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ついに格付けが逆転orz - 日本国債が格下に

本日のニュース速報を見てびっくり。
何と日本国債格下げ
しかもアウトルックネガティブです。

フィッチ・レーティングスは、日本の長期外貨および自国通貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を、それぞれAAおよびAAマイナスからAプラスに引き下げた。見通しはネガティブ。…(中略)…高い民間貯蓄は日本の経常黒字にも寄与している。しかしソブリン資金調達への圧力が高まった場合、日本の貯蓄と投資態度が変化し、外貨建て信用力に影響する可能性を考慮すると、外貨建てと自国通貨建て格付けを同等にすることが適切と考える。
>>日本をA+に格下げ・見通しネガティブ、財政健全化計画は悠長=フィッチ

日本に対して辛口なムーディーズが口火を切って格下げするかと思いきや、フィッチが格下げをしてきました。
しかも、さらに格下げを示唆する「ネガティブ」です。

日本国債の外貨建て格付けまで下げられていますから、日系企業が海外で借り入れをする際の障害にもなりかねません
想像してみてください。
日本とトヨタ自動車、どちらが破綻しにくいと思いますか?
国家の格下げは、その国のすべての会社に影響を与えます

また、これにより日本国債は、韓国国債より、文字通り格下となりました。
韓国国債のフィッチの格付けは「A+(ポジティブ)」。
彼らが半歩リードした形です。
ますます彼らが日本国債を引き受けるメリットがなくなりました。

理経済:韓国国債の現状
理経済:日本の借金を国際比較 - 世界一の借金大国

彼らが横に並ぶまで、もう少し時間があるのではと思っていましたが、まさか一気に抜き去られるとはorz。
掲示板等では散々バカにしていましたが、もはや世界は日本人と真逆の事を言うようになってしまいました。

WSJ:フィッチ:韓国の格付け、1~2年以内に引き上げの見通し
キムチ速報:韓国の格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更=フィッチ

経験的に言って、彼らが突然格付けを下げだしたり、一定のまま放置するときは彼らの誤りがある場合が多いのですが、ゆっくり段階的に下げる場合には、的を射ている場合が多いです。

かつてJAL三洋電機の時がそうでした。
この国がJALや三洋電機のようにならないか、心配でなりません。

追記:
面白い記事があったので転載します。
格下げで円安になって輸出が増加なんてことは、まあ無いでしょう。
重要なのは輸出量や額の増加であって、円高なんて言い訳。

住友信託銀行:円安で我が国貿易収支は改善するか PDF

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

格付会社はただの民間会社ですよ!基本的に己の思惑だけで動くと思っていたほうがいいです。また格付会社自信がどのようにして利益を上げるのかを調査してみたら真実がわかるかもしれませんよ!
必要以上に信頼するのは危険です!
すでに格付機関に対する規制が日米欧で議論されています。
格付にいたるまでのプロセスの不透明性が問題に挙げられています。

投稿: 経済はど素人 | 2012年5月26日 (土) 18時15分

経済はど素人さん
コメントありがとうございます

>必要以上に信頼するのは危険
是非年金運用団体や、自社の運用規定に対して言ってやってください。

格付機関は民間企業ですが、一応認可企業です。
やりすぎると格付け資格が剥奪されます。

米SEC、格付け会社イーガンを行政処分へ 一部認可取り消しも
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Finance/node_430003

ちなみに日本銀行も半官半民の企業です。
http://www.boj.or.jp/about/outline/index.htm/

投稿: なる | 2012年5月27日 (日) 00時37分

日本国債の格下げは何度も繰り返されていますが。全く市場に影響を与えていません。それが実態だとおもいます。日本国内では一瞬報道されますが、全くだれも関心を示しません。一方の、韓国は、中央日報・朝鮮日報を読むとわかりますが、一喜一憂が非常に激しく感じられます。常に外国の状況に揺れ動かされ不安定というイメージなのですが、国債もドル建てで、常に外貨準備高を気にした発表となっています。その準備高を保証させる為に、日本/アメリカ/中国とのスワップは必須事項となっています。スワップの事を中央日報では『お互いが外貨を融通しあう協定』と述べていますが、この3国に外貨を融通できる国など存在しません。韓国はG20の安全保障関係国際会議で全体でスワップ協定を結ぼうと言い出し、他の国を『えっそれは経済の問題だろうが』と困惑させ、韓国が切迫した状態である事を世界に公表してしまう結果になった事をご存知でしょうか?
私が察するに、競争相手が存在する限り、どんな状況でも金儲けの種は存在します。たとえ経済破綻が予想される国家の国債を購入してもその儲けを出す事はできるのでしょう。不安定だから金儲けの種が存在する。

投稿: 私は経済のど素人 | 2012年5月28日 (月) 21時26分

格付の事を私なり調べましたが、格付と経済の総合力は関係ないようです。もちろん無視はできませんが!日本の場合は格付を下げても、国債が国内で消費されている為、国債の価格は下がらないという事と、日本国債は円建てである為、デフォルトはハイパーインフレでもない限りないようです。格付会社のオーナーも問題になっているようですね!日本経済新聞に掲載されていました。
未だに格付の基準が不透明だとの事です。
無視はできない事は確かなようですが、すくなくとも日本に関しては参考程度のようです。

投稿: 経済のど素人 | 2012年6月 1日 (金) 20時27分

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