ソーラーパネルの裏表
クリーンエネルギー(笑)と呼ばれている太陽光発電ですが、作る課程では案外環境汚染があるようです。
【北京】晶科能源控股(NYSE:JKS)は19日、浙江省の同社のソーラーパネル工場からの廃棄物が近隣の小川の汚染につながったことについて謝罪した。 暫定検査の結果、同社はフッ化物を含む不適切な固形廃棄物を蓄積していたものが豪雨の影響で近隣の小川へと流出したと結論づけた…(中略)…先週木曜には太陽光プラントの外に500人以上の人々が抗議活動を繰り広げた。これに先立ち、地元住民らは小川において多数の魚類が死んだことをめぐり苦情を述べていた
>>晶科能源、太陽光工場における河川汚染事故めぐり謝罪
文字通り、太陽光発電の光と影ですね。
フッ化物については、体への影響について、結構議論があるみたいです。
何でも、消毒等の為に水道水に入れると、メリットとデメリットが同時に発生するとか。
まあよくある話です。
使うだけの日本にとってはクリーンなのかもしれませんが、作る側には必ずしもそうでもないようです。
こういった公害系の問題は、業界にお金が流入し、脱硫みたいな技術が導入されれば随分よくなるのですが、太陽光発電会社はどこも不況。
これからの次世代エネルギーと呼び声が高いですが、世界の期待は小さいようです。
2年間の株価推移を見てもメッキリ。
原油よりも格下、なぜかウラン価格と連動しています。
日本でも騒がれている割には、太陽光発電株を買いたいという人が少ないような。
Yahoo!finance:Suntech Power Holdings Co. Ltd. (STP)
赤線:First Solar, Inc. (FSLR) 黄緑線:Global X Uranium ETF (URA)
水色線:iPath S&P GSCI Crude Oil TR Index ETN (OIL)
お金が集まらないと、肝心の環境対策にお金が回せないような気が。
クリーンエネルギー開発が環境を破壊しているなんて、洒落になりません。
一見すると、今をときめく注目分野に見えますが、裏側はそうでもないようです。
苦労してんだな。
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