人に頼りすぎだ
J-CASTに面白い記事が載っています。
今の政府批判はただの甘えだとか。
「こんな政府ではどうしようもない」という人は多いが、ではどうしたいのか。「ならば政府などには頼らない」という人はめったにいない。「政府は国民のためにもっと働け」という声ばかりが聞こえる。これは、政府に対する依存心が高いことの裏返しだと思う。
>>政府への「不満」の多さは「依存心」の裏返しである
確かに、政治批判が多い割には小さい政府を望む声はありません。
このような話は随分前からされていました。
投票率が低く、政治に関心が無い割には、「スウェーデンのような高福祉な国」が理想だとか。
そうしたいのなら、選挙前に文句を言わないと。
理想とするスウェーデンの投票率はめちゃくちゃ高い事で有名です。
それだけ国民が政治に責任を持っているのでしょう。
スウェーデンで学ぶ留学生のblog:Sweden Election (スウェーデンの選挙)
結局自分の責任にはしたくなく、政治を批判して彼らの責任に転化しているだけだと思います。
無責任に選んでおいて、文句だけは一著前。
おいおい。
思うに、政府の役目は、すでに7割は終わっています。
残りは安全保障、治安関係位、後、多少の所得再分配ですかね。
今の政府は社会の状況に対して大きすぎます。
高度成長期のように、一致団結しないと共倒れするような時は兎も角、今はそこまででもありません。
消費税や所得税ももっと下げるべきです。
財源はいっぱいあります。
年金や医療費など削れる部分はいっぱいあります。
アメリカみたいに完全に民でやらせると駄目かもしれませんが、今のように受診した人勝ちみたいな今の制度はやめるべきです。
回数に応じて保険料が上がるとか、民間流のやり方を使っても良いはずです。
現在、電力の自由化や発送電の分離が叫ばれていますが、その割には大きい政府を擁護する政治家やマスコミ、国民が多いです。
大体、自由化しないといけない業種はいっぱいあるんですがね。
例えば、JTの株式は未だに50%が政府保有ですし、テレビ局は放送法によって外国人の議決権保有が制限されています。
郵政民営化だって、結局棚上げです。
小泉さんが財政投融資の改革のために行ったのに、結局あまり変わらなかった様です。
成長戦略総合研究所:衆議院郵政民営化に関する特別委員会参考人陳述資料
どうも議論がいつもズレているんですよね。
マスコミが悪いのか国民が悪いのか知りませんが、人に頼りすぎなのだと思います。
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