サウジアラビアまで原油高を懸念
サウジアラビアが現状の原油高を懸念しています。
後2,3割安くてもいいそうです。
サウジアラビアのワリード・ビンタラール王子は29日、原油価格が1バレル=100ドルを超える現状に懸念を示し、同70~80ドルの水準が望ましいとの見方を示した。CNNの番組でのインタビューで語った。
>>サウジ王子、原油価格は「低下が望ましい」と主張
普通に考えれば産油国は石油が高い方が良いはずなのですが、過剰な高値はろくな事にならないと言う事をよく理解しているわけですね。
3年前、原油価格は投機マネーにより値が吊り上りましたが、その後メッキが剥げて価格が急落しました。
OPECはそれに懲りたようで、その後のコメントは随分おとなしくなった感があります。
前は高ければ高い方が良いと言っていましたが、その後は市場より若干低い値を提示しています。
山高く谷深しと言うように、過剰な投機マネーはその後の没落を招きます。
あの時、彼らは随分学んでいるんだなと思いましたが、その教訓は確かに活きているようです。
もともと原油の原価は3~8ドルと言われています。
情報源が森永卓郎なのが不安ですが、まあそんなものでしょう。
オイルサンドも50ドルで完全に採算が取れると言っていましたから、深い地中、海底で、30ドル前後、浅い地中なら10ドル切っても不思議ではありません。
そんな状態ですから、現状の儲かりすぎる状態は、逆に不安なのでしょう。
実際3年前に辛酸を舐めたわけですし。
彼らの動向はとても興味深いです。
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