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AERAの原発と日本人を読んでいます

最近本屋で見つけたAERA別冊の「原発と日本人」を読んでいます。
時勢柄、原発絡みの本は多いのですが、この本は少々趣が違います

原発と日本人 2011年 5/15号 [雑誌]
原発と日本人 2011年 5/15号 [雑誌]
朝日新聞出版 2011-04-27
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この本の特徴は普通の人にインタビューをしているところです。
「100人の証言」という副題ですが、一般人は7割程度で、他は元県知事や政治家です。
正直この部分は要らなかった気が…。

興味深いのは、東電に対する怨み節は少なく、逆に政府や都民等に対する怒りは大きいようです。
編集者の意図もあるのかもしれませんが、中々面白いです。

原発がある地域には、多額の交付金や電力会社からの固定資産税が入ります。
雇用も生まれる為、地域への貢献度はかなりあります。
単に箱物や役所の給料が高いだけではなく、病院の健康診断が年1回無料だったり、中学校卒業まで医療費が全額無料だったとか

また、クラスの上位3人くらいが東電に入るのが一般的だったらしく、こんな問題が起こるまで憧れの的だったようです。
必然、東電内外には同級生や見知った先輩後輩が多く、責めるに責められないとか。

町の行事には殆ど必ず協賛し、気前良くお金を出してくれたようです。
原発OBやその親族も多数いるようで、まさに城下町だったようで、本文の中には共存や類する言葉がよく出てきます

驚いたのは商工会副会長が「東電社員は福島産品をもっと買ってほしい」としか言っていないこと。
金銭による補償ではなく産品を買って欲しいと言うことは、東電と付き合う気がまだあると言うことなのでしょう。

ニュースだけ見ると、地元民はカンカンで、すぐにでもお金を出せと言っているように見えますが、実際は農家と漁師位しか補償なんて言っていないんですね。
何だかんだでお互い寄り添っていた事は、彼ら自身良くわかっている様です。
偏向報道じゃん。

逆に批判が集中するのは都民と政府。
何の情報公開も無いまま、また説明も無く追い出され、一時帰宅も許されないので憤りを感じるとか。

また、今まで自分達が作っていた電気を散々使っていたくせに、こういう事態になると批判ばかり
そして買い物に行ったりすると、露骨な差別をしてくる東京周辺の人々にお怒りのようです。

例えば、「東京の服屋で商品を見ていたら、突然出身地を聞かれた。忘れ物があってお店に戻ったら、店員がマスク姿で触った服をビニールに入れてた」とか、「お前らのせいで停電もするし放射能も出るし、いい迷惑だ」と愚痴られたりとか。

どこの馬鹿が言ったのか知りませんが、日本のこういう所が大嫌いです。
鳥インフルエンザが問題視された時、修学旅行で海外に行っていた生徒達に対し、病原菌は帰ってくるなみたいな事を言われていましたが、精神年齢がどうも低く、感情的な面がよく出るんですよね。
いい国なんですが、こういうところは直したいものです。

風評被害は政府とメディアと馬鹿がタッグを組んで作り上げたものの様です。
国税ではなく、電気料金の値上げで対応する方が、リスクとリターンと言う意味であっているのかもしれませんね。

100人の証言意外にも放射能QAとかもあるので、中々面白いです。
お勧め。

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