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終わったニュースに価値は無い

この頃時間の流れが早い気がします。
爺様みたいな事を言っていますが、一応まだ20代なので若いと思っています。

なぜそんなことを思うようになったのかと考えてみると、やはり話題の移り変わりが激しすぎるからだと思います。
最近だと野田政権、小沢議員がらみ、後は原発でしょうか。

なんというか、話題が出たら半年位それで盛り上がって、その後すぐに忘れ去られ、その後どうなったのかは話題に上りません
もう少し腰をすえて考えて行かないといけない事までスルーです。

先日は八ッ場ダムの件が出ていましたが、2年位前はかなりギャーギャーやっていたのに、今は記事にちょこっと出るだけです。
突っ込む費用は随分大きいのですが、世間では中心の話題から逸れてしまい、なし崩しでやることになりそうです。

総合評価案は、ダム建設案がコストが最低で、実現性や地域社会への影響などにおいてもっとも有利とした。
新規遊水地の建設や利根川の川底掘削など、ダムを建設しない場合の治水・利水対策代替案と比較した。
整備局の試算では、ダム建設中心の治水対策で今後必要なコストが8,300億円、利水対策で600億円なのに対し、代替案は治水で9,300億~9,600億円、利水で1,700億~13,000億円だった
>>八ッ場 ダム建設が有利 国交省、コストなど評価

読売新聞:八ッ場ダム早期着工を…6都県知事ら申し入れ

なんか、えらい金がかかりますね。
今まで突っ込んだ金額とあわせると、東電の賠償金の半分に相当する位の金額が吹き飛ぶ計算なのですが、話題としては小さく載っていただけです。
まあ、これは治水全体の話なのですが、八ッ場ダムだけで4,600億ですから、スルーできる額ではないのですが。

ただ、悲しいかな、この国の国民は飽きっぽいので、話題として終わってしまった以上、もう興味もありません。
テレビ視聴率至上主義なので、もう映しません。

むしろ何かの恐怖や不満を過剰に煽った方が、視聴率的にはプラスです。
暫くしたらまた次へ。
だから何も進みません。

事業仕分けもあれだけ騒いだ割には、その後の話は殆ど聞きません。
調べてみると、仕分けが無意味だった事がわかります。

財務省管轄の「国家公務員宿舎」が税金の無駄遣いであるとして事業仕分けの対象となり、緊急を要する建て替えを除いては「凍結」という結論が出ました。
しかしそこで凍結されていた公務員宿舎建設はいつの間にか凍結解除。埼玉県朝霞の米軍基地跡での公務員宿舎建設は、2011年9月1日あっさりと着工してしまいました。
>>「事業仕分け」で凍結されていた「公務員宿舎」が野田新首相(当時財務相)了承のもと着工していた

時事通信:国家公務員宿舎の着工批判に反論=朝霞への集約で復興財源捻出

( ゚д゚)ポカーン
そんなあっさり

金額的には小さいのですが、そもそも捻出できた額が大きくないのですから、見過ごせるものでも無い気がします。
それに、これ以外にもあるのでしょうし。

それでも話題としては殆ど出ません。
飽きっぽい国ですな。
この調子だと、東北の震災の教訓も、原発の教訓も、まったく生かされなそうです。

インターネット全盛期なのに、本気で真実を知ろうとしている人は、あまり多くないのかもしれません。
いやはや。

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