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便利さの裏側にあるもの

最近ナノテクノロジーがブームらしく、色々研究されているようです。
カーボンナノチューブ光触媒は言うに及ばず、IT分野にも大きな影響を与えるのでは、と言われているそうです。

NHKオンデマンド:ナノ・レボリューション 「“原子”が暮らしを変える」
ひかりTV:ナノ・レボリューション “原子”が暮らしを変える

ナノ技術で色々作っている過程でわかった事として、特定の状況下で電圧をかけると、原子が飛び出すそうです。
さらに、その電圧の強さに応じ、浮き出方に差があり、浮き出た後、元に戻るまでの時間が変化するそうです。

この事から、人間のように考えるコンピュータが作成可能であり、これを利用した「ナノシティ」が可能だそうな。
そこでは、健康管理から通販まで、徹底的に便利な生活ができます
まるで、ドラえもんの「ブリキの迷宮」の様な世界です。

しかし一方で、健康状態から行動パターンまで、政府や企業に握られることになり、食べたいものも満足に食べられません。
また、全体的に合理的な見解が進み過ぎてしまい、規制規制で息がつまりそうなのだとか。
世の中うまくいきませんね。

現実の世界もそれに向けて邁進中です。
英国は監視カメラが多数設置され、市民のプライバシーなんてありません。
日本もそれに向けてどんどん進んでいます。
最近駅や街中で監視カメラをよく目にするようになりました

また、最近では顔認証技術も進歩しています。
前に見たのは、走ってくる4人を同時に判別する技術が紹介されていました。
ALSOK等の警備会社も、自宅の老人を見守る等のサービスを開始していましたが、言い換えれば監視しているという事でもあります。
表の世界でこれですから、裏の世界はもっと凄まじい事になっているのでしょう。

監視カメラと顔認証を組み合わせれば、誰がどこにいるか位は瞬時に判断できます。
駅のホームにいるとか、空港にいるとか。
空港ではすでに実装されていますから、他の所に応用されている、あるいは応用される可能性はかなり大きいです。

データを悪用しなければ良いという意見もあるでしょうが、インターネット経由で情報が中央に送られる以上、どうしても痕跡は残ります。
まして、エシュロンNSAの様な組織が監視しまくっている事を考えると、悪用されないにしても、漏れている事は確実です。

NSAの予算はCIAの3~4倍ですから、10兆円近い予算が組まれている事になります。
まともな組織ではないので、実際いくらなのかはよくわかりませんが、これだけITが発展した世界では、彼らの価値はそれ位あるでしょう。

漏れた映像から顔認証を使って場所を割り出し、携帯の通話とネットのログを解析すれば、何をしているかなんてモロバレです
重信房子金正男が発見されるわけです。

なんでもそうですが、光があれば影ができるものです。
抽象的な例えですが、リスクとリターンの関係と同じで、長所と短所は表裏一体です。
健康が守られ、治安も良くなるのはとても良い事ですが、反面もちゃんと見ておく必要があるわけです。
世の中難しいですね。

なお余談ですが、このネタを漁っている際に、VIPの方々が、「監視されてるってよ!」と呟いていましたが、そもそも2チャンはログを取られている為、真の意味で匿名ではありません

以前、2チャンの管理者であるひろゆき氏が、名誉棄損民事裁判で負けてしまいました。
都内の動物病院が、掲示板内で書き込まれた罵声に対し、名誉棄損で訴えたわけです。

当時はログを取っていなかったので、誰が書いたかわかりませんでした。
そのため、なぜか管理者であるひろゆき氏が訴えられました。
裁判所からログの提出を求められましたが、当然提出できず敗訴
彼はこの一件を酷く後悔し、それ以来しっかりログを取る事にしたとの事です。

【2ちゃんの運命は?】 動物病院裁判、最高裁でヒロユキ敗訴
ITmedia:「ないものはないし」──2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏が語る“ログ提出拒否”の真意(1)

他の掲示板も、この事を知っていれば、ログを取っている事でしょう。
書き込む側から見ると匿名ですが、裏側から見ると筒抜け状態です。
書き込む時は自身の言葉に責任を持ちましょう

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