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ウォルマートの影

売上高で世界1,2を争うウォルマートが、オランダの年金団体から突っ込みを入れられています。

ウォルマートは、従業員の待遇が国連の提唱する「人権・労働・環境」についての普遍的原則に沿っていないとしてブラックリストに掲載された。
>>オランダ年金基金、ウォルマートと中国石油をブラックリスト掲載

ウォルマートと言えば、トヨタとソニーとパナソニックを合体させた位の売上高を誇る、巨大企業です。
最近は円高で変化していますが、それでも4,200億$という、巨大な売上高を誇る企業です。

Yahoo!Finance:Wal-Mart Stores Inc. (WMT)

しかし、人権問題は結構ハードです。

商社側を叩きまくっているとか、地域に進出した後、周りのスーパーを潰しまくって、儲からなかったら即撤退とか、そういう部分は前から言われています。
また、以前ご紹介した「くたばった農民保険」も彼らが積極的にやっている事です。

理経済:ムーアのキャピタリズムを見てきました

くたばった農民保険(俗称)とは、生命保険の一種です。
決定的に違うのは、受取人が所属する企業等と言う事です。
その従業員が死ぬと、多額の死亡保険金が企業側に転がり込む寸法です。

ウォルマートはアルバイトなどに、数千万円相当の死亡保険をかけていた事が、映画で示されていました。
映画では確か、時給600円くらいの人に、6,000万円程度の保険金がかけられていたと紹介されていました。

生命保険の理念や、会社側が過剰労働によって従業員を殺害できる事を考えると、とても倫理的に許される事ではありません。
まあ生命保険自体が、他人の死期を予想するギャンブルから始まったという説もありますから、強ち間違いでもないのかもしれませんが。

兎に角、こういったやり口がブラックリストに載る原因だったのでしょう。
大きな樹の裏側には、大きな影ができるようです。

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