がすごい勢いで減少。
5秒刻みで数字が変わっているかと思ったら、1,2秒で表示が切り替わり、しかも4→64のように、カウントダウンのはずなのになぜか数字が増えるという不思議仕様
これは何を表す数字だったのでしょうか。

数分後、やけどするほど熱々なハンバーガーが出てきました。
種類はタルタルミートバーガーを購入。
見た目はしわしわですが、味はおいしいです
自販機にも注意書きがありましたが、パンズが所々硬いのは仕様だそうです。

こんなユルユルな自販機食堂ですが、元々亡くなられたお母様の店舗跡をなるべく残したく、この様な形式になったのだとか。
ドラマがあるんですね。
ここはまた行きたいですな。

NAVERまとめ:昭和期フード自販機だけの飲食店「自販機食堂」が大人気!

夜も遅いので、朝7時までやっているスーパー銭湯へ。
ホテル代をケチる為に銭湯で泊まる事にしています。
銭湯は広々しており、ゆったりすっきり。
仮眠室でリクライニングシートに座り、そこで朝まで寝ることにしました。

個人的に自販機食堂で相当盛り上がれたので、かなり満足。

1日目終了

理経済:群馬にお邪魔しました - 2、3日目

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MIRAIに乗ってきた

トヨタFCVMIRAI」の試乗ができるとの話を聞いたので、早速乗りに行ってきました。
土日祝祭日は人が多いそうで抽選となりましたが、粘りまくって何とか当選。
うれしいわー。

MIRAI MIRAI試乗

MEGAWEB:新型燃料電池自動車「MIRAI」試乗・特別展示

ゆりかもめの青海駅を降りて直の所に、トヨタの展示場「MEGAWEB」があり、そこで乗ることができました。
隣りの国際展示場駅にはよく行くのですが、こちらは行った事がなく、この様な施設があるとは知りませんでした。

お値段は300円で、施設内にあるトラック(1周1.3km)を2周できます。
そんなに広くなく、直線コースも少なく、制限時速も40kmとなっているのが残念ですが、町乗りを想定するなら十分です。

と言うわけで、早速乗車。
内装はプリウスと似た様な形式で、値段が高い分ちょっと良くなっています。
スピードメーターもデジタル式、シフトレバーやサイドブレーキも同じ仕様です。
モードもエコモードやパワーモードなどこちらもプリウスと同じです。
この辺りは通常のガソリン車との差がわかりません。

動き出すとその違いははっきり出てきます。
まず音が静かで、ガソリンの様な振動もありません
逆にキーンと言うような、電車の様な音がします。

ここまでは既存の電気自動車と変わらないのですが、パワーモードにするとかなりパワフルに動きます
給油(?)が簡単になった為か、電気自動車よりもエネルギーを大量に使った高加速が可能となっています。

ガソリン車の場合、停止状態からアクセルを踏み込むと、後ろに突き飛ばされるような感覚があります。
一方、電気自動車やそれに近い車は、突き飛ばすと言うより押し付けられ様な感覚です。
MIRAIのパワーモードだと前者に近くなっています

最近、車の運転に慣れてきて、高速道路も走る様になったのですが、速度を上げていて思うのは、速い速度ではガソリン車の速度の伸びと比べ、ハイブリッドや電気自動車に優位性があるということ。
一方、初速はガソリン車の方がいいです。
FCVはその両方が備えられ、しかも静穏性が高いので、とても楽しみです。

今まで車を持っていませんでしたので、最初の一台に購入しようと思います。
試乗者の動画を見ても、かなり快適そうですし。

FUTURUS:トヨタの燃料電池車「MIRAI」、発表会レビュー続編

税金や保険も電気自動車なので安いみたいですし、高速無料化も検討されてるとか。
自動車は本体価格より維持費の方が高いので、それを下げられるとなると思ったより高くないかも。
500万円なら断然買いです。
現在注文を受け付けてない上に、納車が2018年となっていますが、機を見て是非買いたいと思います。

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MRJの先行き - 航空機メーカーの難題

YS11以来、久しぶりの国産飛行機MRJの初飛行が、秒読み段階に入っています。

県営名古屋空港内にある三菱航空機オフィスでは、国産初のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行を5月末に控え、その準備作業が急ピッチで進められている。初飛行に成功すれば、航空当局からの型式証明─機体の安全性能に関する“お墨付き”─の取得に向けて大きく前進する。
>>MRJ初飛行カウントダウン - 水面下で進む九州就航計画

Mrj

Aviation Wire:MRJ、初号機がロールアウト 夢から現実へ

今まで海外から買ってばっかりだった航空機にも、国産飛行機が入り込むと言う事で飛行機好きのみならず、色んな人が盛り上がってます。
就航したらまたメディアを賑わす事になるでしょう。

そんなMRJの盛り上がりに水を差すようで悪いのですが、MRJによって三菱航空機が成功する事は無いと思います
もちろん黒字は出るでしょうが、世界ランキングに食い込む様な事はないでしょう。

さて、その根拠を述べる前に、世界の航空機メーカーの顔ぶれを見てみましょう。
航空機は単価が高く、経済状況の影響がかなり大きいわけですが、そんな中でも航空機メーカーランキングの上位はあまり変わりません。
一覧としてはこんな感じ。

民間航空機ランキング 航空機市場の現状

共立総合研究所:航空機産業の現在・過去・未来~前編~ PDF
文部科学省:戦略的次世代航空機研究開発ビジョン PDF

世界ランキングの上位はボーイングエアバスです。
それに中小型機を武器にボンバルディアエンブラエルが続くわけです。

もう一枚、こちらのランキングをご覧ください。

航空宇宙防衛企業ランキング

上述の共立総合研究所の資料に掲載されたランキングですが、こちらは防衛産業まで含めたランキングです。
防衛とは言っていますが、要するに軍事産業です。
先ほどのランキングと見比べると、顔ぶれがかなり似ています
民間航空機の売上高が混ざっているとはいえ、かなりかぶっています。

航空機メーカー1位のエアバス(2007年に2位になりました)の親会社はEADS(最近エアバス・グループに改名したそうです)と言う会社で、その上がSOGEADEと言うフランス政府の持ち株会社です。
EADSは軍事系の会社として有名でミサイルやら戦闘機やらを作っています。

ボーイングは言わずと知れた世界一の軍事企業
ロッキードマーチンを下す巨大企業です。
時々名前を聞くオスプレイもボーイングが作っています。

4位のエンブラエルはブラジルの会社ですが、元々ブラジルの国営企業として戦闘機を作っていました。
現在でも南米各国へ戦闘機の輸出を行っています。

結局、航空機メーカーは軍需産業とセットなのです。
話を聞かないのはボンバルディア位です。
そのボンバルディアも一部は軍事転用されてますから、航空機は軍事とセットにしないと上位に食い込むのは難しいでしょう。

民間機と異なり、戦闘機は破壊される可能性が高く、また他国の開発に追いつくために研究開発が盛んです。
常に最新の物に買換えねば、いざと言う時に役に立ちません
結果、飛行機は耐久財にも関わらず買換え需要が発生するわけです。

国産航空機がうまくいかなかったのも、その辺りが大きいんじゃないですかね。

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USJが沖縄にジュラシックパークを作るらしい

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが沖縄に新テーマパークを作るそうです。
ジュラシック・パーク系のアトラクションが有力だとか。
沖縄は亜熱帯ですから大阪よりもそれっぽい環境が作れそうです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を運営するユー・エス・ジェイのグレン・ガンペル社長は18日、沖縄県に新たなテーマパークをつくる方針を表明した。…(中略)…場所や時期は明らかにしなかったが、名護市のネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)と周辺地域が候補地とみられる
>>USJ、沖縄に新テーマパーク建設を表明

NAVERまとめ:沖縄にできるUSJがなんだか凄そう…!

沖縄なら米兵もいますし異動とかも結構ありそうですから、入れ代り立ち代り人が入りそう
特に名護はキャンプ・シュワブがあるので、その辺は激しそうです。
私も出来上がったら行ってみたいですね。
大阪のUSJも行った事が無いので、そちらが先かもしれませんが。

ちなみにこのネオパークオキナワですが、既に恐竜が闊歩している様です。

ネオパークオキナワ

はなこクッキーのチビッ子旅日記:チビッ子連れで沖縄へGo~その5 沖縄軽便鉄道とナゴパイナップルパーク~(2013/12)

沖縄にこんな所があったんですね。
前に沖縄に行った時は車が調達出来なかった為、那覇から出られなかった為ノーマークでした。
次は是非行きたいです。

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焼きマシュマロバニラ - 日本流フローズンスモア

居酒屋の土間土間で、「焼きマシュマロバニラ」というスイーツが出るようです。
焼きマシュマロとバニラアイスを組み合わせたものだとか。

株式会社コロワイドのグループ会社である、株式会社レインズインターナショナルでは「居酒家 土間土間」にて3/12より、NYから上陸した新食感スイーツ『焼きマシュマロバニラ』をご用意いたします。…(中略)焼き目はさっくり、中はとろ~りとしたマシュマロの食感とチョコクランチ&濃厚バニラの組み合わせをお楽しみいただけるNYの最新スイーツ。
>>NYから上陸した新食感スイーツ!!『焼きマシュマロバニラ』登場

焼きマシュマロバニラ

えん食べ:土間土間に“フローズンスモア”をイメージした新メニュー「焼きマシュマロバニラ」登場!

説明に出てくるNYの最新スイーツは、「フローズンスモア」と言うものだそうです。
冷たいジェラードをマシュマロで包み、焼いていくそうな。
揚げアイスに似ているのかなとも思いますが、揚げていない分脂っこさは少なそう

NAVERまとめ:クロナッツの次はこれだ!2015年必ず来るフローズンスモアってなに?【スイーツ】

う~ん、甘ったるくておいしそう。
近くに土間土間は無かったと思うのですが、調べて行ってみます。

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グーグルが店舗をオープン

グーグルがブランドショップをロンドンに構えるようです。
グーグルの実店舗としては初だとか。

米グーグルが自社ブランドショップの1号店をロンドンに出店した。…(中略)ジェームズ・エリアス氏は「誰もが使う端末は、その革新の速さには目覚ましいものがあるが、購入方法となると過去何年も変化が無かった。グーグルショップでは、グーグルのあらゆる製品を使って遊び、体験し、学んでもらえる場を提供したい」と述べた。
>>米グーグル、ロンドンに世界初のブランドショップ開店

googleの店舗

日本経済新聞:米グーグル、ロンドンに世界初の実店舗を開設
ITWire:VIDEOS: New Google Shop in Currys PC World, replaces 2011 Chrome Zone

グーグルもかつての検索エンジンビジネスだけでなく、携帯飛行機まで手がけています。
見て触れるものも多い事から店舗にも展示するものがあるんですね。
元々、Chromezoneなるものがここにあったようなのですが、それがリニューアルしたようです。

NAVERまとめ:Google初の実店舗、イギリスのChromezone

グーグル程の規模になれば店舗も普通にありそうなものですが、IT企業としては割と珍しい様です。

確かに、アップルは早くからブランドを意識していたのでやたらと製品にロゴを露出させたり店舗を持っていたりするのですが、IntelMicrosoftは、CMはよく見ますが店舗は聞かないですね。
Intelとかはあっても良さそうなものなのですが。
実際、グーグルにとっては「途方もなく高額」なんだとか。

飛行機などの実物が完成したら、結構賑わいそうです。

ちなみに場所はトッテナムコート・ロードだそうです。
以前トッテナムに行った事があるのですが、治安が結構悪かったと記憶してます。
何でそんな所に、と思ったのですが、トッテナムコート・ロードとトッテナムは別の所だそうです。
日本の「むさこ」と同じようなものですかね。

名状しがたい日記のようなもの:じょしらく 第六席 「武蔵小杉・武蔵小山・武蔵小金井・武蔵五日市」 舞台探訪(聖地巡礼)

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才能社会がいいのか努力社会がいいのか

日本ではウサギと亀の童話がよく持て囃されます。
ご存知のとおり、亀は才能的にウサギに劣っているのですが、怠けるウサギを横目に、ひたすら努力する事で勝利するサクセスストーリーです。

元々は西欧から来た話のようなのですが、油断大敵の戒めとして日本に根ざし、いつの間にか努力すれば報われると言う形で浸透しています

wikipedia:ウサギとカメ

さてそんな努力大好きな日本人ですが、世界では違った考えを持つ人も多いようです。

ドイツから日本に来て常々感じているのが、「日本は努力の社会」だということ。…(中略)…筆者の出身国であるドイツはもっと残酷です。ドイツの小学校では4年生、つまり10歳で卒業なのですが、なんと4年生が終了したその時点で、将来大学へ行くために進学するか、職人になるための学校へ進むかを選ばなければなりません。…(中略)…ドイツの場合は努力よりも「生まれ持った才能」が重視される傾向があります。…(中略)…逆にドイツ人の大人は、苦手な分野に関しては早々と諦める人が多かった印象です。
>>「努力は必ず報われる」は日本だけ?  日本は「努力社会」、ドイツは「才能社会」

ドイツは10歳で将来を決めちゃうんですね。
さすがにちょっと早い気もしますが、生まれ持った才能を活かすと言うのは重要だと思います。

過去の偉人の格言の中にも、努力もさることながら才能を重視するような発言も結構あります。
例えばこんな感じ。

  • ベートーベン:努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している。
    ⇒努力しなければ駄目だと言っているようにも聞こえますが、才能のある分野で努力しろとも聞こえます。才能のある人が努力すれば、凡人は追いつけませんからね。
  • エジソン:天才は1%のひらめきと99%の努力
    ⇒99%努力なんだから努力でカバーできると言っている様にも聞こえますが、もともとは1%のひらめきを大事にし、それに対して99%分努力しろと言う意味です。最初のひらめきが無ければ努力して何とかなるのかどうかはよくわかりません

格差脱出研究所:努力した者が全て報われるとは限らんが、成功した者は皆すべからく努力しておる
マイナビニュース:「天才は1%のひらめきと99%の努力」は大うそ!? 名言の誤解

弱者の戦略ではありませんが、結局No.1になれなければ他の種に淘汰されてしまいます。
なら勝率の高い分野(つまり才能があり先天的な優位性がある分野、誰もやっていない分野)で勝負しようとするのは自然界では普通なのでしょうが、人間社会では必ずしもそうではないのでしょう。

問題はどこに才能があるのかと言う事でしょう。
一番いいのは、色々やらせてみて、何が好きそうか感じることだと思います。
才能の乏しい分野はかけた時間に対して中々できる様にならない分、苦痛も多いので割とすぐわかります。

10歳は早すぎだと思いますが、15歳位まで彼是やらせてみて、苦も無くやっているもの、本人は努力していないと思っているのに他人からは努力しているように見えるものとかをやらせてみるのが良いのではと思います。

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ふるさと納税が株主優待状態

2008年から始まった「ふるさと納税」。
今までは住んでいる自治体に収めていた住民税を、実質的に別の地域に収められる制度です。

ふるさと納税

総務省:ふるさと納税など個人住民税の寄附金税制 - 制度の概要 PDF

今までは人口の多い都市がより多くの住民税を得られていたわけですが、この制度により必ずしもそうではなくなり、"応援"してもらえる様になれば多くの税金(寄付金)が得られる様になりました

各自治体が努力するようになるので、制度自体はいいと思います。
政府も交付金を削った文句をそらす事ができそうですし。

さて、そんなふるさと納税ですが、行ってくれた人に、地域の特産品やら遊園地のワンデーパスを配っています。
まるで株主優待の様な様相を呈しており、てんやわんやです。
情報を集めたサイトまで登場しています。

ふるさと納税2

ふるさとチョイス
ZAi:2000円で750万円の土地をゲット!? ふるさと納税の還元率競争はいつまで続くのか?

株主優待と違い手続き的には難しいものの、株主優待では株価変動リスクがありますが、こちらは取られた税金を取り戻すだけなので無リスクです
もちろん制度が変わるリスクは無いとは言えませんが、払った年に変わることは無いので、株主優待よりずっと有利です。
可能なら1円でも控除されるように動いた方がいいですね。

また、株主優待を見てもわかるとおり、なぜか現金より物の方が重視されます
他国の株も持っていたことがありますが、日本の株主優待の様に物を送ってくる会社なんて見た事がありません。

合理的に考えれば、配当金をもらいそれで物品を買えば(税金を無視すれば)問題ない訳で、本来は物品でもらうメリットは無いはずなのですが、なぜか日本では人気です。
ふるさと納税還付は法的な問題から物品になっているのでしょうが、日本人にはいいかもしれません。

元々は都市から地方への金の流れを生むつもりだったようですが、どちらかと言うと地方自治体間で税収の偏りが出ているようで、内部では問題視されているようです
ちなみに各都道府県の適用額はこんな感じです。

Photo_2

総務省:平成25年度寄附金税額控除に関する調 PDF

縦軸の上限は300百万円で切っています。
東京都だけが突出して高く、グラフが見難いので切りました。
興味のある方は出典元を見てください。

グラフを見ると、東京都や大阪府等の大都市からの流出が多いことがわかりますが、一方で(どことは言いませんが)そうでも無い所からも結構流出しているようですね。
今後の展開が気になるところです。

まあ、自治体の台所事情はこちらの負担が増えない限り、彼是言えるものでもないので、粛々と還付を求めるのが良さそうです。
収める側としては珍しく無リスクで利益が出るおいしい話ですから。

私は旅行が好きなので、旅行券とか狙ってみましょうかね。

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この番組が面白い - 太鼓持ちの達人

先日、テレビ東京のWBSを見ていたのですが、番組終了後テレビをつけっぱなしにしていたところ、面白い番組がやっていました。
タイトルは「太鼓持ちの達人」です。

Photo

太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~:テレビ東京

これは日常にいるさまざまな厄介な人達を、うまいこと対処し褒めちぎると言う番組です。
口うるさい小姑、お節介過ぎる隣人、年下の上司、上に媚まくる上司等々、普通にいそうな方々に対し、主人公(毎回異なるようです)が言ってはいけないNGワードを言ってしまい、それを太鼓持ちの達人たちの力を借りてうまいこと褒めちぎり、事をおさめるというストーリー。

私は正直言われてもうれしくないワードが多いのですが、番組に出てくる様な方々はうれしいものなんですかね。
ただ、あまり聞かない情報でもあるので、結構面白く感じています。
実際に使ったらどうなるんですかね。

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なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか おまけ - 車載OSの世界事情

3回にわたり、トヨタ水素エンジン特許無償開放について見てきました。
無償開放してもかなりの優位性が保てる為、結果として勝ち抜き、利益が出ると踏んでいるのだと思います。

理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか① - 3つの狙い
理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか② - OSの重要性
理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか③ - ハイブリッド技術の拡張

そのシリーズを書いている時に見た資料が興味深かったので、ちょっと抜粋。

自動車OSは、その重要性に気付いた欧州が標準化に向けて動いている様です。
その名も"AUTOSAR"、ドイツが主導しているようです。

AUTOSAR

経済産業省:産学連携ソフトウェア工学実践事業(高信頼組込みソフトウェア開発)の概要について PDF

日本でも対抗馬として"JASPAR"を作っています。
能力的にはAUTOSAR以上の様なのですが、普及率は今一つっぽいです。

そもそも名前に「J」が付いている辺り、世界に普及させる気があるのか少々疑問。
よほどTRONの方がトヨタにくっついて普及率が上がりそうです。
モノとしては良いみたいなので、両者が合流してくれると普及率も上がりそうなのですが。

なお、AUTOSARにはコアメンバーがいるそうです。
先ほどの資料を見るとこんな感じ。

AUTOSARのメンバー

欧州発なのでダイムラーフォルクスワーゲン等の欧州勢がコアメンバーに多くいます。
日本からはトヨタのみがコアになっています
ルノーが入ってないのはちょっと意外。

驚くのは米国勢。
直接・間接含め、ビッグ3(GM・Ford・クライスラー)が全員コアメンバーに入っています
直接お金にならないはずのOS開発が、実は極めて重要である事をよく理解しているんですね。
恐るべし。

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持たざる国は何でも売る - パスポートと無税の販売

国土が小さく資源も乏しい国では、経済の安定化の為にあれやこれや四苦八苦しているようです。
タックスヘイブン等もその一つですし、中にはパスポートを売る国もあるようです

カリブ海にあるセントキッツ島とネビス島から成るセントクリストファー・ネビス(以下セントキッツ)は2006年、大変な苦境にあった。サトウキビ農園が前年に閉鎖され、殺人発生率は世界トップクラス、債務負担は世界で3番目に重いという状態だった。…(中略)…なにしろここに一歩も足を踏み入れなくても25万ドル(約3040万円)を支払うだけでパスポートが手に入り、世界の132カ国にビザなしで渡航できる。資産や所得を詳しく開示する必要はなく、おまけに所得税もキャピタルゲイン税もない
>>金持ちに売るパスポート、特典さまざまで今や小国の最大「資源」

25万ドルで税金免除とは凄まじいですね。
しかもビザなしで多くの国に行けるそうです。
調べてみると、日本とも国交があるので渡航もできるのでしょう。
知りませんでしたが、セントキッツへの援助は日本が2番目だそうです。

外務省:セントクリストファー・ネーヴィス(Saint Christopher and Nevis)

この様な話を聞くと特殊な事例の様に聞こえますが、実はこの手の国は結構あります。
有名なのはナウル共和国です。
オーストラリアに程近い(?)太平洋に浮かぶ世界最小の島国で、公式の首都が無い珍しい国です。
ゴルゴ13でもナウトロと言う名前で出てきます

2002年にはナウル国のパスポートを持ったアルカイダの関係者が逮捕された。調査の結果、ナウルのパスポートは1冊あたり1万5000ドルから3万5000ドルでかなりの量が販売されていたことが明らかになった。パスポートを販売したのは中国系アメリカ人だが、その資金を追っていくと、ナウル大統領の口座に数百万ドルが流れ込んでいた。
>>「泥棒も入らない貧乏長屋」と言われた 世界で3番目に小さい国・ナウル共和国の興味深い歴史

この国、元々は資源国でした。
かつては海鳥が羽を休める島(岩場)で、大量の糞が溜まり化石化、それが島を形成し現在のナウルになっていました。
この化石はグアノと呼ばれており、リンを多く含む事から肥料として重宝されていました。

清和肥料工業:グアノ

つまりナウルは島自体が資源でした。
しかも近場のオーストラリアは世界的な穀倉地帯と言う事も重なり、大量に輸出されていました。
その結果、国民は多額の不労所得を入手、1980年頃は世界一の国民所得を誇っていたそうです。

しかし、元々大して大きくもない島なので、リン鉱石も一気に枯渇。
経済的に転落していきます。
普通なら国民も働きそうなものなのですが、長年の不労所得生活から抜け出せず、国籍を売ったりタックスヘイブンになったりと何でもありです。

その一つが「世界でいちばん安く銀行が設立できる国」への法改正でした。所得税も法人税もゼロの国ですから、オフショア金融センターにして収入を得ようとしたのでしょう。筆者が調査に行った2001年には、資本金15万ドル+設立費用2万5000ドル=17万5000ドルで、文字通りのプライベートバンクが作れたのです。
>>海外投資の歩き方:世界一の富裕国から破綻国へ大転落、 リン鉱石の島・ナウルの未来はどうなうる?

リン鉱石

銀行もマネロンとかに使われているんでしょうね。
挙句、米国からテロ加担国として制裁を受ける始末。
実際そうなのですから仕方が無いとは言え、世知辛いですな。

東亜日報:悪の枢軸と化した太平洋の天国、ナウル

ピケティのグローバル課税が話題になっていますが、この現状を見るとまず無理です。
国にも持つ者と持たざる者がいるわけで、全員が同列の事をするなんて、土台無理な話な訳です。

国でも人間でも、持たざる者は何でもやります
そうしなければ生き残れないのですから。

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カクヤスが販売用店舗を作るそうな

お酒の配送等で有名なカクヤスが、業務用スーパー兼在庫管理センターを作るそうです。

弊社は、これまでの酒類販売に加え、東京都心部の業務店様向けに、業務用の食品だけを取り扱う新業態<カクヤス食品館>をオープンし、お酒と食品を同時に、無料で即配する新サービスを開始いたします
>>新業態 カクヤス食品館歌舞伎町店 オープンについて PDF

業務用とは謳っていますが、ビール1本・レモン1個からでもOKとの事なので、追々御用聞的なサービスもはじめるんですかね
新宿と言えば居酒屋とか多いでしょうから比較的近い範囲で効率的に配れそう。

また、新宿区や隣接する中野区・渋谷区辺りは単身世帯率が高く、今後もそれが維持されると予想されており、外食産業も安定的に推移しそうです。
そこを考慮しているのかはわかりませんが、いい所に陣取れそうです。

東京都の単身世帯

NSRIフォーラム:超高齢社会をむかえた東京23区の将来 -人口と建物の関係から見て- PDF
Mizuho Industry Focus:50年に一度の大転換期を迎えるスーパーマーケット業界 PDF

最近ファミマがサークルKサンクスを内包するユニーを飲み込み、またココストア買収にも手を挙げています。
前はampmも買収してましたね。

ドラッグストアもスーパーみたいになってますし、ヤマダ電機等も食品とか売り始めました
そこにきてカクヤスも参入と、小売業界もにわかに騒がしくなっているようです。

ちなみに、ユニーもココストアも愛知県の会社。
ローソン勢力とセブン勢力の中間地点で狙いやすいんですかね。
トヨタ効果でブラジル人とかで賑わってますし。

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真空スピーカーなるものが出るらしい

魔法瓶メーカーサーモスが、スピーカーを出すそうです。

このたびサーモス株式会社は、自社技術を応用した真空遮音分野へ新たにVECLOSヴェクロスブランドとして参入することといたしました。 VECLOSブランドの第一弾商品「真空ワイヤレスポータブルスピーカーSSA-40M/SSA-40S」を、2015年3月6日より家電量販店並びに弊社VECLOS・ECサイトにて販売を開始いたします。
>>VECLOS(ヴェクロス)真空ワイヤレスポータブルスピーカー SSA-40M/SSA-40S

真空スピーカー

真空サウンド

ASCII.jp:重さわずか160g、サーモス真空スピーカーの音はかなり珍しい

確かに魔法瓶を半分に切るとスピーカーの様な形をしていますが、よく思いつきましたね。
スピーカー部分は外注で、そこそこ良い所のを導入しているのでしょう。
指向性が高いのはありです。

現在私の家のスピーカーは3chなのですが、これを2個入れて5chにするのもありかもと考えており、買うかどうか検討中。
スピーカーが多いと、特に音楽や映画の時に臨場感が出る為、結構好きです。
この重さなら旅行とかにも持って行けそうですし。

難点はBluetoothという事。
Bluetoothだと、有線のスピーカーよりも0.1秒位、音が遅れている様な気がします
音ズレというレベルではないのですが、エコーがかかった様な印象を受けます。
音楽や映画ではこの微妙な時間差が逆にいいのですが、これはどうなんでしょうかね。
何かの機会にゲットして使ってみたいです。

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熊本県人吉でハラルが熱いらしい

熊本県人吉市イスラム系の方々を呼込むため、ハラル食品の導入を強く勧めている様です

人吉市は、平成24年度に内閣府より特定地域再生事業の補助金を受け「地域起点型アジア市場の研究プロジェクト事業」として、ハラールに関する市場調査及び実態調査を行いました。
>>人吉市特定地域再生事業「地域起点型アジア市場の研究プロジェクト事業」に伴うハラール研究成果報告

ハラールとはイスラム法において合法なものの事を指し、逆に非合法なものをハラームと言います。
イスラム教徒はこの戒律に従い、ハラールな行動や食事をとることになります。

イスラム教で有名なのは、定期的なお祈りや睡眠をすることや、豚やお酒をとってはいけない等です。
基本OK見たいなのですが、駄目なのはこんな感じだそうです。

    • ハラールに屠殺されていない動物
    • ナジスを含んだもの
    • 毒物、健康に害のあるもの、泥酔性のあるもの
    • 牙をもち、その牙で獲物を得る動物:虎、クマ、象、猫、猿等
    • 捕食動物:鷹、フクロウ等

日本ハラール協会:ハラールとは
ハラル・ジャパン協会:ハラル(ハラール)基礎知識

昔、アルバイトの時、明らかにムスリムな人が来て、商品について彼是聞いてきました。
麹や味醂もアルコールの分類なんで駄目だそうで、味噌や醤油(今は大丈夫なようです)も駄目だそうです。
日本では生活できなくなっちゃいますね。

一方でイスラム教徒は多く、2010年時点で世界に16億人もいます
また、そのうち3分の1がアジアに集中しており、アジア+西アジアの市場規模は約3500億ドルと非常に巨大です。

ムスリムの人口

ムスリムの市場規模

ブランド総合研究所:拡大するハラル市場と現状 ~ハラルマーケットの基礎~ PDF

さらなる観光の目玉が欲しい自治体にとっては中々妙味のある市場なのでしょう。
それでいて前例が少ない為か、他の自治体はあまり参入していません。
イスラム教の市場の大きさは随分前から話が合ったと記憶しているのですが、腰が重たいんですかね。

うまい事成功してほしいです。

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シンプソンズの共同作者が死去

米国の風刺系アニメとして日本でも有名な「ザ・シンプソンズ」の作者がお亡くなりになられたそうです。

米人気テレビアニメ「ザ・シンプソンズ」の共作者で、サム・サイモン氏が死去した。結腸がんを患っていたという。59歳だった。代理人が9日明らかにした。
>>「シンプソンズ」共作者のS・サイモン氏が死去、59歳

ザ・シンプソンズ

ギャグアニメなのでそれだけでも笑えるのですが、ジブリネタや時事ネタ、宗教ネタなどが豊富で、ネタ元がわかるとさらに楽しめる作品でした。
ニコニコ動画とかだと詳しい人がコメントしてくれるので特に面白かったです。

また、59歳とお若かったのに残念です。
ご冥福をお祈りします。

それにしてもこの方、スタンフォード大学だったんですね。
風刺が鋭いのですごいなと思っていたのですが、かなりのインテリだったんですね。

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米国では個人投資家が意外と優遇されているらしい

先日、日本の個人投資家が不遇な扱いを受けていると書きました。

理経済:個人に厳しい日本市場

ちょうどバロンズにて、米国の個人投資家事情が載っていたので記載します。

HFTトレーダーが個人投資家を犠牲にしていると主張して以来、多くの個人投資家が動揺している。しかし、話のその部分は単に間違いだ。個人投資家は株式の注文において市場の最良の価格を獲得しているという証拠がある。そして驚くべきことに、その優位性は過去数年間で拡大している。…(中略)マーケットメーカーにとって、特定の機関投資家からの矢継ぎ早の注文は、株価を動かして損失につながる可能性がある。従って、注文執行市場は、小口注文の方が大口注文よりも価格面で優遇されるという経済的パラドクス状態にある。
>>意外と優遇されている個人投資家の注文執行

最良執行方針によるペイバック

米国では日本と異なり、株の売買が証券取引所だけではなく、巨大投資銀行等のマーケットメーカーでも行える為、気配根はどうするかやどの注文から約定させるかと言う事が重要になって来るようです。

なお、マーケットメーカーとは下記の様な人たちです。
日本では特にFXでよく出てきます。

マーケットメーカー(market maker)とは、特定の銘柄に関して一定量の在庫をもち、売り値と買い値をほぼ日常的に参加者に提示して実際にその価格で参加者との売買に応じる証券業者のこと。
>>マーケットメーカーとは

日本の場合、ほぼ東証だけで株価が決まりますので、特定投資家の注文が多くとも何とかなりますが、米国のように複数の場所で株価が決まる仕組みの場合、まったく違う株価がつく可能性があります
例えばNYSEでは10$の株がUBSでは20$の値がつく等です。

マーケットメーカーは、顧客の注文の相手方として売買を行う事となる為、変な値段がつくのは望ましくありません。
また、市場の混乱が発生し得ます。

この為、自分が多少損してでも、個人投資家にちょっといい値段で約定させてくれると言うわけです。
日本では中々見ない光景ですね。

こういうおまけがついているので、米国では個人投資家もHFTに押されてばかりではないと言うわけです。
国が違うと制度も物事の捉え方も違うんですね。

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なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか③ - ハイブリッド技術の拡張

トヨタ燃料電池特許無償開放シリーズ最終回です。
トヨタの優位性を保つ最後の理由として、ハイブリッド技術が関わっていると言う話です。

理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか① - 3つの狙い
理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか② - OSの重要性

本論に入る前に話を簡略化するために、3つほど言葉を定義します。
特に断らない限り、本文中では用語を以下の意味で使います。

  1. モーター:電気自動車に使われる電気式エンジンの事をモーターと呼びます。
  2. エンジン:ガソリン等を使った内燃式エンジンを総称してエンジンと呼びます。
  3. ハイブリッド技術:磁石を使い、ブレーキ時に発電し充電・活用する技術

ハイブリッドカーの「ハイブリッド」とは、元々雑種と言う意味で、本来エンジンとモーターを両方積んでいる車を指し、ここで定義する様なハイブリッド技術を指す訳ではありません。
この為、厳密に言えば電気自動車のハリブリッドカーは(あっても良いのですが)存在しない事になります。
しかしややこしいので、今回は上記の通りとします。

ではここからが本編です。
トヨタは現在ハイブリッド技術で世界をリードしているわけですが、まずはその仕組みから見てみましょう。

一言でハイブリッドカーと言っても大きく3つの方式がありますが、平たく言うとモーターとエンジンの両方を積み、発電しつつ各動力の強味を活かせる様、速度や状況によって使い分けるよう制御されている技術・車です。

細かい仕組みはホンダのページで、とても見やすく書いてあるので、こちらを見ていただくとスッとお分かりになるでしょう。
また、各々の方式がどの車に採用されているかの資料も付けておきます。

ハイブリッドカーの仕組み ハイブリッドカーの仕組み2

HONDA:Hondaのハイブリッドとは
特許庁:特許検索ガイドブック PDF
TOYOTA:トヨタのハイブリッドシステムの仕組み

エンジンとモーターを使うのは良いとして、問題は電気です。
モーターの強味を活かすにせよ、発電はしないといけません。

以前からガソリン車では、エンジンについているオルタネーターを使い発電していましたが、これだけではむしろ非効率です。
ガソリン→電気→動力にしているわけですから、段階を踏む度にエネルギー効率はむしろ悪化します(熱力学第一法則)
これならガソリンだけで作った方がいいわけです。

これを改善する為にハイブリッド技術として活用されているのが"回生ブレーキ"と言う仕組みです。
これはブレーキの際に、従来熱エネルギーに変えていたものを電気エネルギーに変える手法です。

従来、自動車のブレーキと言えば、ブレーキパッドをタイヤの軸に擦り付けて、摩擦によりタイヤを止めていました。
この時、熱エネルギーが発生します(つまりパッドが熱くなる)

熱エネルギーはそのままだと再利用が難しく、実質的に捨てる事になるわけです。
このエネルギーを再利用する為に、磁石を利用し電気に変換し(フレミング左手の法則)モーターを回します。

全体の軽量化の成果等もありますが、この発電しモーターを回す(制御する)流れがハイブリッド技術の根幹となるわけです。
この一連の流れで、大体2割のエネルギーの効率化が図れるそうです。

油圧ブレーキ、改正ブレーキ協調作動概念図

トヨタ:テクノロジーファイル - ハイブリッド車
日刊工業新聞:”第3の電力”ブレーキ発電-省エネ運転、広がる導入

さて、ここまではハイブリッド技術について書いてきたわけですが、翻って燃料電池自動車について見てみましょう。
まずはその仕組みについてです。

燃料電池車(FCV)の仕組み 燃料電池車(FCV)の仕組み2

ロイター通信:自動車産業の未来
トヨタ:水素と酸素で、発電。そして走り出す。

で書くとこんな感じ。
ちょうど電気分解の逆の反応となります。

水素・酸素反応式

要するに電気自動車です。
ただ、今までは外部電源で充電した電池を使っていたのに対し、燃料電池車では水素と酸素による発電によりモーターを回します
旧来の電気自動車は充電時間の長さが特にネックとなっていましたが、水素による車内での発電がこれを解消したわけです。

この様に技術開発が行われているわけですが、燃料電池の技術とハイブリッド技術を並べてみると、まったく分野が違うものと言う事がわかります。
つまり両立できるのです。

回生ブレーキは元々電車の効率化の為に100年近く前から培われている技術です。
電気自動車との相性は、ガソリン車のそれより遥かに良いです。
また、ハイブリッド技術からの発電で、排出される純水からも(触媒必要でしょうが)水素が作れますから、新たな形のハイブリッド技術も登場するかもしれません。

Business誠:プリウス技術のアナロジーは、電車の「電鉄技術」だ

世間では燃料電池自動車がハイブリッドカーに取って代わり、まるでハイブリッド技術は全く無意味になったと言わんばかりの論調に聞こえます。
厳密に言えば確かにそうなのですが、そこまで厳密な話で無いならば、その論調は誤りかミスリードかのどちらかです。

なお、あまりメディアでの露出は無いのですが、現在でもこれらの技術を活用した燃料電池自動車の効率化について、研究が進んでいます。

交通安全環境研究所:電気駆動系自動車におけるエネルギ回生制御の実態把握とその最適化について PDF
北見工業大学:燃料電池自動車の効率改善

トヨタがハイブリッドカーで培った技術とその優位性は、多少の揺らぎや変化はあるでしょうが、消えてなくなるわけではないのです。
故に、水素技術を公開しても自身の優位性はそれ程損なわれず、将来の勝利を見通せる為、実施に踏み切ったのだと思われます。

現在、トヨタ「MIRAI」の航続距離は約700kmとかなり長くなっています。
効率化によりこれ以上伸ばすメリットは少ないと思いますが、距離を短くして小型化や軽量化にも派生できるので、技術開発が無駄になり難いのも重要です。

本シリーズで3つの狙いについて見てきました。
多くのメディアで言われるように、インフラ自体が普及しなければ水素自動車の未来はありません。
しかし、それだけではを主張すると、貧乏くじを引くだけの人が出てきますので不満の種となりますし、誰だって貧乏くじは嫌なので、継続的な発展が見込めなくなります。

そこでもし、多少の犠牲を払ってでもその犠牲を回収できるだけの優位性があるという自信があるのであれば、普及に努めるのも十分に有りと言えます。
トヨタの自信の源泉はこの辺りにあるのではないでしょうか。

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携帯見本市 - 手のひらプロジェクタは欲しい

スペインで世界最大の携帯見本市「モバイル・ワールド・コングレスMWC」が開かれています。
一言で携帯と言っても、電話だけを指す訳ではないようで、色々な携帯できる製品が並べられている様です。

スペインのバルセロナで開かれている世界最大の携帯見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」では、参加企業が最新のイノベーションを競うように披露している…(中略)…見本市で披露された、知っておくべき製品を以下にまとめる。

  1. イケア: ワイアレス充電家具
  2. LG電子: ウオッチ・アーベイン
  3. 小米科技: アクション・カメラ
  4. サムスン電子: ギャラクシーS6、サムスン・ペイ
  5. レノボ: ポケット・プロジェクター

>>世界最大の携帯見本市 知っておくべき5製品

ウェアラブル端末は引き続き注目ですね。
LGの時計型携帯は先代が結構私好みでした。
テレビ番組で持っている人が出てまして、見ていると時計と言うよりブレスレットに近い感じで、好きなデザインです。
今回のデザインはもろ時計ですね。

イケアのワイヤレス充電家具は、iPhoneとかの充電器付きと言う意味のようです。
ウェアラブル端末を自然に生活に組み込むためには必要とは思いますが、ちょっとイメージと違う気も。

ワイアレス充電家具

WIRED:イケア、スマホ用ワイヤレス充電器を組み込んだ家具を発売

個人的に欲しいのはプロジェクタで、レノボ製なのが気になりますが便利そう。
ノートPCの画面とかを人に見せる時、一々向きを変えるのがうっとおしいので、これがあると便利です。

また、スマホとも繋げられるので、写真の描写も楽になりますから、グループに1台とかあってもいいかもしれませんね。
Hulu等の動画サイトの追い風になるかもしれませんね。

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個人に厳しい日本市場

高頻度取引(High Frequency Trading)について、日本の寛容さが目立っているようです。

HFT先進国の米国や欧州では、14年3月出版のマイケル・ルイス氏の「フラッシュ・ボーイズ」を契機に、公平な取引ではないとHFTへの批判が噴出した。…(中略)…日本では、欧米ほどHFTバッシングは起きていない。
>>ターミネーター猛攻、高頻度取引が変えた日本株-発注率7割

記事後半にもあるとおり、東証は注文件数でお金を取っていますから、約定しようが取消しようが利益が出ます。
元々は海外から資本を呼び込み、かつ利益を上げる事が目的で「アローヘッド」を導入したわけですから、取引が増えている現状は彼らにとって望ましいと言えます。

まあそれはいいのですが、高速売買を推奨するような環境を作っている割に、不思議と個人は厳しく取り締まっています。

問題なのは「対当売買」です。

競争売買のなかで、同一取引参加者が売手となると同時に買手となって売買が成立することを、「クロス」又は「対当売買」といいます。
>>クロス

要するに売り注文と買い注文を同時に出す行為です(実際には約定しなくても注意喚起の対象となります)
まったく同時に出したとなると、合理性が乏しく相場操縦に疑われても仕方ないのですが、この「同時」というところが厄介で、どこまでを同時とするのか、規制側によって区々です。

機関投資家や外資だと上述の様な1000分の1秒単位の売り買いでも「同時」とは見做されない一方で、個人投資家だと数分単位でも「同時」とされます。
明言はされていませんが、結構厳しいのが現実です。

やんが株やってます。:アルゴリズムには悟りが最善策!

システム的にも高速売買が推奨されているんですから、個人にだけやるなというのは変な話なんですけどね。
寛容と言うより差別的なんです。

というか、投資家属性による差別は、市場を歪めるだけだと思うのですが、いかがでしょうか

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なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか② - OSの重要性

トヨタ水素自動車第2回です。
今回はOSのお話です。

理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか① - 3つの狙い

自動車とOSの組合せは意外と思われるかもしれませんが、自動車は今や電子部品の塊
カーナビなどの電子機器は言うに及ばず、エンジンの制御、ブレーキの制御、ABS、ライト、エアバック制御、ハイブリッド制御等等、山の様な制御・管理が必要です。
得てして回転数や排気量等にばかり目が行きますが、自動車は今や携帯電話以上の電子機器になっています

自動車OS

デザインウェーブマガジン:需要が拡大する自動車制御OSを知る PDF
TOYOTA:カーエレクトロニクスのディペンダビリティ設計と説明責任 PDF

OSを軸とするトヨタのIT投資には並々ならないものがあり、日本のどのメーカーよりも進んでいます(後述)
今回の水素エンジンの実用化に漕ぎ着けたのも、このIT技術による水素の安全管理が一因になっているのでしょう。

ではなぜトヨタはOSをそれほどまでに重要視するのでしょうか?
これも歴史的な流れがあります。
発端は20年以上前の1994年の事。

1980年代は日米貿易摩擦が激しさを増していました。
自動車を破壊するシーンや、プラザ合意は有名ですね。
その流れを引き継ぐ形で、1990年代も相変わらず批判(ジャパンバッシング)にさらされていました。
また、自動車以外にも国産のオープンOS「TRON」も批判にさらされ、風前の灯になっていました。

1994年、トヨタの佐藤浩司氏はTRONプロジェクトに接触。
当時、半導体によるガソリンエンジンの制御によって、効率化を図ろうと考えていました

しかし、当時OSはアメリカ製のものばかり。
PCは米国製OSを使ったが為に利益の多くを持って行かれました。
利害が対立する他人に、自身の心臓部分を預ける事が如何に愚かであるかを、多くの日系企業が痛感していました。

トヨタもその事を理解しており、OSを他国に、しかも争っている国に預ける事は、どうしても避けたかったわけです。

そこで登場したのがTRON。
米国から「不公正」の烙印を押され、びびった日本政府や企業によって死に体となっていたのですが、国産・オープンに目をつけたトヨタが接近し、共に車載OSの開発に邁進する事になります。
トヨタの並々ならないシステム開発への情熱はここから来ているわけです。

NHK:プロジェクトX 挑戦者たち「家電革命 トロンの衝撃」
武田計測先端知財団:坂村 健 PDF

さて、では現在の自動車用OSはどの位の規模になっているのでしょうか?
資料によると、2011年頃には既に1000万行に達しており携帯電話(ガラケー?)の倍になっています

増え続けるプログラム行数

経済産業省:産学連携ソフトウェア工学実践事業(高信頼組込みソフトウェア開発)の概要について PDF

また、この資料によると2015年には1億行に達すると予想しています。
調べてみると、2014年の段階でメルセデス・ベンツのSクラスに搭載されているソフトウェアコード行数は6,500万行にもおよびます(多分一般的な水準の改行)

Mentor Graphics:オートモーティブで採用が進む組込みLinuxとファストブートへの挑戦

1億行は過剰にしても、1,000万行単位で増加している事がわかります。
このうち根幹である制御系部分がどの程度かわかりませんが、1,2千万行は硬いでしょうな。
OSはどんどん複雑化し、規模が拡大しているわけです。

これだけあると当然書きミス、つまりバグが発生しやすくなります。
コンピューターに殆どの処理を頼っている現代人において、たった数文字の書き損じが社会に混乱をもたらし、企業に損失をもたらします

2007年にJRのsuicaでバグが発生した事がありましたが、この時は260万人に影響が出ました。
記録が無いのでうろ覚えなのですが、確か5、600万行に対して1行(20文字程)の書き漏れだったと記憶しています。

ITmediaニュース:260万人の朝の足を直撃 プログラムに潜んだ“魔物”
理経済:ソフトの重要性 - トヨタがまたリコール

如何にきれいでミスの無いOSを作り上げるかは重要ですが非常に難しく、無理なら他に頼るしかありません。
そして他人に頼るという事は、開発等の面で大きな足かせになるわけです。

この様に、自動車という工業製品とはベクトルが違う様な気もしますが、今や自動車分野においても、システムを握る事は非常に重要です。
世の中、ただより高いものはありません

技術部分の特許無償公開と同時にOSも普及させてしまえば、それがデファクトスタンダードとなり、今は利益にならないかもしれませんが、将来における基盤を築く訳です。
だからこそ、政府も特許の買い上げではなく無償公開を迫ったのでしょう。
自動車OSのシェアを見れば、無償であるLinuxの強さは明らかで、水素関連でこれをやれば、他社を寄せ付けないのは明白です。

Os

トヨタ、というか政府の狙いの一つはここにあるのではないでしょうか。

次回に続く…

理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか③ - ハイブリッド技術の拡張

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黄色信号で止まるべきか進むべきか

最近運転ができるようになったなるですが、運転中に悩むテーマが、交差点手前で黄色信号になった場合です。
この点は皆悩んでる様です。

赤信号にならないうちにスピードを上げて渡るべき? これも、基本的には速度を落として止まらなければいけませんよね。渡っていいのは、信号が黄色になったときに停止線を越えていた場合や、安全な位置に止まれそうにない場合など、止まったほうが逆に危険につながるときのみ。でも、そういった基本的なルールですが、実際には守られていないことも......。
>>危険! 渡る手前で信号が黄色、そんなとき踏むのは......約4割が「アクセル」→「止まると逆に危ない」「いける!」

速度によっても違うと思いますが、止まれた様な止まれなかった様な事態が頻発し、後で悩みます。
アンケートでは6割がブレーキ、残りがアクセルだとか。
およそ半々ですから、意見としてはかなり分かれている感じです。

対面の右折車も焦ってますので、アクセル踏むと突っ込みそうになる一方、後ろからは結構煽られてたりするとブレーキ踏めないんですよね…。
個人的には速度の分だけあれば止まる様にしてます
例えば時速60kmなら60mと言った感じ。
若干急ブレーキな感じもあります。

ちなみに、自動車の停止距離は以下の式で出せるそうです。

停止距離 = 空走距離 + 制動距離
制動距離 = 制動前の時速(Km/時)の2乗 ÷(254×摩擦係数)
>>交通事故における車速と停止距離を考える

実務の友:車速から停止距離を計算する。

停止距離一覧表

これを見ると時速70kmなら42mだそうです。
う~ん、42mならアクセル踏みそうです。
今度からはこの位でブレーキを踏みましょうかね。

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フクロウカフェなるものがあるらしい

ロンドンでフクロウバーなるものがオープンするそうです。
フクロウを見ながらお酒が飲めるんだそうな。

英アプリ開発企業ロカピーと、自然保護団体バーン・フクロウ・センターは、3月にロンドンのソーホー地区で「フクロウ・バー」を開店すると発表した。店の名前は「アニー・ザ・オウル」で、3月19~25日の1週間限定だ。その名の通りアニーという名のフクロウなど、数羽のフクロウが客を迎える
>>ロンドンに「フクロウ・バー」が期間限定で登場

世の中には色んなサービスがあるんですね。
フクロウはタカなどと同じ猛禽類なので獰猛なのかなとも思ったのですが、案外そうでもないようで、死亡事故は無いとか。
最悪、怪我程度で済みそう。

個人的にシロフクロウ(ハリポタ等に出てくる白い梟)が好きなので、行ってみたいです。
まあ遠いので無理ですが。

…と思っていたのですが、調べてみるとバーではありませんが、フクロウカフェなるものが既に日本に存在しているみたいです。
しかも日本全国にあり結構たくさんあります。

NAVERまとめ:癒しの【ふくろうカフェ】まとめ

都心にも何件もあります。
いや~、本当に色んなサービスがありますな。
これは是非行ってみたいですね。

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なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか① - 3つの狙い

皆様もご存知のとおり、トヨタ自動車水素を使った燃料電池車の関連特許を無償公開しています。
公式リリースと日経の狙いはこんな感じです。

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、燃料電池自動車FCVの普及に向けた取り組みの一環として、トヨタが単独で保有している世界で約5,680件の燃料電池関連の特許(審査継続中を含む)実施権を無償で提供する、と発表した。・・・(中略)・・・これらの特許実施に際しては、特許実施権の提供を受ける場合の通常の手続きと同様に、トヨタにお申し込みをいただき、具体的な実施条件などについて個別協議の上で契約書を締結させていただく予定である。
>>トヨタ自動車、燃料電池関連の特許実施権を無償で提供

苦労して開発した技術を自社で抱え込むのでなく、社外にも開放することでイノベーションを加速する。そんな大胆な試みにトヨタ自動車が乗り出した。・・・(中略)・・・多くの仲間たちが競い合いながら燃料電池車を事業化することで消費者の認知も高まり、各国の政府も普及支援に本気になる。そしてインフラ投資も回り始める
>>注目したいトヨタの特許戦略

日経の解説する狙いについては、、、まあノーコメントで。
トヨタの公式リリースには、特許の無償開放を言いつつも、価格が0なだけで個別協議や契約が存在することが記載されています。
ここがカラクリの一つとなりそうです。

言うまでもありませんが、トヨタの特許開放はトヨタの経営者にとっても極めて重要なことです。
何せ、無償開放により本来儲けられたお金が儲けられないわけです。

いったいいくらになるのかはわからないですし、結果的に開放した方が儲かるのかもしれませんが、会社資産の私的流用として株主代表訴訟が起こるかも知れませんから、必死になります。

ただただ普及を考えるのであれば、政府に高額で貸与しそこから使えるようにするとか、一括で買ってもらうとか、色々やりようがあるでしょう。
当然それなりの狙いがあるわけでしょう。
今シリーズはそんなお話です。

さて、前置きはここまでとして、まず私の考える"狙い"を記載します。
彼らの狙いはこんな感じでしょう。

    1. 水素インフラの普及、認知度の向上
    2. OSの支配により他社の開発をコントロール
    3. ハイブリッド技術の優位性

では1番から順に解説していきます。
1番は表の理由兼裏の理由で、日経新聞など多くのメディアが報道し、トヨタ自身が豪語するお話です。
まずは自動車の歴史をざっくり見てみます。

wikipedia:電気自動車

自動車は自転車より遠くまで行け、一方で鉄道や飛行機と違い行ける場所の制限が緩くなっています。
とても小回りが利き遠くまで行ける便利な道具です。
しかし、遠くに行く為にはエネルギーの補充が必要です。

自動車が普及した約100年前、現在のようなガソリンエンジンの自動車だけでなく、電気自動車もありました。
歴史的には電気自動車の方がガソリン車より早く登場したらしく、当時は自動車と言うより小型の電車だったみたいです。

しかし、(現代でもそうですが)一回の充電で走れる距離が短く、それでいて充電時間が長いため、ガソリン自動車に市場を奪われてしまいます。
現在では電気自動車を普及させるために電池をガチャガチャ入れ替える方式や、止まる所(バス停、信号など)でチビチビ充電する方式などもありますが、それですらパッとしません。
技術的が揃っていなかった当時、電気自動車の敗北は必然だったのでしょう。

その後何度か電気自動車は注目されたものの、数分でエネルギーチャージが完了するガソリン車の利便性に勝てず仕舞いでした。
その上、ガソリン車の普及に伴いガソリンインフラが整ってしまい、電源インフラの入る余地がなくなってしまいました。

普及とインフラは車の両輪の様なもので、両方セットで普及させる必要があります。
また、どちらかと言えばインフラの方が先行します。
一方で、インフラが整ってしまうと物理的・心理的に別のものが入るスペースは少なくなります(所謂、経路依存性)

化石燃料インフラ後から割り込むことになる水素ステーションは、これに打ち勝つ必要があり、普及コストは兎に角安い方がいいわけです。

ではガソリンインフラはというと、原油が(随分安くはなりましたが)相変わらず高止まりしているもののガソリンスタンドには恩恵が無く、地域での競争が激化、消防法の改正まで加わり青色と息を通り越してバタバタ死んでいます。
水素組はそこに入る事もできるので、いくらかやり易いかもしれません

今回の特許開放はインフラ普及組である政府やJX等を後押しすることに繋がり、今後の水素社会に貢献することでしょう。
10年後にはステーション1000ヶ所、車両200万台という予想も出ています。
(ちなみに日本では2012年末に約6000万台の乗用車が走っています)

水素給油インフラ

JX日鉱日石エネルギー:水素エネルギー社会への取り組み

必然、水素自動車は売りやすくなり、結果的にトヨタの利益にも貢献すると言う筋書きなわけです。
多くの新聞で書かれている狙いはそんな感じです。
これは建前でも本音でもあり、嘘ではないでしょう。

しかし、これだけだと疑問が残ります。
これだけだと利益に貢献するかどうかはその時になってみないとわかりません。
もしかしたら、自分達の長年の研究を踏み台に、もっとすごい物を他社が作ってしまうかも知れません。

また前述のように、トヨタが全くお金を貰わずに特許を開放しなくてもいいかもしれません。
やりようはいくらでもあります。
他に自身の優位性を保つ手法は無いのでしょうか?

次回に続く・・・

理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか② - OSの重要性
理経済:なぜトヨタは燃料電池車の特許を開放したのか③ - ハイブリッド技術の拡張

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ビットコイン連動型投信が上場するらしい

米国でビットコインに連動する投信が上場するそうです。
あの国の原資産はなんでもありですね。

バリー・シルバート氏の「ビットコイン・インベストメント・トラスト(BIT)」は、仮想通貨ビットコインの価格に連動する投資信託として初めて市場で取引される見通しだ。・・・(中略)・・・BITと競合するキャメロン・ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボス兄弟の「ウィンクルボス・ビットコイン・トラスト」は正式な上場投資信託(ETF)として米証券取引委員会(SEC)の登録手続きを踏んでいる。
>>「BIT」、ビットコイン連動型投信初の市場取引へ

裏口上場のようですが、それでも上場させる米国市場の器はすさまじいですね。
ビットコイン自体も売買が盛んなので、投信の売買はイマイチだとは思いますが、選択肢が多いのは悪いことではないと思います。

さらに驚くのは、他のルートで別のビットコイン投信が上場を目指していると言うこと。
ビットコインはマネロンや麻薬売買など黒い噂の絶えない資産ですが、果たしてどうなることやら。

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ゆうちょ預金の限度額引き上げ

皆様お久しぶりです。
ご無沙汰ですが、ちょっと更新してみます。

さて、久々の一発目はゆうちょ銀行の預金が引き上げられる件です。

ゆうちょ銀行に預金する人の1人当たり預金額の上限を定めている「預け入れ限度額」を引き上げる議論が3日、自民党で本格的に始まった。限度額引き上げは昨年の総選挙で公約にも掲げており、郵政関連団体の支持を受ける同党にとっては悲願だ。
>>焦点:自民党がゆうちょ預金限度額引上げへ始動、金融庁は慎重

国のお財布事情も大変なんですかね。
ゆうちょ預金は基本的に日本国債に使われています
加えて、ここ最近はゆうちょ銀行の資産が目減りしたことに伴い、保有シェアが下がっています。

中小企業金融機関等の国債保有の減少につ いても、ゆうちょ銀行における預金残高減少に伴 う資産減少などを反映したもの
>>日本銀行の国債買入れに伴うポートフォリオ・リバランス

国債保有シェア

低金利がたたってメガバンクは絶賛海外流出中。
世界的に金利が低い今はまだマシですが、これで海外が盛り上がりだしたら、日本国債はゆうちょと日銀位しか買い手がいなさそうです。

かつて、小泉総理が官の無駄遣いを助長していた財政投融資にキレて郵政民営化に踏み切ったわけですが、あれだけがんばっても大きな流れは変わらないようです。

大和総研:財投、政策金融など「官」の資金に変化はあるか PDF

こんなんでいいのでしょうか…

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