案の定、東京電力が介入されてた
本日四季報が発売。
注目の東京電力の株主ですが、案の定他国に大幅介入されています。
こちら↓は2011年度末の株主の構成です。
そして、こちら↓は以前ご紹介した昨年度末までの株主構成です。
見比べてみると、既存の年金団体等の株主が撤退している事がわかります。
第一生命は相変わらず鎮座。
持ち株会も引き続き同じポジションをキープしています。
大きく変わったのは8位と10位。
10位はチェースと名乗っていますから、おそらくJPモルガンと縁がある資本でしょう。
JPモルガンの傘下というよりは、その根っこにあるチェースと深い関係があるようです。
地域から逆算して、ロスチャイルドと関係が深そう。
そして注目は第8位の「SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT – TREATY CLIENTS」です。
聞きなれないファンドなので、色々調べてみると、中国系のSWFのようです。
あらら。
株主の正式名称は「オーディー05 オムニバス チャイナ トリーティ 808150」(現在は名称変更して「SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT-TREATY CLIENTS」、以下OD05)。…(中略)… 「弊社で調べたところ、(OD05には)中国政府が関わっていることがわかりました。中国の政府系投資機関が資金の出し手である可能性が高いということです」
>>徹底調査! 中国に買われた「日本の一流企業」86社
現代ビジネスの記者曰く、「狙いはロボット、金融、原子力」だそうです。
どんぴしゃですね。
もともとこの1年で随分買い増していたようですが、震災後も悠々と買っていたようです。
以前から述べている通り、東京電力は割安です。
彼是差し引いても、十分採算は取れると踏んでいます。
まして、技術力狙いの人々から見れば、大量のお釣りが来るでしょう。
日本政府がもたついている間に、しっかり食い込まれてしまいました。
スピードが重要なはずなのに、体面とか考えてやたらと先伸ばしにした代償と言えます。
この調子だと、4,5月もごっそり買い込んでいるでしょう。
どうなることやら。
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