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個人投資家の行方① - 仮初の宴の終焉

世界では不況の二文字がウロウロしています。
前面には出ていませんが、先進国の景気は思った以上に低迷しています

米国の債券利回りは、その財政にも関わらず、日に日に下落しています。
なぜかは良くわかりませんが、財政に難があるはずの米国債が、「まだマシ」と思われています。
10年債利回りは史上最低水準であり、過去最低にも手が届くほど下がっています。

10年物米国債の利回りは木曜日(18日)に1.974%を付けたが、これはリーマン・ブラザーズ破綻を発端とする金融危機時の2008年12月に記録した2.03%を下回るものであり、「史上最低の水準」であると大々的に報じられている。しかし10年物国債の史上最低水準は実際には1946年2月に付けた1.665%である
>>【バロンズ】不吉な前兆‐10年物国債の利回りは1946年以来の2%割れ

バロンズの予想は今の所当たっており、債券利回りは場中だけでは無く、取引終了後も2%割れになる時が増えています
再び2%にのせたものの、根強い下落圧力が残っており、隙を見ては下がっています。

Yahoo!Finance:CBOE Interest Rate 10-Year T-No (^TNX)

2年債の利回りも日本の水準とほぼ同じ。
一部メディアも、ようやく米国の日本化を唱えだしています。

USJAPAN

WSJ:格下げ、ゼロ金利―米国に忍び寄る「日本化」の影

このままでは、まず間違いなくアメリカも日本と同じ道を歩むでしょう。
トヨタなど、米国を主戦場とする企業も多いので、先が思いやられます。
実体経済が大きくなっていたわけではなく、単純にお金が余っていただけなのです。
雇用回復の無い経済回復なんてあり得ません

理経済:米国も日本化しだしている

さて、景気も問題なのですが、個人投資家にとっての問題は、この不況下で何に投資するのかです。
貯金も選択肢の一つですが、一択と言うのも芸がありません。
半年前なら文句なしに債券だったのですが、残念ながら急騰したので無理です。

では株はどうでしょうか?
世界景気も悪化傾向ですし、日本株はちょっと厳しいです。
割安ではあるのですが、利益率の低さからか横ばいです。

東京電力株も良い感じに推移していますが、今から買うのはちょっと遅い感じがします。
絶対利益を目指している人なら十分価値ありなのですが、ベンチマーク以上のリターンを期待している人には、イマイチ。
既に基準を15%以上、上回っていますし。

また、日本の株式市場は資金流入が少ないため、株価が適正に持ち直すのかが不透明です。
こちら↓は世界の取引所の売買代金の推移です。

主要取引所の株式売買代金の推移

野村資本市場研究所:市場の各種推移 PDF

見ての通り、資金流入の規模が小さいです。
ETF同様、適切に資本が流入しない場合、株価が不当に安く放置される可能性があります

皆が割安に気付けば株価は上昇するのでしょうが、気付かなければ一層、場が閑散となり経営にも影響しかねません
日本の場合、多分当分気付かれません。
もはや割安なのか、それが適正水準なのかもわから無い状況です。

とまあ、日本から見ると魅力的な投資対象に乏しく見えるのが現状です。
先進国経済は基本的にお金のばら撒きで回っていたのですが、それも終わりに近づいています。
後は鍍金が剥がれて行くだけです。

では、投資対象は何も無いのでしょうか?
そんなことは無いと言うのが私の見解です。

どんな逆境でも、それを追い風とする人は往々にして存在します
それが誰なのかがわかれば、十分にチャンスはあるわけです。
それが誰か、と言うのはまた次回。

続く…

理経済:個人投資家の行方② - 資本の流れ

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