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2011年6月

最近欧州からの営業がすごい

最近電車に乗っていると、やたらと欧州の広告を目にします。
単に欧州の私企業からの広告だけではなく、明らかに国ぐるみで宣伝しています。

最初に見たのは半年位前。
ドイツが電車の車両の広告場所を貸し切って、車やら食べ物やらを宣伝しまくってました。
調べるとドイツ観光局が音頭を取っていたようです。

ドイツ観光局

各線を月変わりで広告を出しているようです。

先月くらいにはフランスもこぞって広告を出していました。
こちらもフランス政府が音頭を取っていたようです。

そして今度はスイス
なんだか欧州の広告ばっかりですね。
最近の電車の広告は転職か、週刊誌か、疲労回復系飲料位でした。
これに欧州が加わった訳ですね。

一方減ったのは弁護士事務所の広告と、銀行のカードローン。
過払い金バブルもはじけてしまったようです
弁護士も大変ですね。

理経済:弁護士も大変そう - 電車の広告を見て

話を戻しますが、なぜ欧州が、ここまで日本をプッシュするのかと言えば、やはりユーロ安でしょう。
ユーロは円に対して極めて安く推移しています。

EURJPY

Yahoo! Finance:EUR/JPY (EURJPY=X)

下に行くほど円高ユーロ安です。
ユーロ安になるほど輸出が有利になり、観光業は利益が出やすくなります。

「観光資源の輸出」は日本でも叫ばれていましたが、さすがに欧州は慣れています。
そういえば、以前ユーロ高だった時は日本で雇用を増やしていました。
変わり身の速さはピカ一です。

特に日本は預貯金が多く、現金が潤沢にあります。
彼らにとってはおいしい顧客と言うわけです。
米国の保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルも日本について肯定的です。

ベアードCOOはまた、日本について「古いが金持ちだ」と指摘。日本で生命保険がよく売れるのは、日本人の株式投資嫌いが投資信託などの金融商品の成長を抑制していることが一因だと分析した。
>>米プルデンシャルが日本に照準、「古いが金持ち」-COO

そのうちアメリカの観光局も乗り込んできそう。
通貨高も通貨安も止めようがありません。
重要なのはその状況を如何に有効に使うかと言うこと何ですね。

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説得するのも大変② - 説得の三原則

シリーズ後編です。
前回は相手に自分の言うことを納得させるのは、かなり大変だという具体例を見てみました。

理経済:説得するのも大変① - アドバイスの見返り

おいしい情報をあげたのですが、スルーされてしまいました。

答えがあっているからと言って、皆がそこに向かって行くかどうかはわからないわけです。
これは逆もまた然りで、間違っている事であっても、それっぽく聞こえればそっちに動いてしまいます。

ではどうすれば納得してもらえるのでしょうか?
これに最初に答えた人はアリストテレスでした。

アリストテレスは古代ギリシャにいた哲学者で、プラトンの弟子で、哲学以外にもさまざまな分野で活躍しました。
真空落体について、おそらく世界で最初に言及した人です。
おかげで後の世の人が、かなり混乱することになりましたが。

彼は説得に必要な3つの要素を語っています。

  • logos(ロゴス、言論) - 理屈による説得
  • pathos(パトス、感情)- 聞き手の感情への訴えかけによる説得
  • ethos(エートス、エトス、人柄)- 話し手の人柄による説得

Wikipedia:弁論術 (アリストテレス)

どれもギリシャ語です。
何言ってるのかよくわからないので、意訳すると以下のような感じです。

1つ目のロゴスは論理のこと。
logic(論理、理屈)の語源で、説得には結論に至るまでの"筋"が理知的に整っている必要があります。
これはわかりやすいです。

友人には結構理論的に説明したつもりでしたが、もっと色々グラフとか見せて、それっぽくすれば良かったんですかね。

2つ目のパトスは感情です。
これは単に熱く語ると言うものではなく、TPOに合わせて感情を込めるという事です。
企画を通すときは熱く語り、葬式などでは悲しそうに語ると言うことです。

私は基本的に、自身で投資するために彼是探します。
知り合いや友人に言うときは、かなりポンとした感じで言います。
今回もご他聞に漏れなかったのですが、それも駄目だった様です。

そして3つ目のエトス風貌、もっと俗っぽく言うと肩書きです。
直訳では人柄となっていますが、所謂人柄とは異なります。

前回「○○総研チーフ××だったら食いつきが良い」と言いましたが、これはまさにエトスが強く効いています。
話の中身は必ずしも重要ではないのです。

特にその人や話の中身がわからない場合、例えば講演会の講演者リスト等では価値があります。
ご立派な肩書きが揃っていると、講演会そのものへの期待が高まります
第一印象は大事なわけです。

想像してみてください。
野村證券シニアアナリストの佐藤さんの投資予想と、自分の親の投資予想。
どちらか一方のみを聞けるとしたら、どちらを聞きますか?

私はまず間違いなく佐藤さんの方です。
中には親がプロ投資家の方もいらっしゃるかもしれませんが、多分そうでない方のほうが多いでしょう。

中身や結果がわからないとなおさらです。
資格や肩書きの露出は非常に意味があるのです。

この3つがアリストテレスの言う、説得の条件です。
3つとも揃っていれば、確かに誰でも論破できそうですが、実際すべてを揃えるのは大変でしょう。
あとはバランスと出し方でしょう。

説得するのも理論があるわけです。

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NHKに電話してみた。

最近、やたらとテレビで地デジの宣伝を聞きます。
先週クレヨンしんちゃんを見ていたら、野原家まで地デジで沸いていました。
総務省のパワーは絶大ですね。

私は最近テレビっ子ではありますが、無くてもそれほど困らないので、未だに地デジ化していません。
学生の頃は割と暇があったので、テレビを見ながらブログを書いたりしていましたが、就職すると、そこまで暇ではないので、視聴時間は減りました。

特に大企業から中小企業に移ったので、忙しさはぐっと上がりました。
まあ、キャリア的にはその位の方がありがたいです。
おかげでテレビの時間は余計減りました。

一方、時間がコントロールし易い、ニコニコやオンデマンド系は、見る時間が増えました
トータルの視聴時間は確かに減ったのですが、比率も随分変わりました。
特にアニメは深夜枠しかないので、いつでも見られるニコ動はありがたいです。
この関係でテレビそのものが不要となりました。

というわけで、地デジを機会にテレビの視聴を放棄。
家にあるテレビは全く映らなくなり、ゲーム専用機になります。
携帯もスマホなのでワンセグすら映りません。

テレビが見られなければNHKと契約する理由も特にありませんので、解約を打診するため電話してみました。
NHKはとても良い番組を作るのですが、毎月毎月オンドに受信料並のお金を払っているので、さすがに負担が大きいと思っていました。

電話は全体的に繋がり難かったのですが、数回目にようやく繋がりました。
聞いてみると、解約可能だそうですが、取り合えず地デジ化後に電話して欲しいとの事。
また、私と同様の事を言っている人が多かったようなので、7/24以降は人員を増やして対応するそうです。

最近発送電の分離とか、漁業権の開放等が話題になっていますが、テレビも自由化して、質が上がればいいのですが。
あと、過去のアーカイブ放送をもっと見られるようにして欲しいです。
10年前、20年前のニュースは、意外と現代にも影響があるので、見ていて興味深いです。

NHKには過去の遺産の開放に期待。

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説得するのも大変① - アドバイスの見返り

最近米国債利回りが減少中。
欧州の債務危機と米国の景気減速懸念からだそうです。

2年債は週間ベースでは1984年以来最長となる11週連続の上昇。ギリシャ政府が救済を受けるには財政緊縮策の議会通過が必要だが、これが難航するとの観測が広がった。売り注文が集中していたとみられる水準を利回りが割り込んだのをきっかけに、国債相場は上げ幅を拡大した。
>>米国債(24日):利回り今年最低-欧州の債務危機深刻化を懸念

債券利回りの下落と債券価格の上昇はほぼ同じ意味です。
債券を持っていた人は価格の上昇や、高利回りの債券を保有している事になり、とってもホクホクです。

米国10年債利回り

Yahoo!Finance:CBOE Interest Rate 10-Year T-No (^TNX)
iFinance:債券の利回りと価格の関係は?

一般に、景気の良い時は安定的な債券は人気が無く、利回りが高く推移し、逆に景気が悪くなると人気が出て利回りが下がります。
バブルの時の定期預金高利回り保険が"お宝"と呼ばれたのは、皆さんも覚えているでしょう。
当時の利息は、ゆうちょの定期貯金でさえ、年6%位でした。

以前ブログで紹介したとおり、債券価格には結構魅力がありました。
あまり買い漁られてなく、社会も米国経済に前のめりでした。
それでブログでもお話したわけです。

理経済:債券に妙味 - 人の行く裏に道あり花の山

さて、当時私がなぜ魅力的な商品を探していたかと言うと、友人から「なんかいい投資先無い?」と聞かれたからです。
探すのも面白いので、商品株式など色々探している課程で、債券の割安感に気付きました。

ブログに掲載する前に、その友人に報告。
これは行けるぞと薦めました。

予想は(取り合えず)当たり、友人も利回りで2,3%ポイント相当の利益が出ているであろう事から、早速電話。

なる「いっぱい儲けたんだから飯ぐらい奢って。」
友人「え?買ってないよ。」
なる「なんでだよ(#`皿´)」
友人「素人の予想なんてあてにしないよww」

だったら聞くなよorz。
まあ探すのもワクワクするので良いのですが、聞かれたから調べたのに、それはちょっと無いでしょ。
金額が大きいのでわからなくもないのですが。

こういうやり取りは前にもありました。
大学時代、たまたま株に関して話していたら、教授が割り込んできて、「どこが上がるの?」と聞かれ、「東京電力(当時)が良いですよ。」と答えました。

当時、信用倍率が1倍を割っていた事、比較的割安だった事、ディフェンシブ銘柄であった事からお薦めしました。

予想は当たり、日経平均は下落する中、1ヶ月で2,3割上昇しました。
この時もただ飯にありつこうと(せこくてすみません)、実験であった時に聞いてみると、「買ってないよ」と一言。
駄目じゃん。

よく「投資経験がある」と言うと、「何が上がるの?」と聞かれます。
色々答えるわけですが、実際にそこにお金を突っ込む人は極めて稀です
だったら聞くなと言いたいのですが、他人の手の内を聞いておきたいようです。

これが「○○総研のチーフ○○」とか、「○○証券の誰某」が言うと食い付が違います
彼らの発言で市場が動くこともしばしば。
友人も私が「○○総研のアナリスト」とか、ご立派な肩書きがあれば違ったのかもしれませんね。

さて長い前置きでしたが、言いたかったのは人を動かすためには"説得力"が大事と言う事です。
答えがあっている事は必ずしも重要ではありません。
それ故に他人の説得(と自分の説得)は大変です。

この説得に関する本はビジネス書の形で結構売られています。
説得にはある程度"公式"があり、必要な条件があると言われています。
今回の友人とのやり取りは、公式に謳われている事を実践していなかったからのようです。

何が足らなかったのかと言うと…
長くなったので続く。

理経済:説得するのも大変② - 説得の三原則

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これを機に生活保護減らせば。

義援金や過払い金を「収入」とカウントし、生活保護を打ち切りにする様です。

東日本大震災の義援金や東京電力からの仮払金が収入と認定され生活保護が打ち切られる例が相次いでいるとして、被災地の生活保護受給者らが24日、義援金などを収入認定しないよう求める要望書を厚生労働省に提出した。
>>義援金や仮払金「収入じゃない」 受給者、厚労省に訴え

この調子だと徴税もありそうですね。
義援金や賠償金から税金は取らないだろうと思っていましたが、そこまで甘くなかったようです。

まあ、賠償金を受け取った人達から町民税が取れないと、財政が破綻しかねない状態でしょうから、役場は歓喜でしょうが。
特に原発周辺の町は、徴税できるか否かは死活問題です。

まあ、せっかくの機会なので、生活保護を順次打ち切っていけばいいんじゃないでしょうか。
働き口は、選ばなければ結構ありますし、ワーキングプアのような人もいます。

NEWSポストセブン:生活保護を受け働かない方が得になる状態はおかしいと識者

働いているのに生活保護より収入が少ないのはあまりにおかしいですし、彼らは何とか暮らしているわけですから、現在の生活保護水準は、健康で文化的な生活をおくるための金額以上と言うことになります。

記事の下の方に、病気で働けないと言っている64歳の方の話が載っていますが、こういう事象はむしろ稀なようです。
3,40代の人も多く、生活保護課の人が、「働きませんか?」と自宅に訪問しているみたいです。

ついでに言えば、64歳無職なんて人は山ほどいます。
普通60歳位に退職してしまうわけですから、60過ぎで無職無収入なんて、ごく普通です。
60歳以上の受給については見直しをしてみるべきです。
生活保護を順次打ち切るのは妥当な考えと言えます。

この手の話になると、「病気で働けない人はどうする!」とかになりそうですが、私の知る限り、病気でも立派に活躍している人は結構います。
代表は物理学者のホーキングでしょう。

スティーブン・ホーキング

彼は不治の病であるALSにおかされ、医者から余命数年と宣告されました。
さらに肺炎にまでかかり、生死の境をさまよいました。
今では殆ど体が動かず、しゃべることもままならないようです。
しかし、世界的な物理学の権威として君臨しています。

このように、体がボロボロになっていても何とかなります。
曰く「できないことを嘆くのではなく、できることを見つけていこう」だそうです。
多少の補助金は兎も角、今のように殆どすべてのお金を渡すのは、それこそ如何なものかと思います。

選ばなければ働き口は結構あります。
バイト募集の張り紙はいろいろなところに出ていますし、営業など、歩合制の所なら雇ってくれやすいでしょう。
後はやる気の問題です。

生活保護も考え物です。

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破綻国家ランキング

2011年の破綻国家ランキングがまとまったようです。
アフリカはワースト組が多く、資源国は比較的大丈夫な模様。

世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、
アフリカ東部のソマリアが4年連続で首位だったことが
非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書で23日までに分かった。
>>世界の「破綻国家」ランク、ソマリアが首位 4年連続

日本は177ヶ国中、ワースト164位
意外と信頼があるんですね。
借金は多いですが、日本というブランドは、まだまだ効力があるようです

Failed States Index

The Fund For Peace:Failed States Index

こうやって見ると、所謂先進国が高評価です。
ひいきなのか実力なのか、よくわかりませんが、
取り合えずこれを纏めた方々はそう認識しているようです。

一方、中国は72位と苦戦気味です。
社会情勢が足を引っ張っているようです。
まあ、この辺は主観の問題なので、どうとでも言えますが。

日本もこの頃政治が微妙な感じ。
借金も増えてるので、順位も上がりそうです。
信用格付けと共に、頭に入れておいても良さそうです。

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スマートフォンも飽和気味

明日は待ちに待ったギャラクシーS2の発売日。
早速近くのヤマダ電機へ。

目的はギャラクシーS
S2は正直どうでもいいです
あんな高性能なスマホがあったって、どうせ使いこなせません
パソコンと同じです。

私のiPhone3G(無印)もすべて支払いが終わり、いつでもソフトバンクから出られます。
支払いが終わってわかりましたが、端末代分があっても無くても、
支払額が変わりません。

計算するとドコモの方が安いみたい。
私がiPhone3Gを買った時はそもそも選択肢がありませんでしたが、
今は既にスマホが飽和気味です。

だったら安いドコモの方にシフトします。
ギャラクシーS2が出れば、在庫整理のためにS1は値下げするでしょう。
中身のデータも簡単に移せますし、MNPのおかげでベル番は引き継げますから、
端末の変更はそれほど苦ではありません。

スマートフォンは全体的に飽和気味。
高性能化するのは良いのですが、使いこなせない能力アップは費用対効果が悪いです
薄くもなっているようですが、日本の携帯も高性能化、小型化が進んだ結果、
ガラパゴス化が進行しました。
必要なのは機能ではないんですがね。

業界全体の減速が強まると、消費者の購買意欲は低下する。
一方で市場は負け組を「一掃」し、最先端の機種が次々と登場するようになる。
と同時に、価格破壊が起こり、割引での販売が一段と進む
結果的に、業界全体の株価が本格的な調整局面に入る。
>>高機能過ぎるスマートフォン‐高機能携帯電話は飽和状態に

理経済:Appleの迷走 - iPhone3Gsの不振

アップル社とも2年以上付き合いましたが、ソフトバンクの割高通信料と、
iTunesの使い難さにげんなり(´~`;)
他があるならそっちで良いじゃん。
まあギャラクシーも似たようなものらしいですが、取り合えず通信料は下がりそうです。

ギャラクシーSが1万円とかになったら乗り換えましょうかね。

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責任逃れをする人たち

東証の斉藤社長が東電への発言に対し、言い訳をしています。
何でも「一般ルールを述べた」だけだそうです。

同発言が報じられた後に、東京電力の株価が急落し、
上場来安値を更新したことの責任については「株価は色々な要因で動くので、
(自身の発言が影響したかは)分からない。
分析や証明のしようがない
」と語った。
>>東証社長、東電の法的整理発言「一般ルールを述べた」

もし市場のコンセンサスとして「一般ルール」化していたら、急落なんてするはず無いんですけどね。
わかっていることは株価に織り込まれるのが常だからです。
あの時はどう考えても斉藤社長の所為です。

最近どうも偉い人ほど責任逃れが目立つ気がします。
社会が硬直化してきているからなのでしょうか。

東電も海水注入にまごついたのは、単にマニュアルに無いからだけではなく、
その結果不要な損をした場合に株主から騒がれるのを恐れたのでしょう。
東証社長と東電社長は同じ臭いがします

半年位前に、中国の漁船が海保の船に突撃しました。
これに対し、判断を下さなければならないはずの政府が責任放棄。
結果、那覇地検は中国人漁師を釈放。
日本中から不満の声が上がりました。

これに対し、仙石官房長官(当時)は「地検が勝手にやったこと」と一蹴。
どう考えたって、これほど政治的な事を地検が判断するはず無いのに…。
大体、本当に勝手にやったのなら、なぜ地検の上層部は処分されなかったのでしょうか。

偉い人は、良い意味でも悪い意味でも責任を取るのが仕事だと思うのですが、
なぜこうなるんでしょうかね。
仙石氏は総理になる気満々のようですが、なれるかもしれませんが勤まらないでしょうね。

東証が上場しないのも、株主や市場から責任追及されるのが
怖いからなのではと邪推してしまいます。
多分理由の3割くらいは市場からの圧力を恐れているからなのでしょう。
責任を取れない偉い人なんて、要らないと思うのですが、如何でしょうか?

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「つぶやき」は災いのもと

ツイッターで彼是投稿するのが日本でかなり流行っていますが、
しゃべり過ぎて嫌な思いをする人も多いようです。

「ツイッターやフェイスブックに投稿される情報は、簡単に独り歩きする」と指摘。
自分のことを誰がフォローしているか常に分かるわけではなく、
そうした投稿はほとんど誰もが世界中と共有することができる
」と述べた。
>>「つぶやき」は災いのもと、ネットユーザーの3割が後悔

まあ個人情報を振りまいているわけですから、「会社に悪口がばれて大変!」とか、
「浮気がばれて大変!」、「個人情報を流用されて大変!」等等、
やばくなりそうなネタはいっぱいあります。

霊感商法などでは、本人しか知らないと思われる情報をピタリと当てられ、
本物だと信じてしまい騙される人が後を絶ちません。
なぜ当たるのかと言えば、事前に入念にチェックしているから。

最近ハッカー攻撃を受けて色々な所から個人情報がもれていますが、
そんなことしなくても、本人公認で駄々漏れしています
優れたハッキング能力が無くとも、リサーチは可能なわけです。

この前、NHKドキュメンタリーで、探偵との情報戦型鬼ごっこをするというものがありました。
あるジャーナリストが逃げ、1週間後に探偵が探し始めるという内容です。
期間は30日で、逃げ切れればジャーナリストの勝ちです。

その逃げる途中で、ジャーナリストはある個人情報問題について研究している人に
インタビューをするシーンがありました。
学者曰く「個人情報が問題になるのはこれからだろう」との事。

現在ネットでは顔出しや個人情報を晒すタイプのツールが溢れています。
しかしこれ等が流行りだしてまだ数年そこらです。
10年20年単位で見た時に、どういう影響を及ぼすかは未知数と言うわけです。

個人情報が騒がれていますが、本人が興味の無い情報なんて、
漏れても漏れなくても関係なさそうです。
最終的には本人次第のようです。

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福祉が重荷なのは世界的な話

皆様こんにちは。
ブログの見た目も変えて心機一転してみました。
色的に見難いのですが、暫く試して、駄目そうならもうちょっと工夫してみます。

さて本題に入りますが、ドイツ健康保険破綻したそうです。
皆保険のおかげで加入者が多かったのですが、
高齢者が増えすぎて収支があわなくなったそうです。

今年5月、ハンブルクに本部を置き16万8000人の契約者がいる疾病金庫「シティBKK」が事実上の破綻を宣言、7月1日の閉鎖を発表した。集まる保険料と支払う医療費のバランスが崩れて収支が悪化。義務付けられた準備金も積めず、経営改善もできずに資金繰りが行き詰まった。
>>「健保」初の破綻、好況ドイツでなぜ

日本でも年金など、高齢者に対する社会保障が重荷になっており、
いつもそこで悩まされます。
よく、日本も欧州のように、税金が高くても高福祉社会が良いと言われますが、
高齢者の体重はどの先進国にとっても重い
ようです。

高福祉で有名なデンマークも然り。
デンマークはものすごい高い税金を取るかわりに手厚い社会福祉で有名で、
日本でも福祉の議論の際によく名前が出ます。

デンマークは税金のせいでめちゃくちゃ物価が高いです。
世界でもトップクラスで、一食5000円位はザラだとか。
こちら↓に旅行記があります。

コペンハーゲン・南スペイン10日間の旅

旅行者には相当辛い物価のようです。

この高い税金のおかげで、デンマークの人達は貯金がサッパリありませんが、
将来は国がすべて面倒を見てくれるので安心です。
そもそも貯金する必要も無いので余計に物価を押し上げます

しかし、彼らも財政赤字に悩んでいます。
強烈な徴税にも増して赤字が嵩んでいる訳です。

好調な経済を反映し2004年以降黒字を維持し健全であった政府財政は金融危機を転機に2008年第4四半期には赤字に転落し、国のプライマリー・バランス(財政収支)は2010年には対GDP比-3.6%である。それに伴い、政府債務残高(国及び地方)も2010年には対GDP比43.3%まで増加した。これを受けて政府与党は2011年~2013年にかけて集中的な財政再建策を検討中
>>デンマーク王国

デンマークのうちがわ:高福祉の裏にある過酷な税徴収と「いたちごっこ」

高福祉を謳っていても、その裏側にはそれなりの代償があるようです。
福祉が重荷なのは、どこの国でも変わらないのですね。

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増資後の空売り規制って意味あるのか?

金融庁が増資に絡む空売り規制の詳細を発表しました。
なんでも、インサイダーを止めたいそうです。

金融庁は、企業の公募増資に関連した不公正な取引を防ぐための新規制を、今秋にも導入する方針を固めた。増資の発表後に空売した投資家に、増資で発行される新株の取得を禁止することなどが柱。昨年来、公募増資の発表前後に不自然に株価が急落し、日本の株式市場に対する海外からの不信感が強まっていたことに対応する。
>>増資発表銘柄、空売り後の新株取得禁止 今秋にも

増資前後の株価

新株を発行すれば、既存の株は希薄化するため、下落するのが一般的です。
絶対ではありませんが、ある程度大きい会社なら、希薄になった分だけ下がります。
増資発表前は普通なわけですから、特に材料も無い限り一気に下がることもありません。

ところが実際はというと、発表前に大きく値下がりしています。
明らかにインサイダーが横行しています

金融庁は発表前はインサイダーの罪に問われるので大丈夫みたいな事を言っていますが、実際には規制ができておらず、不公平感が漂っています。
外国人が不信感を抱いているのは、この当たり前の事を当たり前にできていないことでしょう。

それなのに増資後の規制なんて…。
しかも空売りしてるのに新株を買えない規制なんて、余計に訳がわかりません。
既発株は変えるんですよね?

新株を取得する人が、リスクヘッジのために空売りするのを禁止する位にしか使えないと思います。
しかも、そこを規制する必要なんて無いでしょう。

取り合えずやってます的な、パフォーマンスにしか見えません。
外国人には投資し辛い市場である事には変わりがなさそうです。

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映画「ヤ​バい経済学」を見て

本日、ニコニコ動画で「ヤ​バい経済学」を見ました。
人数は3万人来場と、まあまあな数字のようです。

理経済:映画『ヤ​バい経済学』がニコニコ動画でやるらしい

感想は、結構面白かったです。
内容はインセンティブについてを描いた物で、名前と人生観について書いていたり、子供の成績を上げるためにお金で釣るとどうなるのか等が書かれていました。

あまり言うとネタバレになるので言いませんが、経済に興味がある方は見てみると楽しめるでしょう。

お値段はネットなのに1600円と言う事が批判されていました。
確かに結構高い気がします。
学生や映画の日なら、もっと安く見られそうです。

しかし、映画としての知名度が低い所為か、映画自体がやっていない地方が多いようです。
多少高い感じがしても、需要はあるようです。

コメントについては、専門的なものが少なく残念でした。
字幕であることや、コメントが白いので見難いなどもあり、読みにくかったです。

とはいえ、面白い映画なので、一回見ることをお勧めいたします。

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映画『ヤ​バい経済学』がニコニコ動画でやるらしい

明日の20時からニコニコ動画内で映画を上映するそうです。
ヤ​バい経済学」をやるらしい。

常識をくつがえす?!映画『ヤ​バい経済学』有料上映

ネット映画は前からありましたが、コメントしながらは中々面白そうです。
お値段は1600円と、ネットの割には高いような…。

ニコニコの面白いところは、興味がある人が集まるため、質の良いコメントがつくことがある事です。
勿論そうでないものもありますが、比較的面白いコメントが多いです。

普段は金融や経済しか扱っていませんが、世の中には政治に詳しい人、歴史に詳しい人等さまざまです。
さらにその中でも専門が細分化していますので、知らない情報を書き込んでくれると為になります。

裏を取る必要はありますが、結構有益です。

明日は金曜日なので、家で夕食でも食べながら、ゆっくり見たいと思います。

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案の定、東京電力が介入されてた

本日四季報が発売。
注目の東京電力の株主ですが、案の定他国に大幅介入されています

こちら↓は2011年度末の株主の構成です。

東京電力の大株主

東京電力:株式等の状況

そして、こちら↓は以前ご紹介した昨年度末までの株主構成です。

昨年度までの東京電力株主

Ullet:東京電力

見比べてみると、既存の年金団体等の株主が撤退している事がわかります。
第一生命は相変わらず鎮座。
持ち株会も引き続き同じポジションをキープしています。

大きく変わったのは8位と10位
10位はチェースと名乗っていますから、おそらくJPモルガンと縁がある資本でしょう。
JPモルガンの傘下というよりは、その根っこにあるチェースと深い関係があるようです
地域から逆算して、ロスチャイルドと関係が深そう。

そして注目は第8位の「SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT – TREATY CLIENTS」です。
聞きなれないファンドなので、色々調べてみると、中国系のSWFのようです。
あらら。

株主の正式名称は「オーディー05 オムニバス チャイナ トリーティ 808150(現在は名称変更して「SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT-TREATY CLIENTS」、以下OD05)。…(中略)… 「弊社で調べたところ、(OD05には)中国政府が関わっていることがわかりました。中国の政府系投資機関が資金の出し手である可能性が高いということです」
>>徹底調査!  中国に買われた「日本の一流企業」86社

現代ビジネスの記者曰く、「狙いはロボット、金融、原子力」だそうです。
どんぴしゃですね。
もともとこの1年で随分買い増していたようですが、震災後も悠々と買っていたようです。

以前から述べている通り、東京電力は割安です。
彼是差し引いても、十分採算は取れると踏んでいます。
まして、技術力狙いの人々から見れば、大量のお釣りが来るでしょう

日本政府がもたついている間に、しっかり食い込まれてしまいました。
スピードが重要なはずなのに、体面とか考えてやたらと先伸ばしにした代償と言えます。
この調子だと、4,5月もごっそり買い込んでいるでしょう。
どうなることやら。

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煙草による死者が600万人に!

2011年の、煙草が原因とされる死亡者の数が、600万人に達する見通しだそうです。

WHOは、今年は喫煙が原因で約600万人が死亡する見通しで、そのうち60万人は受動喫煙によるものだと推計。この傾向が続けば、21世紀中に喫煙により10億人が死亡することになると警告している。
>>喫煙による死亡者数、年間800万人に達する恐れ=WHO

日本の人口は世界の2%ですから、単純に考えると日本では12万人が死んでいる計算になります

実際には医療レベルとか喫煙率があるので単純には言えませんが、まあ10万人位死んでいるのでしょう。
受動喫煙死亡者は1割ですから、1万人程度が死んでいる計算になります

広島原爆による死者数は14万人第一次世界大戦の死者数が1000万人ですから、それに匹敵する程危険なようです。
当時とは人口比率が違うので、単純比較はできませんが、かなり致死率が高い物である事は確かなようです。

死因はこんな↓感じ。

タバコによる世界の死亡者数(2005年)

社会実情データ図録:タバコによる世界の死亡者数

特に肺や気管がやられるようです。
イメージ通りですね。

そういえば、私の祖父も肺癌で死にました。
若い頃にタバコを吸っていた様ですから、それが年を取ってから効いてきたんですね。
近所にも酸素ボンベを引きながら歩いているおじいちゃんがいました。

私はタバコが苦手です。
明らかに健康に悪いのに、何で皆吸いたがるのでしょうかね

最近放射能が話題になっており、やれ何μシーベルトが出ているから外に出られないとやっていますが、そういう一家に限ってタバコを吸ってたりするんですよね。
理解に苦しみます。
滑稽ですが、まあ世の中そんなものです。

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エネルギーの分散③ - 結局はバランス

シリーズ後編です。
前回エネルギーの長所短所を書きました。

理経済:エネルギーの分散① - 想定するのも大変
理経済:エネルギーの分散② - エネルギーの長所と短所

石油LNGは海洋環境の破壊が大きいですし、原子力放射能の危険性があります。
水力発電はダムを作るため、河川へもの凄いダメージを与えますし、太陽光は熱収支問題を無視しています。
他の物も多かれ少なかれ問題はあるでしょう。

Wikipedia:連携排砂
理経済:太陽光発電と化石燃料 - 地球の熱収支問題

知りませんでしたが、石炭塵肺だけでなくウラントリウム等の放射性物質を、原発以上に排出するようです。
往々にしてメリットだけ強調され、デメリットについては"安全"と言われたり、そもそも明るみに出なかったりと、陰に隠れてしまいます

WSJ:石炭は核よりも危ない
安全と言えるのか?神鋼石炭火力発電所

結局誰かがどこかでリスクを引き受けているだけで、胡散霧消したりはしないのです。
重要になるのは、どこまでリスクを引き受け、どこからリスクを押し付けるかという事です。
リスクの代償にあわせて利益、あるいは損失の軽減ができる訳です。

今回、自分達を危険から遠ざける為にそのリスクを他に回そうとしています。
まあ、その分お金を払うのですから、良いと言えば良いのですが、それって福島の原発とどう違うのでしょうか?

要するにエゴなんです。
自己中なんです。
口ではそれっぽい事を言っていますが、自分が良ければそれで良い訳です

別に原子力を擁護するつもりはありませんが、事実他国に迷惑をかけているわけですから、その辺りの事は理解してしかるべきだと思います。

生きている以上、それなりに場所も取ればエネルギーも取ります。
だからと言って自殺するわけにもいきません。
ですから、様々なものを最適なポートフォリオに整えねばならない訳です。

エネルギーも然り。
原発は0で他のエネルギーを使う、みたいな1か0かの議論ではなく、たまに出る被害をどの程度引き受けるべきなのかを考えねばいけないのです。
要はバランスです。

今回、エネルギー政策を見直す機運が高まっています。
この国は熱しやすく冷め易いので、いつまで持つかわかりませんが、エネルギーポートフォリオの組み換えを、公平な目で、よくよく考えた方が良さそうです。

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東京電力について おまけ - 長期投資家の心境

昨日、東電株の近況について書きました。

理経済:東京電力株について

私はファンドマネージャーでも無ければアナリストでもありません。
見通しなんて聞いても意味が無いような気もしますが、それでも聞いてきたのは多分不安だったのではないかな、と思います。

長期投資家は味方が極端に少ないです。
もともと人がやっている事の裏側、反対の方向に進む人々です。
味方が多いと言うことは、過剰の買い上げや売り叩きが起こっていると考えるような人種です。
周りからは頑固、KYとか思われるような人々です。

しかし、そう言っても根っこは普通の人間なので、味方がまったくいないと不安で仕方なくなります
株価が上がっていればまだ耐えられるんですが、往々にして下がります。
最初は"長期"とか言っていた仲間が、どんどん離れている証です。

最近では慣れましたが、少なくとも私はそういう心境でよく投資をしていました。
アナリストの引き下げに耐え、ネットの書き込みに耐え、周囲の嘲りに耐えねばなりません
これは中々にきついものです。

私は職業柄、自身のポートフォリオがガラス張りです。
何時、何を、いくらで、どれだけ買ったか、すべて事前に許可を得なければなりません。
話題の銘柄を買えば、すぐに部内、社内で有名に。
株価が下がる度に冷やかされます。

その内、自分が損切りできていないだけなのではないかと思い悩むようになります
長期で持つと考えて投資したものの、それがネックになって決断が遅れているだけなのではないかと悩むようになります。

相談しようにも、周りにもネットにも味方がいません。
前述の通り、離脱する人も多々います。
気にしなければいいだけなのですが、気になります。

事前の調査と、耐えるだけの精神力、何かあっても笑えるだけの覚悟が必要と言うわけです。

理経済:長期投資も大変なのです

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東京電力株について

先日、「愛読者」さんコメントにて東電株の見通しについて聞かれました。
私はアナリストでもなければファンドマネージャーでもないのですが、いいんですかね?

いつも愛読しております。
東電株の現在の見通しを教えていただけないでしょうか
以前記事にして頂いたときから見えているものは変わりない(ただそれが東電・周りによって確認されただけ)
考えているのですが、株価水準は大きく乖離してしまいましたので。

私の事を良く理解されています。

結論から言いますと、"変わらず"です。
過去に戻ってやり直せるなら、今買った方が良いのは明らかですが、正直それほど損したとは思っていません。

上場廃止になるかもしれませんが、まあそれも一興でしょう。
そうなったら買い増しするでしょう。
もともとそれ自体は問題にしていないわけですからね。

日ごろの習慣から、2割は現金で残してますし、整理ポストに入ったら、少し現金も入れて買い増すでしょう。

理経済:東京電力を買いたい - 国有化は絶対無い
理経済:東電を買ったが…

私が恐れているのは、100%減資と国有化だけです。
何れも会社が存続しているのに株券が価値を無くす事です。

破綻も嫌ですが、株価的には今すぐ清算してくれた方が儲かります
それに破綻に付き合うのも、株主の責務だと考えているので、その時は見る目が無かったと諦めます。

上場廃止についてはすでに以前説明したとおり、アホな投資家が消えてくれるので、むしろ望むところです
私が海を渡ったのは、上場廃止しそうな会社を追っていたからですし。

理経済:これは困った

上場廃止したって会社が無くなるわけではありません
3年後に再上場して、リターンが300%とかあれば、何の問題も無いわけですし。

株価については、よくわかりません。
愛読者さんが仰るとおり、動いているのは会社ではなく人の心と欲望です。
まるで禅問答のようですが、会社は一日で1割も2割も動きません。

明日の株価なんて、私にはさっぱりです。
しかし、5年後とか考えた場合、うちの屋根にはソーラーパネルなんてついていないでしょうし、相変わらずパソコンやエアコンを使っているでしょう。

雨後の筍の様に火力発電がポコポコできているとも思いません。
再稼動なんて話もありますが、この前止まってた発電所の中を見たら、ボロボロの廃墟のような状態でした。
5年で何基も作れないでしょうし

と言うわけで、相変わらずビジネスモデルは健在です。
売る必要は特に無いと考えております。
300単元集めて、年商5兆円の企業の大株主になりたいですww。

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東証も蚊帳の外ではないみたい

東京証券取引所の株主構成が随分変わっています。
既に1割近くの議決権が外資に握られているようです。

東証が7日にウェブサイト上で公表した第4回定時株主総会の招集通知書の中で明らかになったもので、発行済み株式総数230万株、株主数107人の持株比率トップはモルガン・スタンレーMUFG証券の4.40%(持株数10万株)。これにSMBCフレンド証券とゴールドマン・サックス証券の2.64%(同6万株)が続く。
>>東証大株主に変動、ゴールドマンが同率5位から2位

以前にも老舗証券会社に外資が東証株の譲渡を打診しているみたいな記事が出ていました。
東証は上場していないことで保身をしているようですが、それは「売れる時に売ってしまえ」と考える人が増えるとも言えます。

また、一度入り込まれると排除が難しいとも言えます。
譲渡制限があるということは、一度入り込まれると、追い出すチャンスもないわけです。
それなりに魅力がある企業の場合、非上場だと逆にやり辛い部分もあるようです。

そのうち外資のPTSに成り下がりそう
大丈夫かな。

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雇用強盗

米国の雇用状況について、バロンズが面白い記事を書いています。

「民間部門の就業者数は10年前よりも2%減少している。大景気後退で失われた雇用のうち、ようやく180万人回復したが、それでも約5分の1回復したにすぎない」と指摘した。雇用が伸びたセクターも、飲食業や医療関係が主で、これらのセクターの給料は概して高くない
>>雇用強盗‐二番底は来るか

単純な失業率だけで話ができないのは、日本の就職氷河期とよく似ています。
日本でも派遣制度が整備され、一時的に失業率が下がりました。

飲食店の雇用が増えているのも日本とよく似ています。
バブル崩壊後は安値攻勢をかけたマクドナルドや松屋、サイゼリヤが流行りました。
景気に負けて潰れる所もありましたが、安い飲食店は比較的元気で、バイトの募集をよくしていました

私が中学校の頃も、マックでバイトが一般的でした。
隠れて買い食いに行くと、同級生に会ったりして、お互い内緒に~みたいな事を話していました。

米国の場合、キャリアがものを言うそうで、若者はバイト、年寄りは管理職ではないそうです。
キャリアの無いお爺ちゃんが結構飲食店で働いているとか。

しかし、最近では就職に躓いた若者も結構いるようです。
キャリアしか見ないと言うことは、若者でも年寄りでも万年バイト人生になるかもしれません
最初に躓いた人は、このまま日雇い人生になるのかもしれません。

理経済:景気回復でも就職難

就活SNSであるリンクトインが上場する辺り、世相を反映しているのかも知れませ。

キャリア形成ができないとお先真っ暗です。
言い方は悪いですが、キャリアの無いビジネスマンに価値はありません
特に米国では。

米国の若者の気が滅入らなければいいのですが。

★ 「はい、わたくし部長ができます」

↑ちなみに、面接でこんな事を言ったら100%落ちます。
普通はリクルーターが指摘してくれるんですが、おじいちゃんは頭が固いですから…。

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エネルギーの分散② - エネルギーの長所と短所

昨今話題のエネルギー問題についての中編です。

理経済:エネルギーの分散① - 想定するのも大変

さて、前回では想定する事の大変さについて見たわけですが、米国ではそれに対する一種の回答を出しています。
それがスマートグリッドだそうです。

日本ではスマートグリッドと言うと、単にエコ活動としてしか報道されませんが、それはスマートグリッドの一面でしかなく、他にも電源の分散という重要な役目があります
太陽光などの再生可能エネルギーを使うのは、外部からの攻撃ですべてを喪失する事が無く、非効率的ではあるものの、発電所の規模を分散させられるから

この流れはインターネット開発の時とよく似ています。
インターネットは通信網を分散させる事、核攻撃に伴う電磁波に、より強くする事を目的にしていたともされています。

ネットワークお助けマニュアル:インターネットの歴史
K's Diary @ cocolog:インターネットは核攻撃に対処するためのネットワークなのか?

経緯については色々言われていますが、インターネットがペンタゴンに繋がっている事や、その後エシュロンができた事を考えると、軍事的に意味があったのは間違いなさそうです。

話がそれましたが、インターネットによって、通信網がガラリと姿を変え、通信網の分散が大きく進みました。
P2Pなんて、その最たる物でしょう。
今ではファイル交換位でしか取り上げられませんが、非常に画期的な概念です。

P2P

国民のための情報セキュリティサイト:ファイル共有ソフトとは?

スマートグリッドはこういった概念を継承しているようで、個々のコミュニティを分散させ、何かあった際に、中枢を瞬時に移動できる点がテロ対策を強化しています
さらに広大な送電網から開放され、自前でエネルギーを調達できるようにする事で、リスク分散が図れます。

こうすることで一箇所が破壊されても、それが他に伝播しません。
トカゲの尻尾のように、一部を犠牲にしても、全体としては生き残るわけです。

私は現在の自然エネルギー政策論に非常に否定的です。
何故ならばリスクや欠点が全く議論されず、コストさえ何とかすれば万事解決みたいな言われ方をするからです。
世の中欠点の無いエネルギーなんて無いでしょうに。

しかし、このようなエネルギーの分散や、発電所の小型化ができると言う概念には賛成です。
日本の様に何でもOKな感じが無く、特徴を活かそうとしています
これなら納得。

そもそもどんなエネルギーにも欠陥はあるものです。
原子力は見ての通りですし、石炭塵肺問題がありますし、石油LNGバラスト水問題があります。

バラスト水問題はLNGや石油を運ぶタンカーが引き起こす問題です。
タンカーは大量の資源を積んでもいいように、水に浮かび易い構造になっています。
しかし、逆に何も積んでないと浮き過ぎてしまい、かえって不安定になります。

この為、輸入国周辺の海水を積んでいき、帰りはその海水を捨てて資源を入れて帰ってくるわけです。
この時に遠い異国の海水が輸出国の海を荒らすわけです。
時には病気を運んでくることも。

91年に南アジアからペルーに入港した船のバラスト水にコレラ菌が潜んでいたことから、数百万人がコレラに感染して1万人以上が死亡した。コレラの流行は西半球では1世紀以上なかった。
>>世界の海を侵略する日本産ワカメ

調べていて驚きましたが、バラスト水の所為で東日本大震災に匹敵するほど人が死んでいるんですね。
LNGは特にこのバラスト水を多く利用します

ちなみにコレラの症状はこんな感じ。

重症の場合には、腹部の不快感と不安感に続いて、突然下痢と嘔吐が始まり、ショックに陥ります。下痢便の性状は“米のとぎ汁様(rice water stool)”と形容され、白色ないし灰白色の水様便で、多少の粘液が混じり、特有の甘くて生臭い臭いがあります。下痢便の量は1日10リットルないし数十リットルに及ぶことがあり、病期中の下痢便の総量が体重の2倍になることも珍しくありません
>>コレラ菌:米のとぎ汁様下痢便

自分の子供がこんな症状になったらビックリです。
「放射能で子供が~」と言う人が多いですが、同等以上のリスクを彼らに押し付けている訳です。
大したものです。

まあ、所詮海の向こう側の貧乏人の集まりです。
呼吸困難になろうがコレラになろうが、どうでもいい話なのでしょう。
バイオエタノールも食物の価格が釣り上がって飢餓が増えますが、気にしない気にしない。

とまあこんな感じに、単に二酸化炭素が多いとか少ないとか、そういう問題ではないのです。
自分が良ければそれで良い、自分火の粉が飛んできたら怒るが、それ以外はオールOK。だから私は今の自然エネルギー万能論が嫌いなのです。

要するにエゴなのです
ものには長短があるものです。
そこから目を逸らすなんて、私には理解できません。

長くなったので続く…

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人に頼りすぎだ

J-CASTに面白い記事が載っています。
今の政府批判はただの甘えだとか。

「こんな政府ではどうしようもない」という人は多いが、ではどうしたいのか。「ならば政府などには頼らない」という人はめったにいない。「政府は国民のためにもっと働け」という声ばかりが聞こえる。これは、政府に対する依存心が高いことの裏返しだと思う。
>>政府への「不満」の多さは「依存心」の裏返しである

確かに、政治批判が多い割には小さい政府を望む声はありません

このような話は随分前からされていました。
投票率が低く、政治に関心が無い割には、「スウェーデンのような高福祉な国」が理想だとか。
そうしたいのなら、選挙前に文句を言わないと。

理想とするスウェーデンの投票率はめちゃくちゃ高い事で有名です。
それだけ国民が政治に責任を持っているのでしょう。

スウェーデンで学ぶ留学生のblog:Sweden Election (スウェーデンの選挙)

結局自分の責任にはしたくなく、政治を批判して彼らの責任に転化しているだけだと思います。
無責任に選んでおいて、文句だけは一著前。
おいおい。

思うに、政府の役目は、すでに7割は終わっています。
残りは安全保障、治安関係位、後、多少の所得再分配ですかね。

今の政府は社会の状況に対して大きすぎます。
高度成長期のように、一致団結しないと共倒れするような時は兎も角、今はそこまででもありません。

消費税や所得税ももっと下げるべきです。
財源はいっぱいあります。
年金や医療費など削れる部分はいっぱいあります。

アメリカみたいに完全に民でやらせると駄目かもしれませんが、今のように受診した人勝ちみたいな今の制度はやめるべきです。
回数に応じて保険料が上がるとか、民間流のやり方を使っても良いはずです。

現在、電力の自由化発送電の分離が叫ばれていますが、その割には大きい政府を擁護する政治家やマスコミ、国民が多いです。
大体、自由化しないといけない業種はいっぱいあるんですがね。

例えば、JTの株式は未だに50%が政府保有ですし、テレビ局は放送法によって外国人の議決権保有が制限されています。
郵政民営化だって、結局棚上げです。
小泉さんが財政投融資の改革のために行ったのに、結局あまり変わらなかった様です。

財政投融資の仕組み

成長戦略総合研究所:衆議院郵政民営化に関する特別委員会参考人陳述資料

どうも議論がいつもズレているんですよね。
マスコミが悪いのか国民が悪いのか知りませんが、人に頼りすぎなのだと思います。

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大学院に行こうと思う

最近大学全入時代と言われています。
大学にいたとき話題になったのは、「院くらい出ないとだめだよね( ´艸`)プププ」と言う話。

私の場合、物理学科だったため、大学院の進学率は6,70%位とかなり高かったです。
私は大学院行くより就職した方がキャリアも積めるので良いと考え、さっさと就職してしまいました。

しかし、前述の通り、今後は大学出るのは普通の事になるわけです。
学歴にこだわるわけではありませんが、まあ子供に馬鹿にされたくは無いですね。
とりあえず修士くらいは持っていても良い気がします

それに、転職する時にわかったのですが、学歴が意外に重要だと言うこと。
新卒だと学歴は言うほど重視されませんが、転職だと結構見られます
まさか、そんなに尾を引くとは思いませんでした。

まあ学問的知識を得るにも、学歴を積みますためにも、良いと思います。
家で暇してても仕方ありませんし。
費用も、諸々含めるとレクサスが買えそうな位ですが、まあいいでしょう。

どんな車を買っても10年もすれば故障もするでしょうし、新しいのが欲しくなります。
場所もとりますし、維持費もかかります。
しかし知識や人脈は早々陳腐化しません
気を使ったりと面倒なこともあるでしょうが、車なんか買うより、余程効果的で魅力的な投資と言えます。

と言うわけでイソイソ書類作成。
どうなることやら。

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エネルギーの分散① - 想定するのも大変

先日、NHKを見ていて、かなりショックな番組がやっていました。
BSのドキュメンタリーです。

NHKオンデマンド:BS世界のドキュメンタリーシリーズ 想定ドキュメンタリー 迫り来る危機 電磁パルスの脅威に備える ~リーダーのための最新科学~

NHK G Media:電磁パルスの脅威に備える ~リーダーのための最新科学~

この番組は、今日本で話題の"リスクの想定"について考えた番組です。
驚くのは、最先端の技術についてと、それを事前に読み取り、リスクを想定する力です。

電磁パルスは核爆弾を使った時などに発生する、強烈なガンマ線やベータ線を利用した兵器との事です。
ガンマ線はいわゆる放射線の一種で、日本でも今話題になっています。
癌になり易くなるとか、内部被爆して遺伝子が壊れるとか。

しかし、ガンマ線の真価はそんな甘いものでは無い様です。
ガンマ線は強いエネルギーを持っているため、半導体を過電流により破壊したり、送電線を伝って、至る所の変圧器や中継点を破壊するそうです。
このため各地の電源が破壊され、それにぶら下がる普通の家も停電するのだとか。

しかも現代の電力網は、数箇所の発電所から数百数千箇所の消費者が繋がっている為、そこのインフラが切れると、一気に被害が広まってしまうわけです。
ちょうどクラウドのそれと同じですね。

理経済:クラウドコンピューティングを活用する② - プライベートとパブリック

電力がなくなると、電車などの移動手段が麻痺するのは先日証明されました。
車はガソリンなので大丈夫かと思いきや、実際にはガソリンが一気になくなってしまい、こちらも駄目でした。

店舗でも様々な商品が買い溜めされてしまいますし、冷蔵ができなくなると、なま物は全滅です。
飲料とかは直ぐには腐らないでしょうが、こちらも買い溜めや略奪で無くなってしまいます。
政府の備蓄も、どんなに多く用意しても直ぐに無くなり、殆どの人には行き渡らないでしょう。

異常事態になると、人は何をするかわかりません
阪神大震災の時問題になったのは、物資の分配の際に、一人一回までの配給に対して、何度も並んで複数回受け取った人が、かなりの数に上り問題になりました。
こっそり後ろから盗んだ人もいたとか。

キノコの光合成:阪神大震災 優しく逞しい人々

昔ニュースとかでも話題になったのですが、ググっても見つかりませんね。

結局食料や水分などが真っ先に枯渇し、餓死者や難民みたいな人が大量に発生するわけです。
普通に核弾頭を落とすよりも大きな被害を相手に与えられるわけです。

これに加え、半導体を使った製品も全滅します。

半導体に電磁波をあてると、電磁波のエネルギーに応じて電子を出します(光電効果)
電流とは電子の流れですから、この出てきた電子が動くことで電流が発生するわけです。
これを応用したのが太陽光発電です。
(ちなみに、光電効果はアインシュタインが発見し、ノーベル賞を取ったことでも有名です)

図説に関する簡単な開設:2-7. 物質(半導体)と光
静岡県総合教育センター:Ⅵ 太陽電池の基礎実験 PDF

通常は太陽からのエネルギーだけなので、普通の半導体には影響ありませんが、過剰な電磁波が飛んでくると、そこらの半導体も発電していまい、過電流で自滅するわけです。
こうなるとコンピューターは始め、あらゆる電化製品や、新しいタイプの車も動きません。

1980年台以降、エンジンは電子制御が主流のようなので、30年位前から乗っている車なら動くかもしれませんが、多分そんな人は稀でしょう。
物資が届かず、すぐに皆干上がります。

現代の平気は、より効率的に人を殺せるように設計されているのは有名です。
大量破壊兵器というと、広島や長崎のような原爆、超強力な水爆の様なものをイメージしがちですが、現代では過去の兵器なんですね。

OKWave:中性子爆弾について
Wikipedia:中性子爆弾

水爆などはイメージとしてわかりやすいのですが、電磁パルス爆弾のレベルまで来ると、もはやSFの世界です。

しかし確かに起こりうる事です。
「全部想定して原発作れ!」という議論が日本では盛んですが、世界はもっと複雑で様々なリスクを勘案しているようです。

日本は平和ボケしていると言われますが、確かにそうなのかもしれません。
想定の範囲はかなり広大なようです。

続く…
理経済:エネルギーの分散② - エネルギーの長所と短所

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やっぱりもたつく米景気

米国雇用統計が公表されています。
相変わらず調子が悪いみたい。

「かなり厳しい数字だ」とし、「雇用する原動力が多少失われてしまった。個人消費の減速と相まって、雇用ペースの減速がしばらく続くのではとの懸念が生じている」と述べた。
>>5月の米雇用者:5万4000人増に急減速、失業率は9.1%に上昇

案の定、雇用状況の停滞が米景気の頭を抑えているようです。
FRBは経済危機になった時に、大量にお札を刷れば大丈夫だとか言っていましたが、ばら撒いたお金の割には良くならない様です。

日本が景気後退に陥ったとき、多くの"経済通"は日銀がお札を刷らないからだ、みたいな事を、散々言っていました。

日銀はなんで円を刷らないのですか?

日銀は国内からケチョンケチョンに言われていましたし、米国もその点を突っ込んでいました。

それを教訓に、FRBと米政府はお札を刷りまくったようですが、結局言うほどうまくは行かないようです。
お金を刷りまくっているおかげで資源価格が高騰し、消費を抑えると言った悪循環もあるようですし。

お金を刷れば万事解決なんて、甘いものではないと思うんですがね。

理経済:米国が景気回復への第一歩目を踏み出した

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