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ソニーの戦略① - 不動産事業への参入について

ソニー不動産事業に参入するそうです。

ソニーが不動産事業に参入することが24日、わかった。IT(情報技術)を活用し、個人向け不動産の売買仲介や法人向けコンサルティングなどを行う。ソニーはテレビなどエレクトロニクス事業の不振が続き、成長事業の育成が急務になっている。今月、新規事業の創出に取り組む専門組織を社内に設置。不動産業が第1弾になる。
>>ソニーが不動産事業に参入 担当子会社を設立、新規事業創出

至る所で本業軽視と揶揄されていますが、私はそうは思わなかったのでソニー経営陣がどういう戦略で参入したのか、自論を展開してみようと思います。

最大の問題は、ソニーが何から収益を得ようとしているのかということ。
普通に考えれば不動産を所有し、管理し、個人や法人が払ってくれる家賃によって利益を得ると考えられます。

しかし、これには多くの問題があります。
人が来てくれないと空室が発生し思うように家賃が入らないでしょうし、天変地異で買ったビル等の不動産が倒壊してしまう可能性もあります。

他にも、土壌汚染問題が持ち上がるかもしれません。
築地移転の際の土壌汚染問題も、突然話題になりましたし、スーパーの地下から高濃度の放射性物質が見つかったこともありましたね。

耐震基準が変更されたり、姉歯建築士の様な人に当たってしまうかもしれません。
住人が酷い人で、部屋を荒らしまわったり占有してしまったりするかもしれません。

この様に、不動産で儲ける為には土地に対する目利きや建物についての知識、入居者の審査など様々な知識が必要です。

基本的に家電メーカーであるソニーが入ったところで、すぐさまうまくいくことはないでしょう。
まして、買収ではなく新規参入ですから、なおさらノウハウが不足します。
多くの人はここに疑問を持っているのではないでしょうか?
私もこのままでしたら同じ疑問を持ちます。

ではどうしてソニーは参入を決めたのでしょうか?
私はソニー銀行を筆頭とするソニーFGを利用して、家電品をBtoBで販売するために設立した、バリューチェーン統合用の仲介会社と考えています。

結論から言うと、REITを利用して、自身の不動産保有リスクをほぼ0にし、家電(の権利)を投資家に販売することが目的だと考えています。

長くなったので続く…
理経済:ソニーの戦略② - REITの仕組み
理経済:ソニーの戦略③ - 狙いは不動産投資による電器復興

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コメント

ご無沙汰です。

不動産ネット取引解禁へ 国交省が24日に有識者検討会 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/smp/economy/news/140422/biz14042214430018-s.htm

これに合わせての参入だと思ってます。当たってます?

投稿: すー | 2014年4月25日 (金) 08時59分

すーさん
コメントありがとうございます。
また、長期にわたり更新していなかったにもかかわらず、
当ブログを見ていただき、誠にありがとうございます。

>不動産ネット取引解禁
こちらの記事は見逃していました。
情報提供をありがとうございます。

ただ、多くの人が言うとおり、
不動産リスクを取って事業をするのはどうも無理があるように思います。
ブランド毀損リスクもありますし。

不動産の販売については、中古物件の仲介など、
不動産リスクを取らないような形を取るのでは無いでしょうか。

内容が長いので私の考えるソニーの戦略を図示してみました。
こちらをご覧いただければと存じます。

http://rikeizai.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/--91e3.html

投稿: なる | 2014年4月26日 (土) 12時58分

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