皮肉にも原発の魅力が上がっている
3月11日の地震以来、原発が世界中で非難の的になっています。
果敢に原子力に投資する人達もいますが、全体的には逆風が吹いています。
欧米の機関投資家は抜け目が無いので、原子力売り、火力買いを大量に行い、見る見るうちに価格差が出ています。
結果、火力のコストが高まり原子力のコストが下がっています。
こちら↓はウランの価格と原油の価格です。
青がウランのETF、赤が原油のETFです。
Yahoo!Finance:Global X Uranium ETF (URA)
地震があった3月11日を境に、明らかにウランが売り込まれています。
一方石油はジリ高。
皮肉にも、福島原発騒動を切欠に、原子力のエネルギーコストが急激に下がっているわけです。
また、火力発電にはCO2がつきものです。
原油の価格も上がっていますが、排出権まで連れ高です。
リアルタイムの値は有料なので出せないのですが、現状は17$位です。
原子力の後始末も大変ですが、火力の後始末も彼らのせいで大変になっています。
何か、火力や自然エネルギーにすれば万事解決みたいな議論をしている人がいるようですが、世の中とはそこまで単純ではないようです。
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