2011年の重大ニュースを見て
ニコニコ動画で、2011年の重大ニュースを投票させています。
まあネットの投票なので、これを基に「TPPは反対票が多い!」とか議論しても意味がないのですが、投票の傾向は興味深いです。
メディアの露出度が高いものほど、"重大"と認識しているようです。
国内のニュースを見ても一目瞭然で、メディアで騒がれているものや、直近の話ほど重大としています。
そもそもオリンパスとか載って無い辺り、違和感を感じますし、小沢代表を起訴するか否かも、随分騒がれた割に下方にあります。
また、一票の格差は、何十年も争われ、非常に重要な内容なはずなのに、新聞で出ないためか、最下位になっています。
Wikipedia:一票の格差
理経済:一票の格差を是正するらしい
勿論、今まで争われ、度々違憲と言われながらも、無視されて来たから、「いつもの事」と考えて、選ばなかった人もいるでしょう。
しかし、そういう人は圧倒的に少数派だと思います。
特に、次の選挙は衆参両院で選挙が行われる可能性が高いです。
参院は2013年に半数が変わりますし、衆院もこのままだと解散は無い、あるいはぎりぎりまで引き伸ばされ、2013年になるでしょう。
この選挙の何れかが違憲となり、再選挙なんて事になれば、もう一方も再選挙なんてことになりかねません。
いい加減司法がキレて、両方とも再選挙と言い出す可能性も、無きにしも非ずです。
40年も無視されれば、キレても不思議ではありません。
過去、1983年にも同様の事態になったようですが、その時は政権交代なんてありませんでした。
しかし、今回は政権与党の民主党が、参院で大幅改定。
衆院も末期の自民党のように、負け戦の様相を呈しています。
選挙で政権与党が代わった後、それを阻止せんと、再選挙の為に一票の格差を担ぎ出す可能性もあります。
今の国会は次の選挙の事しか考えていないようなので、有り得ない話では無いと思います。
野田さんも「解散しない」と言ったお陰で総理になったわけだし。
「両方無効」なんて事になったら、参院の半数だけで暫く耐えねばなりません。
また、海外のニュースになると、途端に回答が分散しだし、また、全体的に投票率が低いのも特徴と言えます。
世界的に見れば、米国債の格下げや「アラブの春」の台頭の方が、TPPより遥かに重要の様なのですが。
これらニコニコのデータは殆ど使い物になりませんが、ネットの民もテレビや新聞の影響を強く受けており、彼らによる情報の統制は有効と言う事が良くわかる一場面だと思います。
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