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エネルギーの分散③ - 結局はバランス

シリーズ後編です。
前回エネルギーの長所短所を書きました。

理経済:エネルギーの分散① - 想定するのも大変
理経済:エネルギーの分散② - エネルギーの長所と短所

石油LNGは海洋環境の破壊が大きいですし、原子力放射能の危険性があります。
水力発電はダムを作るため、河川へもの凄いダメージを与えますし、太陽光は熱収支問題を無視しています。
他の物も多かれ少なかれ問題はあるでしょう。

Wikipedia:連携排砂
理経済:太陽光発電と化石燃料 - 地球の熱収支問題

知りませんでしたが、石炭塵肺だけでなくウラントリウム等の放射性物質を、原発以上に排出するようです。
往々にしてメリットだけ強調され、デメリットについては"安全"と言われたり、そもそも明るみに出なかったりと、陰に隠れてしまいます

WSJ:石炭は核よりも危ない
安全と言えるのか?神鋼石炭火力発電所

結局誰かがどこかでリスクを引き受けているだけで、胡散霧消したりはしないのです。
重要になるのは、どこまでリスクを引き受け、どこからリスクを押し付けるかという事です。
リスクの代償にあわせて利益、あるいは損失の軽減ができる訳です。

今回、自分達を危険から遠ざける為にそのリスクを他に回そうとしています。
まあ、その分お金を払うのですから、良いと言えば良いのですが、それって福島の原発とどう違うのでしょうか?

要するにエゴなんです。
自己中なんです。
口ではそれっぽい事を言っていますが、自分が良ければそれで良い訳です

別に原子力を擁護するつもりはありませんが、事実他国に迷惑をかけているわけですから、その辺りの事は理解してしかるべきだと思います。

生きている以上、それなりに場所も取ればエネルギーも取ります。
だからと言って自殺するわけにもいきません。
ですから、様々なものを最適なポートフォリオに整えねばならない訳です。

エネルギーも然り。
原発は0で他のエネルギーを使う、みたいな1か0かの議論ではなく、たまに出る被害をどの程度引き受けるべきなのかを考えねばいけないのです。
要はバランスです。

今回、エネルギー政策を見直す機運が高まっています。
この国は熱しやすく冷め易いので、いつまで持つかわかりませんが、エネルギーポートフォリオの組み換えを、公平な目で、よくよく考えた方が良さそうです。

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