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放射能を正しく怖がる① - 高線量被曝の場合

最近世間では放射能でワイワイしています。
もっと生命のリスクが高いものは、山ほどあるはずなんですが、見えない恐怖と言うべきか、実態以上に恐れられている気がします
そういう"流言"は真実や他の真実を覆い隠してしまい、かえってリスクが高まるのですが。

と言うわけで、放射能に関して、彼是書いてみます。
釣りっぽく感じるかも知れませんが、こういう時位しか書くタイミングが無いので、ご容赦ください。

さて、放射能の恐ろしさを理解するうえで重要なのは、やはり実際のデータです。
私は専門家ではないので、mSvとかベクレルとかわかりませんが、実際にどのような事があったのかは、見ればわかります
そこから逆算すればわかりやすいわけですね。

重要なのは、正しく理解し、正しく恐怖すると言うこと。
放射能は危険です。
が、今の世間の反応は明らかに過剰です。
皆様には実例を見て、よくよく自身で考えて決めていただきたいと思います。

では実例に入りましょう。
まずは高線量の場合。
少々グロいので、苦手な人は読まない方がいいです。
なお、出典については次回ご紹介いたします。

昔々、アメリカのある所にセシル・ケリー(38)という男性がいました。
彼は米軍の元落下傘兵だったのですが、羽陽曲折があって軍の研究施設で掃除係をやっていました。

ある日研究室を掃除していると、部屋においてあった試験管が突然青い光を放ちました。
当時の証言では「一瞬目が見えなくなった」とのことで、かなり強烈な光が2,3秒放たれたそうです。

また、隣の部屋にいた同僚達の証言によると、「小さな爆発音が聞こえた」、「衝撃で重いタンクが1cm動いた」との事です。
本人からはそういう証言は無かった様ですが、それどころではなかったようです。

爆発後暫くすると、ケリーは自分の体がおかしい事に気付きました。
「体が燃え上っている!」
異変に気付いた同僚達は彼を担いでシャワー室へ、その後すぐさま病院へ担ぎこみました。

医師達の報告によると、事件発生から病院に担ぎこまれる40分の間に、体温が39.7℃まで上昇
激しい発作に襲われ、不快感、嘔吐、下痢が繰り返されました。
腎機能の異常も、すぐに確認されました。

さらに肺にも影響が出ていることがわかりました。
血液や体液が肺の中に溜まっており、そのままでは丘の上で溺れてしまう状況でした。
医師達が肺に染み出た体液を注射器で取り出していたという記録も残っています。

そして酷い事に、ケリーの体に大量の中性子線が通ったことで、彼自体が放射性物質になった疑いまで持たれました

結局、事件発生から36時間後、彼は死亡しました。

事件が起こったのは1958年。
後に、研究施設では極秘にプルトニウムによる核実験などが行われてた事が判明しました。

試験管に入っていたのはプルトニウムで、偶然にも臨界状態に達し、爆発したのです。
青い光とはチェレンコフ光
試験管を中心に核分裂が発生し、研究室が一時的に原子炉の中のような状態になったわけです。

彼は瞬間的に1万ラド以上の中性子線やガンマ線を浴びました
シーベルトで表すには情報が足りませんが、調べてみると、少なくとも100Sv(10万mSv)は浴びていたようです。

放射線の基礎知識:放射線の単位

このように、高線量被曝の場合、人体に与える影響は計り知れません。
強烈な放射能は非常に怖いのです。

問題は線量が少ない場合です。
続く…

理経済:放射能を正しく怖がる② - プルトニウム人体実験
理経済:放射能を正しく怖がる③ - 冷静な目で見る

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