期待は人を育てる - ピグマリオン効果
最近株価が上昇している(実際は円が下がってるだけですが)為か、景気がいい感じがしているようです。
景気は気からと言いますが、株価などは期待インフレ率によって変化するので、強ち間違いではありません。
さて前置きはこの位にして、最近知ったのですが、この期待の効果は部下等の育成にも重要な役割を果たすのではないかと考えられているそうです。
今回は備忘録投稿です。
「ピグマリオン効果」とは、「人は他者に期待されるほど意欲が引き出されて、成績が向上する」という状況を示す教育心理学の法則のひとつ。…(中略)…「教師期待効果」あるいは「ローゼンタール効果」ともいわれます。
>>ピグマリオン効果
わたしのブログ:期待をかけられた人が成長するピグマリオン効果を活用する
いい意味で期待されると、それに沿える様に動くという効果です。
景気も人間も期待が重要というわけです。
また、説明文には書かれていないですが、もう一つ重要な事として期待をいい意味に裏切るのは難しいというのもあります。
もともと期待が低い場合、対象(今回は部下とします)がどのような結果を出したとしても、少しネガティブな方向に割り引いて見てしまいがちです。
下手をすれば、そもそも部下の行動に感知しなくなります。
何をやっても「あっそ、そんなことしてたんだ」となれば、部下は気分がめいってしまいます。
この低い期待をいい意味で裏切る為には、部下は極端に高い結果を出さなければいけません。
過剰に高い目標では、諦めに繋がってしまいます。
この辺りは書いていませんが、結構重要なようです。
一方で期待が高い場合は、ちょっとしたことでも評価やフィードバックの対象になります。
少なくとも部下は「見てもらっている」と感じるようになり、パフォーマンスを上げようと努力するでしょう。
悪い言い方ですが、「豚もおだてりゃ木に登る」と言うわけです。
ドンドン成長し、いつしか飛べる豚になれるかもしれません。
(この慣用句って意外と類義語がないんですね)
最近学んだマネジメント術でとても使えそうだったので、部下や後輩がいる方は、ぜひ使ってみてください。
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