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だんだん孫正義がケネス・レイに見えてきた…

前々からソフトバンクの経営には疑問を持っていたのですが、ここ最近は特に?マークが浮かびます。
太陽光発電事業に乗り出してからは、その方向性がさっぱり理解できません
凡人には理解できないんですかね。

最近のソフトバンクはなぜかエネルギー事業にご執心。
色々なところで発電事業に乗り出す事を表明し、メディアも大絶賛。
政治家もよってきて大賑いです。
ニコニコでも奮闘しています。

ソフトバンクの孫正義社長とグロービス代表の堀義人氏が2011年8月5日の夜、公開討論会を行った。堀氏を含め孫氏を「政商」だと批判する人が多いことについて、孫氏は「たいがいにせい!利益は1円もいらない!」怒りをあらわにした。これに対して、堀氏は「政商」発言を撤回し、両者が肩を組み、握手をした。
>>「たいがいにせい!利益は1円もいらない!」 孫正義×堀義人 対談全文書き起こし

知事達や首相とも仲良しになりましたから、政治的に利用していると言う意見も出て当然でしょう。
本当のところはよくわかりませんが。

こういった一連の事象を見ていると、孫社長がケネス・レイに見えて仕方ありません。
ケネス・レイはエンロンの創始者で、支配者でした。
政治家とのパイプも太く、エンロンをさまざまな分野で成長させた"カリスマ"です

Wikipedia:Kenneth Lay

エンロンはもともとエネルギー事業の会社でした。
しかし、ITバブルに乗っかってIT事業に乗り出したり、金融事業に乗り出したりしているうちに、多角化が進みすぎて本業がなんだかわからなくなっていました

実際には儲からない事業を時価会計(の裏技)でかわし、キャッシュフロー経営で事業を継続させました。
どこかで聞いた会計手法ですね。
末期にはPLのみを公開し、BSは非公開で通しました。

多角化は、一見リスクを分散しているように見えますが、撤退が容易ではない会社経営では、むしろ足かせになります。
株投資のようなリスク分散効果は見込めず、変なところから火の手が上がります

さらに本業をわかりにくくし、最終的には何の会社だかわからなくなり沈没していきます。
ソフトバンクも、どうもそういう臭いがします。
もはや何の会社だかよくわからない。
太陽光発電は送電網を入手する布石と言う意見もありますが、う~ん。

人材面で見ると、エンロンにはケネス・レイというカリスマが、頂点に鎮座していました。
上述の通り、人望が厚く、政治力もありました。
その下にスキリングファストウ等、怪しげな人が群がり、会社は瓦解しました。
ケネスが隠れ蓑となり、会社の顔を演じることで、本質が覆い隠されていたわけです。

色々話を聞いていると、ケネスは結構"良い人"だったみたいで、破綻前は人気者だったようです。
ソフトバンクも、孫社長よりも幹部をもっとよく見た方がいいかもしれませんね。

色々な記事で引っ張りだこの孫社長ですが、見れば見るほどケネスに見えてしょうがないんですよね。
どうなることやら。

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コメント

ソフトバンクの場合は、はじめから何をやってる会社なのかわかりにくく、儲かりそうな事業に手を出す投資会社のような気がしています。多分、孫さんの最後の事業として電力事業に進出しようとしているのだと思いますが、電力関係は設備投資負担が重く、今のソフトバンクが進出しても破綻することはわかりきっていることです。

投稿: イートレード | 2011年9月24日 (土) 13時24分

イートレードさん
コメントありがとうございます。

ソフトバンクの多角化はかなり昔から行われていましたが、
総じて固定資産が少なめな業種が多かったように思えます。
携帯事業も間借りですし。

キャッシュフロー経営で、自己資本比率を低くするためには、
固定資産が多いのはよくない様です。

電気事業にいくらかけるのか知りませんが、
パネル作りよりは上澄みの電気部分だけをやりたいようです。
サンテックの時価総額が400億円にまで下がったのに、
アクションが無いのも、その所為なんですかね。

まあ、私のような凡人には、彼の考えていることはわからないです。

投稿: なる | 2011年9月26日 (月) 21時39分

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