ソフトバンクが好決算だが
iPhoneでヒットを飛ばしているソフトバンクが好決算を出しているようです。
ソフトバンクの2011年3月期の連結営業利益は6200億円前後と前の期に比べて約3割増えたもようだ。従来予想(6000億円)を上回り、6期連続の最高益になった。米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の人気で携帯電話の契約者が増え、通信料収入が伸びた。
>>ソフトバンク営業益3割増 11年3月期、iPhone寄与
売上、営業利益の数値だけ見ると良さそうに見えるのですが、個人的にはどうしても好きになれない会社なんですよね。
別に孫さんが嫌いだからとかそういう意味ではありません。
財務諸表を見ると、ボーダフォンの買収以来、自己資本比率が常に低空飛行です。
要するにものすごいレバレッジがかかっていると言うわけです。
個人的な目安は自己資本比率33%前後なのですが、ソフトバンクは基本1桁です。
昨年度決算では10%を少し超えましたが、まだ低すぎます。
今期の決算でも12%程度でしょうから、やっぱり低すぎます。
ヒットを飛ばしているうちはいいのですが、健全化する前にブームが去ると痛手です。
自転車操業状態です。
人口縮小中の日本、しかも他のスマートフォンも出揃いました。
さらにSIMフリー化もありますから、今後も楽ではなさそうです。
投資先としては今一な感じがします。
そういえば、以前ソフトバンクについてこんな事を書きましたね。
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