イタリアは財政再建と原発廃止で二重苦
イタリアも財政再建で躍起になっているようです。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリアの格付け見通しを引き下げたことで、同国の財政問題に市場の関心が集まっている。同国の公的債務の国内総生産(GDP)比は120%。
>>イタリア、財政再建計画を発表
日本の方が財政的には悪いはずなのですが、イタリアに先を越されてしまいました。
イタリアの財政が悪いのは昔からで、常に彼是言われてきましたが、その度に何のかんので財政問題から逃げてきたわけですが、さすがに今回は無理のようです。
重荷になりそうなのは原発からの撤退。
電力料金が上がりやすくなるでしょうし、普及のための補助金も重石になりそうです。
意外と途中で補助金を打ち切ってしまうかもしれませんね。
日本でも太陽光パネル等の補助金がかなり出るため、20年で採算が取れと宣伝されていますが、補助金も20年は持たないでしょう。
イタリアも都合の良い所で補助金を切るんじゃないでしょうかね。
この2重苦は、ギリシャ以上に欧州の問題になりそうです。
全廃は言い過ぎたんじゃないですかね。
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