東電の新人事は火力重視の模様
東京電力が新人事を発表しました。
相変わらず勝俣が会長ですが、株主総会でボコボコにされそうですが、まあ彼は相変わらず後ろに引っ込んでいるのでしょう。
さて、問題は次の人事です。
会見を聞いている限り、清水社長とあまり変わらない感じ。
今回の人事で清水氏や武藤氏は"無給の"顧問に退くそうです。
ホンマかいな。
きっと会社の金で飲み食いするんでしょうね。
昇格したメンバーの経歴を見ると、火力に特化していることがわかります。
新社長はLNGあがり、新副社長はバリバリの火力上がりです。
批判をかわすためなのか、今後の展開を考えたのか、顧問陣に良い思いをさせられる人材だからなのかはわかりませんが、火力比率を高めたのは確かです。
しかし、火力には随分逆風が吹いています。
東京電力:「2011年(平成22年)3月期決算説明会資料」を掲載 PDF
電力料金については相変わらず歯切れが悪いので、どうなるのかはわかりません。
アナリスト向け説明会でも突っ込まれたのでしょうが、多分わからんで通したのでしょう。
東電のコスト原因を見ると、人件費や電力購入費等、平均的に高くなっています。
飛びぬけてどれが高いとも言えませんが、低いとも言えません。
燃料費の削減をどうするかが問題ですね。
あと、その他費用がえらく高い。
火力でやるなら、交渉力とリスクヘッジ力が必要そうです。
新人事だとプラントについては強そうですが、相場感はどうなるんでしょうかね。
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