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抜け目なく為替ヘッジするソフトバンク

ソフトバンクが外貨建ての社債を発行するそうです。

ソフトバンク は米国や欧州などの海外市場で総額20億ドル(約1980億円)相当のドル建ておよびユーロ建て社債(2020年償還予定)を発行する。
>>ソフトバンク:外貨建て社債20億ドル発行へ、スプリント買収で

ムーディーズ・ジャパンは9日、ソフトバンクが計画する総額20億米ドル相当の外貨建て債券に(P)Baa3予備格付けを付与し、同時に格下げ方向で見直しの対象とする、と発表した。
>>ソフトバンクの外貨建て債をBaa3に予備格付け

円安で海外企業の買収にお金がかかるようになったので、為替差損を回避するために外貨建てにしているようです。

抜け目がないのは格付け
ソフトバンクはもともとBaで、社債の金利は高めでしたが、この格付でかなり緩和されそうです。
BaとBaaでは雲泥の差ですからね。

大型の社債を発行したと同時に格上げ、しかも初めから格下げ方向という変な注釈がつけられています。
Baa3ですから、少しでも格下げすればまたBaに逆戻りです。
おそらく、内々で示しを合わせ、最大限金利が下げられる様にしたんですね。

一番メリットが大きいのはソフトバンクでしょうから、仕掛けたのはソフトバンク側でしょう。
仕組みをよく理解してますね。

それにしても、スプリントの買収資金については銀行団と融資の契約を既に結んでいます
そうすると、今回の資金調達の理由で考えられるのは

  1. 為替差損分の保険料
  2. どこかの銀行と不仲になった
  3. 調達金利を下げたい

のいずれかでしょうか?

1.は銀行との間で新しく為替予約すれば目的は達成できますから、まあ3.ですかね。
ムーディーズから格上げしても良い的な動きがあったから急遽社債に切り替えたのかも。
今後は借入だけでなく社債も増えそうですね。

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