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怒る割に学ばない人々

プルトニウムも一定量位なら食べても大丈夫と言っていた、北大の奈良林教授が干されています。
御用学者のレッテルを貼られ、方々で悪口を言われた事に対し、心外との事です。

その「御用学者」のレッテルを貼られたと自ら語る北海道大学の奈良林直教授は2011年10月14日、北海道大学の学生向けに行われた特別講義を行った。奈良林教授はこの講義で、福島第1原発事故後の日本社会について、「第二次世界大戦のときとまったく同じ状況」が現れていると述べた
>>"御用学者"と呼ばれた北大教授 「第二次大戦とまったく同じ」

私も同意見です。
結果としてそれが正しいか間違っているかは兎も角、感情論だけで根拠もなく反発するのは、如何なものかと思います

あくまで論理的に"反論"しなければなりません。
自分の都合の悪い事、思い込みを否定されると、それだけで"反発"するのは、逆に危険です。
昔から言われていることだと思うのですが、今も昔も、自分で考え、調べるのは面倒なもの。
偉い(と思われる)人に言われるだけで信じてしまうのは、自分の視野を極端に狭め、いつの間にか加害者になりかねません。

NHKオンデマンド:歴史秘話ヒストリア 颯爽(さっそう)登場!明治ゴーストバスター~“妖怪博士”井上円了の不思議な世界

メディアの力は絶大です
ネットのおかげで、求める人には正しい情報も入手しやすくなりましたが、そうでない人には、デマみたいな参照元のはっきりしないデータばかりが飛んできます。

それにより誤った情報を再認識し、根拠の薄い論理展開しかできなくなります。
下記のtogetterで紹介されている、数々のデマは、非常に興味深く、また、少し公的な文献を調べれば嘘だとわかるような事も、平気で拡散し、信じられる事に危うさを感じます。

理経済:マスコミの世代交代④ - マスコミと消費者
togetter:デマ

当ブログでも何度か書きましたが、放射能の被害は、高線量なら明らかに放射能の所為ですが、低線量の場合はそこまで影響はありません
今の線量で奇形が生まれる確率は、宝くじで3億円を連荘で引くより低いでしょう(抑々奇形が生まれた事例がないので、確率計算なんてできませんが)

理経済:放射能を正しく怖がる① - 高線量被曝の場合

現在の線量は、チェルノブイリが吹っ飛んだ時に、日本に飛来した放射性物質からの影響よりも小さいですから、現在の線量で癌が増えるなら、九州は今頃すごい事になっていたはずです。

このときのヨウ素131 の空気中濃度は1m^3当り0.8Bq だった。この空気をまる一日幼児が吸っていたら、甲状腺被曝は、呼吸量3m^3/日、被曝量換算係数3.7×10^-3 mSv/Bq として、0.8×4×3.7×10^-3≒0.01 mSv となる。この量は個人的には「神経質になることもないが無視していい量でもない」といった感じである。
>>何が起きたのか

これは、京都大学原子力安全研究グループの報告で、チェルノブイリ事故後の大阪の線量を図ったものです。
よく見ると計算が微妙に間違っていますが(4ではなく3だと思います)、それでも1日10μSv位の影響があったようです。

時間換算で0.42μSv/h
福島の3分の1、茨城の5倍程度です。
こちら↓は情報元が怪しいですが、聞いている話と一致しているので、まあこんなものでしょう。

各地の放射線量

RADIATIONDOSE:全国・福島 放射線量ビジュアルマップ 空間放射線量・積算量

大阪でがんが多発したなんて聞いた事がありません。

論文の後半にも出ていますが、死亡者の半分くらいは、差別や自暴自棄になったりした人
事故の影響と言えばそうなのですが、加害者は怒るばかりで何も知ろうとしない人々です

せっかくインターネットが普及し、数々の論文や公的な文章に触れられるようになったのですから、しっかり勉強するべきだと思います。
根拠薄弱な情報に振り回されないことをお勧めします。

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