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2013年4月

日銀のPLは大丈夫なのだろうか

日銀が金利上昇した場合の損失を試算しています。

金融機関による国債を中心とした債券投資の影響で、金利が全年限にわたって1%上昇した場合、国際統一基準行で3.2兆円、国内基準行で3.4兆円、計6.6兆円の評価損が発生すると試算した。
>>金利1%上昇で国内行の債券損失6.6兆円=日銀

日銀としては、損をするから国債から他の資産に分散しろと言う意味なのでしょう。
前にも似たような統計がありましたが、地銀は特に厳しいみたい。

もっとも、満期保有目的で持っていれば数%の損失はPLには現れないでしょう。
時価評価しないといけない売買目的の国債は、全体の1/3位ですから、損失は試算額の1/3程度でしょう。

問題は日銀のPLです。
日銀はオペレーションの関係で頻繁に国債を売買します。
しかも大量に買い込むと言ってるわけですから、被害は拡大します。

勿論、通常の企業とは異なり、どちらかと言えば公的機関に近いです。
多少の損は許されますが、損が増えれば第3セクターみたいに成りかねません。
円を刷れば~という話もありますが、株券と同じで刷り過ぎれば価値がドンドン減価します。

さらに国債の価値≒円の価値ですから、円の減価は保有している国債の減価にもつながります。
損が損を呼ぶ悪循環。
変な事にならなければ良いんですけどね。

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米国の日本化 - 大卒者が飽和

米国でも大卒者が飽和しているようです。
職がない+大卒者が増えた事によるもののようですが、日本のバブル崩壊後とそっくり。

アンダーエンプロイメントは、景気回復の遅さを証明する事象の1つとなっている。一部のデータによると、大卒の被雇用者の半数近くは、従来大卒の資格を必要としなかった仕事に就いている。…(中略)…オーガスタさんはノーザン・イリノイ大学に2年間通った。オーガスタさんは、「昔は企業がたいてい高卒の人を求めていた」が、現在は仕事を探す人の多くが大卒の学位を持っていると述べた。
>>「大学は出たけれど…」―米国の大卒者、景気回復でも低スキル職のままか

日本でもバブル崩壊後、職が減る中で大卒は増え続け、いつの間にか高卒向けの職が無くなっていきました。
結局大卒でも就職できない状況が出来上がってしまいます。

今では修士や博士持ちまでまともな職に就けず、高学歴ワーキングプアとかオーバードクターとか言われる始末。
アメリカもドンドンそうなっていく様な気がします。
まあ、どこの国でも同じですね。

理経済:フィンランドの教育問題

世間では米国の景気が回復していると持て囃されていますが、どうなんですかね。
日本では、正規社員と非正規社員みたいな区切りになりましたが、米国の場合はスキルで区切っています。

正規・非正規の区切りであれば、景気変動で区切りがなくなる事もありますが、スキルはどうにもなりません
将来、国力を落とす原因になりそう。

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実践的心理学 - キツネとカメ 解答編

キツネとカメ」の解答編です。
ストーリーと質問については前回の投稿をご参照ください。

実践的心理学 - キツネとカメ

このお話の回答としては次の3つが考えられます。

    1. キツネが好き
      ⇒体より頭を使うタイプ。作業の前に長考が普通。
    2. カメが好き
      体を使うタイプ。朝早く来て夜遅く帰る。サービス残業は当たり前。
    3. どちらも同じ(結果重視)
      結果が大事。より早く、より良くできればプロセスは問わない。

最初に私が話を聞いたときは3.でした。
消去法+時間切れです。
皆さんはどうでしたか?

さて、問題はこのケースの意味ですが、これは他者に対する評価や、自分がどう評価されたいかを示しています。

元々文化人類学で稀に使われるケースで、例えば団塊の世代に質問すると、9割以上がカメを褒め称え、若い世代だと、バラバラになったり思考パターンによって大きく差が出ます
似たようなテストでは業種や性別でも差が出たそうなので、これも結構差が出るんじゃないですかね。

あまり良い事ではありませんが、往々にして好意と評価は一体です。
例えば、部長がカメ型だった場合、キツネ型や結果重視型の3.は相性が悪い事になります。

仕事が終わったのに帰れない部署はよくあります。
残業しないと怒られたり、自分より遅く来たと怒り出したり、傍から見ると理不尽な理由で怒る人はよくいます。

そういう状態はカメ型の人なら耐えられるのですが、それ以外には敬遠されがちです。
結果を出したとしても評価されないため、いつまでも低評価となります。
カメ型以外は、一人辞め二人辞め、他は異動の対象となります。
良いか悪いかは別として、いつしか部はカメ型だらけになってしまいます

言い換えれば、新しい会社に入った、新しい部署に異動したという場合、そこが何型なのかを適切に把握し、相性を判定する必要があります
相性が悪いと居心地が悪くなりますから、馴染むか耐えるか辞めるかのいずれかになります。
心構えをしておいて損はありません。

新社会人の皆様は、おそらく今は所属部署がない見習い社員でしょう。
2,3ヶ月もすれば各部署に配属されますから、新人歓迎会等で、それとなく聞いてみると良いでしょう

マイナーなので、ケースを知っている人も少ないでしょうから、適当な結果をくっ付ければ意図を知られる事もないでしょう。
下ネタとかと絡めておけば、十中八九その場の話題で終わります。

皆さんも新しい環境に素早く馴染む為に、試してみてはいかがでしょうか?

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抜け目なく為替ヘッジするソフトバンク

ソフトバンクが外貨建ての社債を発行するそうです。

ソフトバンク は米国や欧州などの海外市場で総額20億ドル(約1980億円)相当のドル建ておよびユーロ建て社債(2020年償還予定)を発行する。
>>ソフトバンク:外貨建て社債20億ドル発行へ、スプリント買収で

ムーディーズ・ジャパンは9日、ソフトバンクが計画する総額20億米ドル相当の外貨建て債券に(P)Baa3予備格付けを付与し、同時に格下げ方向で見直しの対象とする、と発表した。
>>ソフトバンクの外貨建て債をBaa3に予備格付け

円安で海外企業の買収にお金がかかるようになったので、為替差損を回避するために外貨建てにしているようです。

抜け目がないのは格付け
ソフトバンクはもともとBaで、社債の金利は高めでしたが、この格付でかなり緩和されそうです。
BaとBaaでは雲泥の差ですからね。

大型の社債を発行したと同時に格上げ、しかも初めから格下げ方向という変な注釈がつけられています。
Baa3ですから、少しでも格下げすればまたBaに逆戻りです。
おそらく、内々で示しを合わせ、最大限金利が下げられる様にしたんですね。

一番メリットが大きいのはソフトバンクでしょうから、仕掛けたのはソフトバンク側でしょう。
仕組みをよく理解してますね。

それにしても、スプリントの買収資金については銀行団と融資の契約を既に結んでいます
そうすると、今回の資金調達の理由で考えられるのは

  1. 為替差損分の保険料
  2. どこかの銀行と不仲になった
  3. 調達金利を下げたい

のいずれかでしょうか?

1.は銀行との間で新しく為替予約すれば目的は達成できますから、まあ3.ですかね。
ムーディーズから格上げしても良い的な動きがあったから急遽社債に切り替えたのかも。
今後は借入だけでなく社債も増えそうですね。

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実践的心理学 - キツネとカメ

皆さま、お久しぶりです。
ようやく一山越えたなるです。

まず初めに、更新してない間も来ていただいた方々、昨日の更新を見に来ていただいた方々。
リピーターの皆様に感謝
お読みいただき、本当にありがとうございます。
これからも末永くお付き合いいただければと存じます。

さて、本論に入ります。
今回は昔話調のお話を聞いていただき、一つの質問に答えていただくというシンプルな心理テストです。

ぱっと聞くと何の意味もなさそうですが、実によく考えられたテストです。
新人や新上司が誕生する時期ですので、是非色んな人に試してみてください。

まずは質問から。

お話はここから。

あなたは次のお話を聞いて、キツネとカメどちらに好意を持ちましたか

昔々あるところに、山の麓にキツネとカメがいました。
山からは結構流れが速い川が流れています。

キツネ:カメさん、あの山の頂上までどちらが先につけるか、競争しない?
カメ:う~ん、走るの遅いからやだな~。
   この川、あの山の頂上まで続いてるから泳いでもいい?
キツネ:いいよ。(流れ速いし、大丈夫かな)
カメ:それなら競争できるね。よし、じゃあ位置について…
キツネ・カメ:よーいドン!

カメはすぐさま川に飛び込み、必死に泳ぎ始めました。
一方、キツネは座り込みます。

カメ:(僕は泳ぎが速いから、必死に泳げばきっと勝てる)
キツネ:(う~ん、走れば勝てそうだけどそれも面倒だよね。なんかいい方法無いかな?)

1時間経ち、2時間経ち、日も落ちてきました。
ところがキツネもカメも、スタート地点から全く進んでいません。

カメは一生懸命、ひたすら泳ぎました。
しかし川の流れは速く、カメの泳ぎでは前に進めず、ルームランナー状態でした。
一方キツネは、(タクシーでも呼ぶか、いや自転車を借りてくるか)と、如何に効率的にゴールするかをひたすら考えていたため、こちらも全く進んでいませんでした。

日も暮れ、夜になると、

カメ:帰ろうか。すごく疲れたし。マジで死にそう…。
キツネ:そうだね、こっちも色々疲れた。

結局、二人ともスタート地点から一歩も動きませんでした
めでたしめでたし。

お話はこんな感じです。
長文を読んでいただき、ありがとうございます。
さて、解答の前に少し解説をしたいと思います。
このお話、さらっと書かれてますが、実はかなり考え込まれた話です。

お分かりのとおり、ウサギとカメを捩った作品です。
ウサギとカメのお話でどちらが好きかと問えば、普通はカメと答えるでしょう。
これは、カメが圧倒的に不利な立場から逆転勝利するという、サクセスストーリーが織込まれているからです。

一方でキツネとカメの話は、競争方法を限定しない事で、各々が最も得意とする方法で勝負しています。
また、ウサギとカメではカメが勝利していますが、キツネとカメに勝者はいません

ウサギとカメでは固定観念もあって、中々ウサギが好きとは言い難いですが、キツネとカメでは良い子ちゃんな解答が無いので自由に発言できます。

この話は、もともと文化人類学で使われるお話で、学者の間では時々語られるケースだそうです。

たまたま知り合った文化学の先生が教えてくれたもので、最初はその先生のオリジナルだと思っていました。
しかし他の人からも殆ど同じ内容の話を聞いたので、知る人ぞ知るケースのようです。

己の可能性を最大限まで引き出せ!:「キツネとカメ」

※この方は創作と書いていますが、多分この人は件の先生ではないと思います…。
中の人があの先生なら、結構偉い人です。

話が長くなったので、続く…
実践的心理学 - キツネとカメ 解答編

最後にもう一度質問を書きます。

あなたはキツネとカメ、どちらに好意を持ちましたか?

皆さんも是非ご自身の回答と、このケースの意味を想像してみてください。

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やっと3月を越えた…

3月終わった…。
テストも終わった…。
マジで死にそうでした。

仕事に加え毎週レポート2種類+課題6つは本当にきつかったです。
よく越えられたものだ。
しかし、ようやく時間も空いてきました。
良かったー。

と言うわけでさっそくネットサーフィン。
最近嵌ったジョジョの漫画を読み読み。
ダービー(兄)が熱すぎてワロタ。

他の敵が持っている特殊能力(スタンド)と比べ、自身のスタンドは明らかに弱いにも関わらず、計算と実力・策略で主人公達を追い詰めていくのは斬新で面白いです。
彼はスタンドが無くても主人公を追い詰められたのではないでしょうか?

そんなジョジョのダービー戦ですが、その昔OVA化していたようです。

レイズの部分が躍動的になっており、精神的なやり取りがよく表現されています。
漫画以上に面白くなっていたのは、いい意味で裏切られました。

惜しむらくは心の声が表現されてなかった点。
ワーナー版のダービー戦に非常に期待してます。

ちなみにこちら↓はダービー戦を捩って作られた就職氷河期動画です。
原作を知らなくても楽しめたのですが、知ったらもっと面白くなりました。

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