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ローリスク・ミドルリターンを達成する

やっとテスト終わった…。
1日12時間労働+テスト勉強2時間+レポート作成2時間は結構鬼だと思う今日この頃、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
何とか死なずに済んだなるです。

色々ブログの続きやコメントが溜まっておりますが、順次対応させていただければと存じます。
コメントを下さった方、お返事が遅れ申し訳ありません。

さて今回は、ネタの続きを書こうと思ったのですが、忘れちゃいそうなので先に今日のお話を書いてしまいます。
今回はローリスク・ミドルリターンをどうすれば達成できるかのお話。

先日、例の友人からいきなり電話が来ました。

友「ローリスク・ミドルリターンの投資先無い?」
なる「この前債券紹介したでしょう。あれで年5%とか出たのに、結局投資しなかったじゃん。」
友「今から何とかならんの?」
なる「もう無理。投資はタイミングと度胸だよ。」

何度かおいしいネタを提供しているような気もするのですが、毎回何もせずに終わっているので、今回から適当にあしらっています。

とはいえ、こういった投資先や投資方法を考えるのも結構面白いので、色々調査してみました。
すると、思ったより社債の利回りが下がっていなかったので、何とかいけそうです。

日本と異なり、米国では社債が普通に買えます。
こちらは米国某社の実際の債券販売画面で、お金を出すと本当に買えます。
「単価×数量×10+経過利子」で1単位購入できます。
なお、債券投資は単価が高めで、10万円(1,000ドル)以下はまずありません。
逆に上限は億単位です。

社債サンプル1

社債サンプル2

モルガン・スタンレー格下げを食らった為か、利回りが上がっています。

これらは当然ドル建てなので、このままでは為替リスクも背負う事になります。
為替リスクを打ち消す方法が必要ですが、日本にはFXという素晴らしいリスクヘッジ方法があるので、これを使います。
FX先渡取引なので、本来為替リスクヘッジをするための商品です。
残念ながら本来の目的を理解している人は少ないのですが。

では、実際にどれ位リターンが期待でき、どれくらいリスク(標準偏差)があるのか計算してみます。
今回は、よりリアルな計算にするために、実際の社債から算出します。
買うのは上の図にある、「ゴールドマン・サックス 2022年満期 クーポン:5% ノンコーラブル」を1単位買います。

買ったと同時にFXで円買いドル売りを行います
こうする事で、将来ドルから円に変換する際に、為替レートを気にする必要がなくなります。

今回は話を簡略化するため、経過利子や満期までの日数は考えません。
また、最初に投資した時の為替レートは1$=80円とします。
この条件下で考えると下記のようになります。

社債のリターン

社債なので、基本的に(名目で)損失が出る事はありません。
損失となる部分はFXでの手数料・スプレッド・マイナススワップとなります。
後は現物の米ドルを買わないといけないので、為替手数料と送料がかかります。
為替手数料等は、インタラクティブ・ブローカーズを使うと安くできます

売買手数料は無料、スプレッドはプロトレーダーより狭い位なので、殆ど考える必要がありません。
大きいのはマイナススワップです。

今回は1日4円のマイナスとしました。
これは米国との金利差によって上下しますので、彼らが利上げを始めたら大きくなります。社債の単価はおよそ1万ドルなので、1万通貨取引します。

なお、FXは本来、スワップを受け取るより払う方が有利です。
スワップによる受払は、金利の単利化となるので、プラススワップは態々複利を単利化しており、利子を不利にしています。

これで計算すると、約83万円を投資で、10年間合計で118万円の戻りがある事になります
複利換算すると3.7%の利息ですから、まずまずのミドルリターンと言えるでしょう。
ちなみに利回りはこちらのサイトを使うとわかりやすいです。

利回り.com

投資の方法としては上記のような感じです。
最後に、ヘッジコストや割引率が変化した場合の確率分布を計算してみます。
ここから、どの程度のリスク(標準偏差)があるのか計算可能です。

ツールはディシジョンシェアを使用します。
値段は高いですが、めちゃ便利です。

結果はこんな↓感じ。
縦軸が、その金額を受け取れる確率になります。
インフレ率も考慮したNPVもプラスのまま、結構いい感じに推移。

社債のリスク

単純な合計で考えれば、36万円の純リターンに対し、標準偏差(リスク)は10年間で1,712円ですから、まあローリスクの部類に入るでしょう。

最大の懸念は会社の破綻などのデフォルトリスクです。
今回の計算にはその確率を考慮していません。
それをどう考えるかは投資家の腕となります。
格付会社の評価もあるので、参考にしてみるといいでしょう。
参考になるかはわかりませんが。

各格付けに対するデフォルト率は公表されているので、そちらと照らし合わせれば勘定できます。

ゆうちょ財団
スタンダード&プアーズ:金融機関格付けの概要 22ページ

ゴールドマンの格付はA-なので、10年で2.7%位ですかね。

うまい事やれば、まだまだチャンスはありそうです。

#curetion_money

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